幻視者たちの深層意識はどこかでつながっているようです。
ノストラダムスが言うように幻視者たちに見える時間軸の上には、けっして変えられない歴史的な事件や人物で、特に神秘・心霊的な働きかけが大きいものは誰にも見えるようです。
人類史はじまって以来の二人目の反キリストにして、破壊者=ヒトラーはどの予言を見ていても必ず出てきます。
また、文明とのかかわりあいで最も謎に満ちながらも、現代にも匹敵する、あるいは凌駕する文明を持っていたマヤ。
その最大のチラム・バラム=最高位の予言者がつげたものに2012年の記述があり、他の予言ともスケジュールが重なってくる。
- 2012年地球は滅亡する!/並木 伸一郎
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時の循環を基本にしていたマヤの暦法
-2種類の時問単位とは!?
マヤ人たちは、〝時の循環″を基本に人類史の周期を示していた。
つまり、時間は一方的に流れていくものではない。過ぎ去った時の流れは、やがて元へ還ってくるという概念を持っていたのである。
彼らの循環的時間単位とは、次のようなものだ。
・1キン(1日)
・1ウィナル(20日)
・1トゥン(360日=18ウィナル)
・1カトゥン(7200日=20トゥン)
・1パクトゥン(14万4000日=20カトゥン)
これらの循環的な時間単位を基にして'直線的な時間の考えが2種類あった。
ひとつはカトゥンを単位としマヤの聖数「13」でひとくくりとする「短期計算法」。
これは[7200日×13でおよそ256年を周期と考える。
もうひとつはパクトゥンを単位としへそれが1 3個集まった「長期計算法」で'およそ5128年を1周期とするものだ。
これが'マヤ人たちが歴史を見るための〟年表″の「5000年周期説」である。
5000年周期説--。
古代マヤの予言書に『クワウティトラン年代記』というものがあり'「第5の太陽の時代」というのが紀元前3113年から始まったと記されている。
そして,人類の歴史は,この「第5の太陽の時代」の終鳶とともに終わるというのだ。
つまり'マヤ人たちは'紀元前3113年から5128年が経過すると'ひとつの時代が〟終わりを告げる=滅びる″と予言しているのである。
では5128年目とは一体いつなのか?
マヤの予言者は、歴史的な事件を予知してきた
古代マヤ人は、『チラム・バラムの予言』という聖なる書物を残している。
チラム・バラムとは'最高位の予言者に与えられた称号である。
この書物には'歴代のチラム・バラムが告げた予言が記されている。
たとえば、9世紀の予言者ナワトは、アメリカ大陸への白人上陸を予言している。
「--カトゥン4アハウの年それは大激変が起きる時。
(中略)人々が苦しむのは'いつもこのカトゥンの時である。
(中略)カトゥン2アハウの-ベンの年。
白い肌をして髪を長ひげ-伸ばして赤い髭を生やした神の名を名乗る者たちが'東方の海よりやって来るだろう」
このカトゥン4アハウの年とは'西暦1481年から西暦1500年の間の期間を意味する。
そしてカトゥン2アハウの1ベンの年とは'西暦1519年のことだ。
まず、コロンブスがアメリカ大陸に到達したのは'まさしくカトゥン4アハウの中間である1492年。
次いで〟白い肌で長髪赤髭″のスペイン艦隊が〟キリスト教の布教〟を名目に'アステカ帝国に攻め込んだのが'2アハウの1ベンの年である1519年。
予言者ナワトは、これらを予言し'見事に的中させているのである。
もちろんこれ以外にも歴史的な事件・事象を予言し'的中させている。
その一部を紹介すると'
・アメリカ合衆国独立(1776年)・皇帝ナポレオンの登場と失脚(1804--1815年)
・ヒトラーの台頭(1934年)
・第二次世界大戦勃発(1939年)
・ソビエト連邦崩壊(1991年)
・湾岸戦争勃発(1990年)
などである。
恐るべき的中率を誇る'『チラム・バラムの予言』。
この古代マヤの予言が2012年に人類が滅亡すると告げているのである。
その予言は'あ-までもマヤ暦を利用した技法に基づいたものなのである。