恥ずかしい位飛行機の中で泣いた話し

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こんにちは松本みこです

私の大好きな本を紹介したいのですが

数年前うっかり飛行機の中で読み始めて
恥ずかしい位号泣したのを覚えています。

号泣しながらも
そう言うことか！と点と点が繋がり出して
人生が変化していきました

その本は
「日日是好日」という小説です

お茶を何十年も習いはじめた主人公の典子が

お茶の奥の深さに悩み、人生に悩み

その奥の自由や安堵感に出会い

ここにいるだけでいい

今を生きている

その感覚を取り戻す素晴らしい小説なのですが

一節をシェアしたいと思います

父はよく、酒を呑むと家族に向かって
「わしは、死ぬときは桜のようにぱっと散りたい」
と言っていたのだ。

いつも芝居がかったことを言う人だったから、
私も母も弟も
「また言ってる」
と笑って聞いていたけれど、

父の葬式の日本当にお芝居のフィナーレみたいに
桜がはらはら舞っていた。

火葬場まで来てくれた先生が
「典子ちゃん、桜が悲しい思い出になっちゃたね」
と、つぶやき、私は
「ほんとに、パッと行っちゃった、、、。」
と灰色の煙を見ていた。

人生に起きるできごとは、いつでも「突然」だった。昔も今も・・・。

もしも、前もってわかっていたとしても
人は本当にそうなるまで、

何も心の準備なんかできないのだ。

結局、初めての感情に触れてうろたえ
悲しむことしかできない。

そして、そうなって初めて
自分の失ったものは何だったかに気づくのだ。

でも、いったい、他にどんな生き方ができるだろう？

いつだって、本当にそうなるまで、心の準備なんかできず、
そして時間をかけて少しずつ、

その悲しみに慣れていくしかない人間に・・・。
だからこそ私は強く強く思う。

会いたいと思ったら、会わなければいけない
好きな人がいたらい、好きだと言わなければいけない。
花が咲いたら、祝おう。
恋をしたら、溺れよう。
嬉しかったら、分かち合おう。

幸せなときは、その幸せを抱きしめて
百パーセントかみしめる。
それが人間にできる、あらん限りのことなのだ。

だから大事な人に会えたら、
共に食べ、共に生き、団欒をかみしめる。
一期一会とは、そういうことなんだ・・・。

今書きながらも涙が出そうで魂からわさわさと

感動が蘇ってきます。

号泣しながら私は
ずっと人生を変えたい変えたいと思いながら
幸せはどこにあるんだろうと探していたです

今の貧乏な生活も苦しかったけれど
それ以上に
老後の不安とか未来の不安ばかりで

今を味わっていなかった
今幸せになるために未来や過去に意識を向けて
今を全然味わっていなかった。
だから今不幸だからずっとそれが続いていたんだ
ガーーーーン

本当に何をやっていたんだ私は。。。と
心の底から涙が出てきたのを覚えています

そこから「今」にいる
「我」を手放す

そこをちゃんと意図するようになったんです
そうすると人生が大きく変化していきました。

会いたいと思ったら、会わなければいけない
好きな人がいたらい、好きだと言わなければいけない。
花が咲いたら、祝おう。
恋をしたら、溺れよう。
嬉しかったら、分かち合おう。