皆さま、おばんです!

 

いよいよ今年も残すところ2週間余りになってしまいました。

個人的な話ですが、冬という季節がとても苦手なのです。

寒い・冷たいのが嫌なのが何よりもの理由ですが、

大好きな駅巡りも積雪が駅を覆ってしまって、

なかなか出来ない状況が続きますからね。

 

そんなことで今年の年末年始は、

地元・仙台よりも南側を巡っちゃいますよ。

行く先は新潟・長野なんですけど…なにか?

 

今回は、こちらの駅のことを書かせていただきます。d11190/陸羽東線・東大崎駅

陸羽東線・東大崎(ひがしおおさき)駅です!

昭和30年2月に開業した駅でした。

 

西古川駅・西大崎駅を両隣りに持つ駅で、

なぜ、「西」が付く駅の中に「東」大崎駅があるのか悩んだのですが、

どうでもいい話なのかもしれません。d11193/陸羽東線・東大崎駅

 

東大崎駅は単式ホームがあるだけの無人駅です。d11191/陸羽東線・東大崎駅d11194/陸羽東線・東大崎駅

一見、田んぼに囲まれているだけの、変哲も無さそうな駅ですが、

陸羽東線の駅としては、ある理由からとても意義ある存在だったのです。

 

の理由ですが…d11196/陸羽東線・東大崎駅

東大崎駅が開業した昭和30年。

陸羽東線に気動車が走り始めた年なのでした。

 

気動車、いわゆるディーゼルカーのことなのですけど、

日本での気動車の歴史は意外と浅く、

本格的な量産形式は昭和28年に登場したキハ10系が最初でした。c04063

こちらは国鉄キハ10系の残党、南部縦貫鉄道のキハ104(旧・国鉄キハ10 45)でした。

 

気動車は客車列車と違い、機関車の付け替えが必要ないために、

区間列車が多く設定されている線区には大変有利で、

あっという間に全国の非電化ローカル線に広まりましたの。

 

陸羽東線も昭和30年から、

キハ10系による気動車列車の運行が開始されたのですが、

気動車の機動性の良さを活かした

新たな停留所タイプの駅のテストパターンとして開業したのが、

この東大崎駅だったのですよね。
d11192/陸羽東線・東大崎駅

東大崎駅開業後の実績ははなかなか好調で、

結果的に陸羽東線にはその後、

陸前谷地駅、塚目駅、西大崎駅、上野目駅といった、

同様の停留所タイプの駅が誕生するきっかけになったわけです。

 

余談ですが、キハ10系は大好評の中で量産が続けられ、

昭和28年から32年のわずか4年で700両を越す大所帯となりました。

しかしその後は、第2世代量産形式のキハ20系に追われることになり、

昭和56年に全ての形式が廃車されちゃったのですよ。

(改造形式・私鉄譲渡車を除く)

そんなキハ10系、最後の2両は小牛田区に籍を置いたキハ17でした。

ここ、陸羽東線で運用されていた車両だったみたいですね

 

最後は、東大崎駅前にある国鉄ちっくな水飲み場。
d11195/陸羽東線・東大崎駅

駅ファンはこんなモノにも萌えるのですよ。

えっ、それって自分だけ?


訪問駅リスト(JR線)
陸羽東線

↑(小牛田駅)

北浦駅(平成24年9月15日)

陸前谷地駅(平成26年1月4日)

古川駅(平成27年6月11日)前編後編

塚目駅(平成27年3月21日)

西古川駅(平成24年5月17日)

東大崎駅(平成25年11月3日)

西大崎駅(平成24年5月17日)

岩出山駅(平成24年5月17日)

有備館駅(平成25年5月6日)

上野目駅(平成26年1月4日)

池月駅(平成26年1月4日)

川渡温泉駅(平成26年5月25日)

鳴子御殿湯駅(平成26年1月4日)

鳴子温泉駅(平成26年1月4日)

中山平温泉駅(平成23年8月7日)

堺田駅(平成22年5月29日)

赤倉温泉駅(平成26年5月25日)

立小路駅(平成26年5月25日)

最上駅(平成26年5月25日)

大堀駅(平成26年5月25日)

鵜杉駅(平成26年5月25日)

瀬見温泉駅(平成26年5月25日)

東長沢駅(平成26年5月25日)

長沢駅(平成26年5月25日)

南新庄駅(平成26年5月25日)

↓(新庄駅)

 

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