このコーナーでは、私が東海道五十三次を
京都から江戸(東京)に向かって、
ちびちびと歩いている記録を、
文と写真でつづっています。
=
これまでの旅の記録は、
この記事の一番最後の一覧からどうぞ!
三
ちょい和・東海道編です!
今回は土山(つちやま・滋賀県)宿を出発して
坂下宿までを歩きます。
写真が多いので前編と後編の2回に分けてお送りします。
~
まずは移動ルートを確認しましょう
< 前編のおおまかな流れ >
①土山宿本陣跡(出発)
②高札場(こうさつば)・海道橋
③蟹坂(かにさか)古戦場跡
④大高(おおたか)源吾句碑
➄山中一里塚公園
⑥十楽寺
では、本編をど〜ぞ
日時:4月16日(日) 天気:
今回の出発地点は、前回も登場している
土山宿本陣跡です。
ただ今の時刻は、 9:25。
旧東海道を、江戸に向かって歩きます。
〜〜
前回、訪問した伝馬館の軒先に桜の木が。
前回、訪問した扇屋の軒先には・・・
こいのぼりが泳いでます!
田村神社の手前、道の駅の脇にも
桜がキレイに咲いていました
前回の散策で田村神社を紹介した際に
書き忘れていましたが、「日本のゴッホ」と
言われた山下清氏も、実は放浪中に
田村神社を描かれていました。
話をちょっといい和に戻しまして・・・
陸橋で国道1号線を渡り、
田村神社の二の鳥居の前でストップ。
少し右に顔を向けると・・・
高札場跡の石碑と案内板を発見。
横の田村川を渡る人は通行料を払う必要がありました。
(毎日川を渡る必要がある近村住民と武家の家族、
幕府の用で通行する人は無料)
ここから右を向いて少し歩くと
海道(かいどう)橋があります。
この橋は、広重の「春の雨」に描かれた木橋(田村永代橋)を、
再現したモノ。(平成17年竣工)
歌川広重「東海道五十三次の内・土山」
(著作権フリー素材使用)
蟹坂古戦場跡碑(下部中央)と桜。
昔(1542年)、この辺りで合戦があったそうで・・
風で花びらが舞って、キレイです。
ガイドブックの地図を頼りに、足を進めます。
だんだん坂道になってきました。
猪鼻(いのはな)村と刻まれた石碑を発見。
道路を挟んで向こう側には「金比羅神社」と
書かれた看板が見えました。
一瞬、行こうかと悩みましたが、この後の
スケジュールや体力など総合判断した上で、
断念。
体力を温存しておくことにしました。
明治天皇聖蹟碑と旅籠屋跡の石碑。
後ろにチラッと映ってる蔵も、気になる。
も少し歩くと見えてきたのが
臨済宗東福寺派の浄福寺。
10:27到着、出発からちょうど4km。
門前に句碑がありました。
「いの花や 早稲のもまるゝ 山筏(やまお)ろし」 と
刻まれています。
赤穂浪士の一人の大高源吾氏が詠んだ句。
少し進むと、再び国道1号線に合流
道路脇(写真左端)にあった桜の木々が、
旅の疲れをいやしてくれます。
四日市まで42km、亀山まで20km。
次のチェックポイントの
山中の一里塚公園に到着~
ちょいとイスに座って、水分補給。
鈴鹿馬子唄(まごうた)の碑もありました。
さらに10分ほど歩いた所には
「東海道 山中」と刻まれた石碑と燈籠。
プラス
これも山中集落にあった石碑。
となりの松の木も一緒に記念撮影。
パチリ!
「坂は照るてる 鈴鹿はくもる
あいの土山 雨が降る」
と刻まれています。
(鈴鹿馬子唄より)
手元のガイドマップに目を向け、
次のチェックポイントを確認しますと
載っていたのは十楽寺というお寺。
十楽寺には阿弥陀如来坐像があり、
湖国甲賀三大佛と呼ばれているそうです。
三大佛に祈願すると、現在、過去、未来の安穏が
叶うと言われています。
・・・てコトで、行ってみることに。
お寺の前にあった看板
出発から6.15km、
経過時間は1時間32分。
こちらが十楽寺の入口。
静か〜に中へ入ります。
周囲を見ても、お墓しか見つからず。
突き当たりの建物の入口の戸が閉まっていて
何やら貼り紙がしてありました。
推測しますと「用がある人は事務所に声をかけて下さい」
と書いてある感じでした。
この後、喪服を着た人が3人ほど来られました。
なんか法事の様な雰囲気でしたので、
仏像の参拝は断念する事にしました。
「甲賀三大佛」と書かれた宣伝ポスターが壁に貼られていました。
このポスター、カッコいいですね〜
黒の背景に仏像の金色が映えてます。
この後、東海道にもどり、旅を続けました。
後編につづく・・・
ポチッとプリーズ!
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<ちょっといい和 ~東海道編~>
これまでの道程
Take.15 < 東海道編 1 >
・・・三条大橋周辺散策
Take.21 < 東海道編 2 >
・・・三条大橋→大津(前編)
Take.22 < 東海道編 3 >
・・・三条大橋→大津(後編)
Take.23 < 東海道編4 >
・・・大津宿周辺散策(前編)
Take.24 < 東海道編5 >
・・・大津宿周辺散策(後編)
Take.25 < 東海道編6 >
・・・大津宿→草津宿(前編)
Take.26 < 東海道編7 >
・・・大津宿→草津宿(後編)
Take.28 < 東海道編8 >
・・・草津宿周辺散策(前編)
Take.29 < 東海道編9 >
・・・草津宿周辺散策(後編)
Take.32 < 東海道編10 >
・・・草津宿→石部宿(前編)
Take.33 < 東海道編11 >
・・・草津宿→石部宿(後編)
Take.38 < 東海道編12 >
・・・石部宿周辺散策(前編)
Take.39 < 東海道編13 >
・・・石部宿周辺散策(後編)
Take.40 < 東海道編14 >
・・・石部宿→水口宿(前編)
Take.41 < 東海道編15 >
・・・石部宿→水口宿(後編)
Take.42 < 東海道編16 >
・・・水口宿周辺散策(前編)
Take.42 < 東海道編17 >
・・・水口宿周辺散策(後編)
Take.45 < 東海道編18 >
・・・水口宿→土山宿(前編)
Take.46 < 東海道編19 >
・・・水口宿→土山宿(後編)
Take.48 < 東海道編20 >
・・・土山宿周辺散策(前編)
Take.49 < 東海道編21 >
・・・土山宿周辺散策(後編)