2012年地球は滅亡する!/並木 伸一郎
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2012年の太陽は'中位極大期(グランド極大期)を超越する極大期に入る!


地球に大激変をもたらす2012年の太陽活動


この西暦2012年を太陽活動という点から考えると'短期的な極大期にあたる.

つまり'約11年ごとの黒点数の変動サイクルの極大期にあたるのだ。

現在の太陽活動は,9世紀末から13世紀末まで続いた中世極大期(グランド極大期)をしのぐ規模の極大期に入りつつあり、それが2012年あたりを境にピークに至るという予測がある。


そして,アメリカの「大気圏研究センター」の研究チームによると'次の極大期は'従来よりも 20-50パーセントも強力な'過去最大級の太陽活動が発生するという。


つまり現在、この極大期に向かって太陽活動は未曾有の規模で激化しつつあるのだ!


そして最近、この太陽活動の激化こそ異常気象の原因であり'地球温暖化の元凶だという学者の意見さえ出ている。


「コロラド大学の研究者の言によれば'次の太陽活動は過去50年間で最も活発なものとなる」 


これは、2006年8月15日発表のNASA(アメリカ航空宇宙局) のコメントである。


太陽に関する研究の歴史は長く、その過程でさまざまな事実が明らかになっている。


たとえば11年ごとに訪れる太陽サイクルの発見もそのひとつだ 


2005年は'近年で最多の太陽黒点が発見された年だった。


その後,黒点の数は減少し'規模も小さくなっていき'2005年は黒点活動が最も低調な年となった。


 2005年は前のサイクルが終わりを告げるとともに、新しいサイクルが始まった年でもある。


そして、2010年から2012年にかけて,再び黒点活動のピークがやってるのだ。


それも紀元後最大の規模でである。


太陽の活動の活発時には強力な太陽フレア (太陽表面の爆発) が起き,それによって太陽風が時速100万キロ以上のスピードで太陽系を吹き抜ける。


太陽フレアの熱量は'強力な爆薬100万メガトン分。

あえてたとえるなら,ヒロシマ級原子爆弾の-千万個分の熱量に匹敵する。


前回の太陽活動低調期には'過去最多の黒点が観測された。

活動が不活発なはずの時期に多くの黒点が生まれた理由はわからない。

だが'黒点の絶対数が多いということは、放出される太陽フレアの絶対量も増加する。


前回の太陽活動低調期における太陽フレアの放出量は'〟Ⅹクラス″という最大級の量だった。


実は、最も静かなはずの時期に、 Xクラスの太陽フレア放出が観測されること自体異常なのだ。


果たして、次の太陽活動のピークは'ずば抜けて強力なものとなるのだろうか?


2006年7月31日,太陽の南半球にある小さな黒点に磁性の変化が起きたことが確認された。


アラバマ州パンツビルにあるNASAマーシャル宇宙飛行センター,太陽物理学チームのリーダーを務める宇宙物理学者デビッド・ハサウェイ博士は,この変化に注目した。


20年以上の研究歴を持つベテランのハサウェイ博士は'サイクルが12回繰り返された後に黒点の両極化が起きる可能性を視野に入れていたからだ。


太陽の北半球では'すべての黒点が南から北に向かって並んでいる。


一方南半球においてはその道で'北から南に向かっている。


過去10年間で起きた太陽活動のピーク時における黒点の状態は'こうしたものだった。


解説1:現在の太陽は、再び極大期に入りつつある。





画像 第2章 暗号 008-図1


解説2:太陽活動の活発時には、載力なコロナ噴出が起き、時速100万キロ以上の太陽風が吹く。

画像 第2章 暗号 008-図2



次の太陽活動のピークが訪れると、このパターンが逆転する。


北半球の黒点が北から南へと向かいへ南半球の黒点は南から北へと向かって並ぶ。


黒点の移動は地球の気候を変動させるといわれている。


磁性の逆転は'ひとつの活動期が終わり新しい活動が始まるときに必ず起きる現象だ。


同年7月3 1日に観測された黒点の磁性変化は、その新しい太陽活力期の到来を告げるものかもしれない。


磁性の逆転という状態は、太陽の磁極が南から北へと〟後退する〟ということだ。


この小さな変化が'巨大な太陽嵐の前触れである可能性は否めない。


それも数十年に1度という規模のものだ。


黒点の数と太陽フレアの放出量も増加し'危険な〟陽子の嵐〟が宇宙空間で吹き荒れるのだ。