愛する魂の冒険者たちへ




胎内記憶(生まれる前の記憶)をテーマにした
「みことちゃんの物語」続きをお届けします。

今回、みことちゃんは、

お空の上にいる白いヒゲのおじさんから、

あなたが「魂の望み」を叶えるのに役に立つ、「すごい方法」を、教えてもらいます。

それをやるだけで、運気がどんどんアップする、というのです。


鍵になるのは「好きっていう気持ち」だと、おじさんは語ります。



そして実は、


この春から初夏に向けて、ますます地球のエネルギーが上がり、


誰もが「お空の上で決めてきたこと」を思い出して「魂の望み」を叶えていきやすくなる、


そんな絶好の流れが訪れている、といいます。


 

〜〜〜


物語の主人公は、10歳の女の子、みことちゃん。

漫画が大好きで、絵を描くのが大好きで、

ご飯とお味噌汁が大好きで、宿題が嫌いな、普通の女の子です。


でも、みことちゃんには、誰にも言えない秘密がありました。

実は、みことちゃんは、

「お空の上にいる、白いヒゲのおじさん」と、内緒話ができるのです。

そして、みことちゃんは、「生まれる前のこと」を覚えているのでした。


*いま、みことちゃんは、持病の「ぜんそく」の発作を起こして

気を失い、「お空の上」にちょっとだけ里帰りしています。

 


~~~

 

 



みことちゃんの物語18

●家族は「魂のお役割」を応援し合うために出会う


お空の上にいる、白いひげのおじさんは、上機嫌で言いました。

「みことちゃんは、ずいぶんはっきり、

『お空の上でママを選んで生まれたこと』を覚えているねえ。



家族ってね、本当に、

お互いの『魂のお役割』を応援し合うために、

約束して、地上で出逢うんだ。



お互いが、「今回の人生、どうしてもこれをやりたい」っていうことを、

やり遂げられるようにね。






じゃあね、一つ、家族でやれる、楽しいゲームを教えてあげる。

これをやるだけで、自分も相手も、魂の望みが叶いやすくなる。

しかも、もっと仲良くなれるし、

運気もアップしていくってゲームなんだ」






「へえ~。ゲーム? ゲームは好きだよ!!」






「名づけて『大好きなこと応援ゲーム』」





「大好きなこと応援ゲーム? どんなことするの?!」







「簡単なんだ。

相手に、大好きなことを聞いてみるっていうゲームだよ。

ママとか、パパとか、お姉ちゃん、お兄ちゃん、


おばあちゃん、おじいちゃんでもいい。

大好きなことは何? って聞いてみるんだよ。

家族だけじゃなくて、友だちとか恋人とか、

大切な人にやってあげても構わない」







「え、なーんだあ。大好きなことを聞くだけ?」







「そうさ。

でもね、ちょっとしたコツがあるんだよ。

その前に、、、

みことちゃん、ママに、ママの大好きなことについて、聞いてみたことあるかい?」






「えー? わざわざ聞いたことはなかったかな」






「そしたら、みことちゃんは、ママの大好きなことを知ってるかい?」






「うん。そりゃもう、知ってるよ。

えっと~。温泉が好きだよね。

それと、絵本が好きだと思う。

お料理が好きだと思う。

あとは~、、、映画とか?うーん??」







「あらためて聞いたことがなかったら、

お休みの日とかに、ゆっくり聞いてみるといいよ。

大好きな人に、大好きなことを教えてもらうのって、

それだけで楽しいからね。



例えばね、

ママに、



  どんな果物が好き?

  どんな野菜が好き?

  どんな飲み物が好き?

  どんな場所が好き?

  何をするのが好き?



っていう具合に、聞いてみてごらん」






みことちゃんは、ママの顔を思い浮かべました。

なんて答えるでしょうか?






みことちゃんが、ぼやーんと考えていたら、

突然、ママの立体映像が空中に浮かんで、嬉しそうにお話を始めました。



 「そうね、


果物は、桃と、ぶどうが好きよ。

野菜ならトマトが好き。


うーん、飲み物は、白ワインが好きね。

ほうじ茶も好き。ホッとするから。


それと、海が好き。

うーん。いつか川べりで見た、打ち上げ花火も好きかな。


文章を書くのが好き。

最近は、ブログ書くのが楽しいわね。


絵を描くのが好き。

あ、そうそう、英語が大好き。


