「幽霊を見た！]というのも地磁気の変化か?

「幽霊を見た！]というのも地磁気の変化か?

地磁気の活動が人体に大きな影響を与えることはおわかりいただけたと思うが'人間の器官の中でもと-に脳はその影響をダイレクトに受けるといわれる。

地球は'磁場線が両端から始まって'中央で放射状に広がっている棒磁石のようなものと考えてよいだろう。

現在地磁気は北極へ南極付近では約0・6ガウス'その他の地域では平均的には約0・4ガウスほどである。

この地磁気の変化が脳の活動に影響を与えることは'容易に想像できる。

なぜなら脳の神経細胞活動は電気反応に依存しているからだ。

脳は神経細胞の集合体であり'無数の神経細胞がシプナスで繋がり電気信号で情報を伝えあっている。

地磁気の変化が脳の活動に影響を与える一例を挙げてみよう。

磁場変化が頻繁に起こるよ-な場所では'幻覚作用を起こすことがあると指摘されている。

これは感覚神経の神経活動が乱されるためであり'実体のない閃光が見えたりするのは'磁場の変動によって鼓膜に弱い電流が誘導され光の強さの違いを感知する細胞に作用し、この神経細胞に活動電位を起こさせ'その信号が脳に伝わるためだ。

最近ではこの領域の研究が進みたとえば〝霊が見えた″などという心霊現象のケースの多-が'磁場の変化によるものと専門家はとらえている。

また、地磁気の変化によっては'頭痛・頭重感・疲労感・不眠症・イライラ・不安感等の心身の症状として現れることも考えられる。

たとえば地震の地殻変動による低周波磁場の影響を受け動物がけいれんを起こしたり異常行動をとることは'すでに大阪大学理学部宇宙地球学科の池谷元伺教授の実験で証明されている。

アメ-カでは'ペットだけでなく家畜も'震災による磁場の変動を敏感に感知し'異常行動をとることも確認されているという。

また'ドイツでは振動医学が発達し確立されているという。

もっとも重要なものがジオパシック・ストレス(地球放射線)とい-ものだ。

これは地下水脈・断層・地面の亀裂・洞穴などは固有の振動を持っていてへその強さに応じて人間や動植物に負荷をかける形で影響を及ぼしているという考え方だ。

これら断層などは刺激帯と呼ばれへ地下で重なりあって層を成している所では'身体の異常が顕著に現れるのだとい-。

とくに日本の場合には地震が多-'地下内部では断層や亀裂が無数に生じていることは想像に難くないし'また四方を海で囲まれ多雨の日本では'地面に流れている水が地表に入り水脈となる。

これらが地上に暮らす人々に対して'医学的にマイナスの影響を及ぼしているのは間違いない。