皆さま、おばんです!
いよいよ今年も残すところ2週間余りになってしまいました。
個人的な話ですが、冬という季節がとても苦手なのです。
寒い・冷たいのが嫌なのが何よりもの理由ですが、
大好きな駅巡りも積雪が駅を覆ってしまって、
なかなか出来ない状況が続きますからね。
そんなことで今年の年末年始は、
地元・仙台よりも南側を巡っちゃいますよ。
行く先は新潟・長野なんですけど…なにか?
陸羽東線・東大崎(ひがしおおさき)駅です!
昭和30年2月に開業した駅でした。
西古川駅・西大崎駅を両隣りに持つ駅で、
なぜ、「西」が付く駅の中に「東」大崎駅があるのか悩んだのですが、
一見、田んぼに囲まれているだけの、変哲も無さそうな駅ですが、
陸羽東線の駅としては、ある理由からとても意義ある存在だったのです。
東大崎駅が開業した昭和30年。
陸羽東線に気動車が走り始めた年なのでした。
気動車、いわゆるディーゼルカーのことなのですけど、
日本での気動車の歴史は意外と浅く、
本格的な量産形式は昭和28年に登場したキハ10系が最初でした。
こちらは国鉄キハ10系の残党、南部縦貫鉄道のキハ104(旧・国鉄キハ10 45)でした。
気動車は客車列車と違い、機関車の付け替えが必要ないために、
区間列車が多く設定されている線区には大変有利で、
あっという間に全国の非電化ローカル線に広まりましたの。
陸羽東線も昭和30年から、
キハ10系による気動車列車の運行が開始されたのですが、
気動車の機動性の良さを活かした
新たな停留所タイプの駅のテストパターンとして開業したのが、
東大崎駅開業後の実績ははなかなか好調で、
結果的に陸羽東線にはその後、
陸前谷地駅、塚目駅、西大崎駅、上野目駅といった、
同様の停留所タイプの駅が誕生するきっかけになったわけです。
余談ですが、キハ10系は大好評の中で量産が続けられ、
昭和28年から32年のわずか4年で700両を越す大所帯となりました。
しかしその後は、第2世代量産形式のキハ20系に追われることになり、
昭和56年に全ての形式が廃車されちゃったのですよ。
(改造形式・私鉄譲渡車を除く)
そんなキハ10系、最後の2両は小牛田区に籍を置いたキハ17でした。
ここ、陸羽東線で運用されていた車両だったみたいですね。
駅ファンはこんなモノにも萌えるのですよ。
えっ、それって自分だけ?
訪問駅リスト(JR線)
陸羽東線
↑(小牛田駅)
北浦駅(平成24年9月15日)
東大崎駅(平成25年11月3日)
↓(新庄駅)