でもいちばん好きなのは、みことちゃん。子どもたちがだーい好き。

家族みんながニッコリ笑ってる写真を見る時間が好きよ」






立体映像のママは今、輝くような笑顔でしゃべっています。

病気で青ざめていたママの顔色が、良くなっていく気がして、

みことちゃんは、鼻がツンとしました。

 



ママは最後ににっこり笑うと、

 

まるで空気に溶けるように消えて行きました。






「地上に戻ったら、実際に聞いてごらん。

 

みことちゃんのママは、みことちゃんにきっと、

いろいろ、大好きなことを教えてくれると思うよ。

さらっと話すかもしれないけど、

その中には、『ママの魂の願い』が隠れているかもしれない」






白いヒゲのおじさんは、みことちゃんの目の奥をじっと見つめて言いました。






「みことちゃんのママは、ずっと家族のことで苦しんできた。

みことちゃんも知っているね?」





みことちゃんはうなずきました。

みことちゃんのママが、まだ女の子だったころ、

ママのお父さんとお母さんは、喧嘩ばっかりしていたのです。






ママが小さかった頃、楽しみにしていた家族旅行、

大きな川べりで、花火を見た帰りに、

 

電車の中でひどい夫婦喧嘩が始まって、

ママのお母さんだけ、飛び降りるようにして途中下車したのを、

みことちゃんは知っています。

女の子だったママは、その時、小さな弟の小さな手を、

 

ぎゅっと握りしめていました。




「ママはね、小さな頃から、お父さんとお母さんが喧嘩をやめないのは、

 

自分が悪いんじゃないか、自分の力が足りなかったんじゃないかって、

どこかで自分を責めてきた。

そのせいで体調が悪くなるくらいに。

やっと手に入れたはずの今の家族も、

自分の病気が原因で壊れそうだと思っている。


でもね、乗り越えられない試練というものはない。

ママの体験も、ママ自身が、お空の上で選んできたんだ。

ママの魂は、ある時期が来たら、

つらい体験を光に変えて、自分の使命を達成していく。

そのことを、もう決めているんだよ」






 「うんうん、それ、わかるよ・・・

ママは、きっとやるよ。

私だって・・・」





おじさんは深くうなずきました。






「ちょっと難しい話になるかもわからないけれどね。

 

好きなことって、けっこう、奥が深いんだよ。

本当に、人生を捧げてもいいって思えるくらいの大好きなことって、

その人の魂が体験した『もう二度とこういう経験をしたくない!』ってことの反対側に

あったりするんだよね。


誰かがそういう経験をするのは、実は、他の誰かに奉仕する(お役に立つ)ためなんだ。

他の誰かに奉仕することで、魂は成長していくんだよね。



人生で起こる、ひどい出来事の真の意味は、そこにある。

神様があなたを苦しめようとして、起こしたわけじゃないんだよ。


それでね、家族の中で、

 

人生最大の幸せと、人生最大の不幸を体験する人って多いんだ。


家族の中で味わう、ポジティブも、ネガティブも、どちらも贈り物なんだよ。

その贈り物を見つけられるかどうかは、その人自身にかかっている。

その贈り物を見つけた時に、苦しみは終わる。

新しいステージが始まるんだ」

 

 

 

 

 

「おじさんの言ってること、わかるような気もするけど、、、

 

今の私には、ちょっと難しいかも」

 

 

 

 

 

「いつかきっと、ああ、このことかって、わかる日がくるからね。

 

胸のどこかにしまっておくといいよ。



みことちゃんは、

みことちゃんの大切な人が、

何を好きなのか、知ることができる。

みことちゃんは、その人の愛の深さを理解することができるんだ。

その人は、それで報われるんだよ」







「わ、私が、そんな贈り物できるの? ママにも?」







「誰もがいつか、お空の上に還る。

その時、その人が何を好きだったのか、

誰を愛していたのか、知っている人って、

そんなに多くはないものなんだ。

あの人は子どもたちを愛していた、

実は、梅干しが大好きだった、とかね」








「そうか〜・・・」


確かに、みことちゃんが、

あったかいミルクティーを好きなことを知っている人は、

今、地上に何人いるでしょう。








白いヒゲのおじさんが、パチンと指を鳴らすと、

