皆さま、おはようございます!
仙台駅と新庄駅を結ぶリゾート列車・リゾートみのり号。
指定席券だけで乗れる快速列車なので、よく利用してました。
陸羽東線の、宮城県と山形県の県境辺りに、車窓から
自分が旅する時は、いつも悪天候…
陸羽東線・中山平温泉(なかやまだいらおんせん)駅です!
陸羽東線が全通した昭和6年に開業した駅でした。
中山平温泉郷のど真ん中にある中山平温泉駅、
もともとは「中山平」という駅名でしたが、
駅前には、観光客の送迎や貨物輸送の荷役で賑わっていた頃を彷彿させる、
広めの広場があります。
かつては当駅始発着の列車も運行されていたようですが、
昭和58年の陸羽東線CTC化によって
折り返し駅がお隣の堺田駅に変更され、合わせて無人駅化、
現在のちっちゃな駅舎に変わってしまったとか。
味もそっけもない感じの中山平温泉駅の駅舎でしたが、
平成23年に催された
宮城ディスティネーション・キャンペーンのタイミングに改装、
現在は棒線駅化されてしまった中山平温泉駅ですが、
先にも書いた通り、
中山平温泉駅は昭和58年以前は列車の行き違いが出来る構造でして、
このホームも島式ホームだったのです。
ホームの先端から見えるY字分岐の遺構やホームの形状も、
その面影をしっかりと残しておりましたよ。
そうそう、冒頭に書いた駅前の蒸気機関車ですが、
C58 356号機。
生涯のほとんどを盛岡機関区で活躍したカマで、
主に釜石線や山田線で運用されたんだそうです。
のちに小牛田区に転属され、晩年を陸羽東線で過ごしたんだとか。
剥がれ落ちた灯火類や退色した車体がなんとも痛々しい感じで。
同じ時期に製造されたC58の中には
354号機(利府森郷公園)や365号機(仙台新幹線総合車両センター)など、
近所に保存されているものも多いのです。
そういえば秩父鉄道のパレオエクスプレスで運行中の363号機、
あれこそが生涯を陸羽東線で過ごしたカマだったのですよね。
最近はリバイバル運行でD51がよく走りますが、
C58の姿も見たみたいと思う次第。
温泉目当てで鳴子温泉駅に下車する方も多いですが、
風情という点では中山平温泉駅も、いい勝負だと思いますよ。
訪問駅リスト(JR線)
陸羽東線
↑(小牛田駅)
中山平温泉駅(平成23年8月7日)
↓(新庄駅)