このコーナーでは、
私が東海道五十三次を
京都から江戸(東京)に向かって、
ちびちびと歩いている記録を、
文と写真でつづっています。
=
これまでの旅の記録は、この記事の一番最後の一覧からどうぞ!
三
ども~~~~~~~~~
ちょい和・東海道編、今回は、
石部宿→水口宿ウォークの後編です。
まずは、移動ルートを地図で確認
< 後編のおおまかな流れ >
①JR三雲(みくも)駅出発
↓
②天保(てんぽう)義民の碑
↓
③東海道・横田渡(わたし)常夜燈
↓
④「北脇縄手と松並木」の碑
↓
➄お土産購入
↓
⑥近江鉄道・水口石橋駅
では、後編をど〜ぞ
日時:10月6日 天気:
後編はJR三雲駅からスタートです。
入口の上に「三雲驛(えき)」と書かれた木の看板がありました。
持っていたビタミン・ウォーターを数口飲み、2分ほど休憩してから
12:25に出発です!
駅を出てから右手方向、線路沿いに、5分ほど歩きます。
~~~~~~
すると・・・
三雲横田常夜燈がありました。
横田の渡しは、東海道十三の渡しの1つ。
川の流れが激しく、難所の一つに数えられる横田の渡し場です。
江戸時代、ここから対岸の常夜燈があるあたりに、渇水期の10月から2月は仮橋が架けられ、増水期の3月から9月は船渡し(有料)が行き来していました。
そして、すぐ近くにある草津線の踏切を渡り、
少し小高い丘のような所を、登っていったところに
「天保義民之碑」と刻まれた碑がありました。
天保時代、幕府による過酷な検地にあっていた野洲(やす)郡・粟田(あわた)郡・甲賀(こうか)郡の農民たちは、一揆(いっき)を起こしました。
結果、農民たちは多くの犠牲と引き換えに 『検地十万日延期』の証文を勝ち取りました。
その時に亡くなられた多くの人たちを弔うために、明治31年にこの碑が建てられました
再び、JR三雲駅前に戻り、野洲川を渡るための橋に向かいます。
野洲川に架かる横田橋の上で・・・
以前に行った、石部宿の資料館や観光案内所で入手した地図、五十三次に関するガイドブックを見ながら、そして、周囲の景色も見ながら、歩くこと約10分。
上の写真で説明すると、この橋を右から左に向けて渡った後に、右手側に方向を変えて歩いて行きました。
すると・・・
「ようこそ」の文字はありませんが・・
もうすぐ水口宿に差し掛かる事が、
なんとなく分かりますね。
二股に分かれた道の右側の方に足を進めると、見えてくるのが
東海道横田渡の常夜燈と史跡公園。
入口のそばに、東海道横田渡についての説明板があります。
この横田常夜燈は、東海道にある常夜燈の中でも、最大規模のものです。
横田橋の歴史ついての説明が書かれています。
先ほど川を渡ってきた橋が、現在の横田橋。
江戸時代には、このあたりから、斜め向かい(この写真で見ると、真上の方向)の三雲横田常夜燈の方に、明治時代に仮橋がかけられていて、それがのちに現在の場所に移されました。
すぐ近くには、一里塚跡もありました。
さりげなくたたずむ道標。
田んぼの片隅に「北脇縄手と松並木」と刻まれた碑が。
江戸時代、このあたりは東海道が一直線にのびていて北脇縄手(なわて)と呼ばれていたそうです。
ちなみに縄手(畷)とは、田んぼの中の道という意味。
以前は曲がりくねっていた旧伊勢大路を廃し、江戸時代にまっすぐな道(東海道)に整備し直しました。
東海道の両側は土手になっていて、松並木がありました。
往来する旅人は、松の木の木陰で休んで旅の疲れを癒した、と言われています。
この辺りは・・・
特別に何かあるってワケでもないみたいで・・・・
平和な景色を眺めつつ、色々と考えながら歩いておりました。
その「考えていたこと」の1つが、
「職場に持っていけるような、ちょうど良いお土産がないかな?」と
手元のスマホで探したところ、
「コレ、いいんじゃないの?」と思う物が見つかりました。
詳しくは、のちほど。
・・・といった事を考えながら歩いているうちに
林口一里塚跡(写真左端の小さいの)に到着。
一里塚跡のすぐ隣にあった五十鈴神社
この神社の手前にある道は、旧・東海道となっています。
・・で、この先の道で、ちょっと寄り道をしました。
少し前に書いてました、お土産を買うために。
お店のホームページに載っていた地図を頼りに、歩くこと約10分
なんとか見つけられました!
御菓子司「大彌 (だいや) 」さん。
色んなお菓子を販売されているようですが、今回のお土産として私が目をつけたのは、これです
その名も、銘菓「みなくち」
栗、黄身あんなど、全部で5種類の味があるおまんじゅうです。
優しい甘さの、おいしいお菓子でした。
再び、旧東海道に戻り、ゴールまでの残りわずかな道のりを進みます。
三三
まもなく見えて来たのは・・・
甲賀市ひと・まち街道交流館。
天気のいい日には、白壁の建物は映えますね〜
今度、水口宿周辺散策をする時に、立ち寄ってみようと思います。
そんなこんなで、今回の旅の終点
近江鉄道・水口石橋駅に到着しました!
電車が来るまで、15分ほどあるみたいです。
先ほど、お土産を買った店の近くにコンビニがあったんで、菓子パンと飲み物を買っておきました。
ホームには、幸い誰もいなかったんで、少し遅めの昼食を、電車が来るまでの10分強で頂きました。
米原方面から電車が来ました
いしだみつにゃんとしまさこにゃん号。
これに乗って、終点の貴生川 (きぶかわ)に向かい、JR草津線に乗り換えました。
三_______
以上、石部宿→水口宿ウォークでした。
次回は、水口宿を散策予定です。
ここまでご覧くださり、ありがとうございました
《 前編+後編のおさらい 》
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<ちょっといい和 ~東海道編~>
これまでの道程
Take.15 < 東海道編 1 >
・・・三条大橋周辺散策
Take.21 < 東海道編 2 >
・・・三条大橋→大津(前編)
Take.22 < 東海道編 3 >
・・・三条大橋→大津(後編)
Take.23 < 東海道編4 >
・・・大津宿周辺散策(前編)
Take.24 < 東海道編5 >
・・・大津宿周辺散策(後編)
Take.25 < 東海道編6 >
・・・大津宿→草津宿(前編)
Take.26 < 東海道編7 >
・・・大津宿→草津宿(後編)
Take.28 < 東海道編8 >
・・・草津宿周辺散策(前編)
Take.29 < 東海道編9 >
・・・草津宿周辺散策(後編)
Take.32 < 東海道編10 >
・・・草津宿→石部宿(前編)
Take.33 < 東海道編11 >
・・・草津宿→石部宿(後編)
Take.38 < 東海道編12 >
・・・石部宿周辺散策(前編)
Take.39 < 東海道編13 >
・・・石部宿周辺散策(後編)
Take.40 < 東海道編14 >
・・・石部宿→水口宿(前編)