そこに、湯気を立てたミルクティーが現れました。

とってもいい香りです。








「はいどうぞ!」







「うわあーい!ありがとう!」







ミルクティーをすすって、ホッカホカに

 

あたたまっているみことちゃんに、

 

白いひげのおじさんは言いました。






「相手が何を好きなのか知っていれば、

応援してあげることができる。

できる範囲で、何かを手伝ってあげてもいい。

例えば、相手が文章を書くのが好きだったとしたら、

読ませてもらって、感想を伝えるだけでも、

応援になるんだよ。


どんどん好きなことをやってね、

 

とか、

応援してるからね、

 

って言ってあげてもいい」






「わあー、なんか、楽しそうだねえ。わくわくする」






「このゲームの素晴らしいところはねえ。

好きなことについて考えている時、

お互いに、自然と、元気になるんだよ」






「あ、そうかあ。『胸の中に咲いてるお花』が元気になるんだったよね」






「よく覚えてるね!

心や体の調子がよくない人もね、

好きなことについて考えるだけで、生命力が上がるんだよ。

そして、その人が、魂の声を聞いて生き始めると、

奇跡的な形で、病気が治ることだってあるんだ」






 「そうなんだね、、、」


みことちゃんは、

ママが生き生きと「何か」をやっているところが見えた気がして

急にウキウキしてきました。





「あのさ、じゃあ、この『大好きなこと応援ゲーム』のコツって何なの?」





そのとたん、おじさんの目がキラーンと光ったかと思うと、

おじさんは突然、背すじをしゃんと伸ばして、

どこからかホイッスルを取り出して、

 

「ぴーっ!」と、吹き鳴らしました。







「わ!びっくりした!」

みことちゃんは、思わずミルクティーをこぼしてしまいました。







「今から、とっても大事なコツを3つ教えます!

準備はいいかい?」







「は、はい!」

みことちゃんも思わず背すじをしゃんと伸ばしました。







「じゃあ、まず、いっこめ!

 『“好きっていう気持ち”にダメ出ししないこと』

わかったかい?」







「は、はい!」







「相手が、好きなことについてしゃべってるとき、

もし、あれこれ言いたくなっても、くちばし挟まずに、

にこにこ聴いてあげること!

なぜって、“好きっていう気持ち”は、理屈を超えた、宝物だからね。

本人も、なぜ好きなのか、わからないこともあるし、

せっかく好きなことについてしゃべってるのに

『そんなことが好きなの?』

『こっちのほうがいいんじゃない?』

とかって言われたら、ハートが閉じちゃう。

そうじゃなくて、相手の“好きっていう気持ち”に、

ただ、光を送ってあげるような気持ちで聞くこと。

わかったかい?」






そういえばみことちゃんは、


キノコが大嫌いなのに、バーベキューの時、“焼き肉奉行”のパパに

「みことちゃん、肉ばっかり食べてるじゃないか。食わず嫌いしちゃダメだ。

旬のしいたけ、炭火で焼いたら美味しいんだから、食べてみなさい!」

と言われて、我慢して食べたら、吐いてしまったことがあります。






ちょっとボーっとしていたら、またホイッスルが鳴りました。






「ぴーっ!ぴ!」





「は、はい!」

みことちゃんは思わず背すじをしゃんと伸ばしました。







「コツの2こめ!

 『ときどき、好きなことを聴いてあげること!』

人の好きなことって、時とともに変わったり、進化して行くことがあるからね。

だから、ときどき、聴いてあげるといいよ。

わかったかい?」






そういえばみことちゃんは、

お酒好きのおじいちゃんが

「実は最近、イチゴのショートケーキにハマっててね。特にここのがウマイ」

と、嬉しそうにほおばってるのを見て、驚いたことがありました。






ちょっとボーっとしていたら、またホイッスルが鳴りました。






「ぴーっ!ぴ!ぴ!」





「は、はい!」

みことちゃんは思わず背すじをしゃんと伸ばしました。






「コツの3こめ!

 『自分の心にも、聞いてあげること』

好きな人が、楽しそうに話すのを聞いてたら、

自分の“好きって気持ち”もムズムズ動き出すからね。

こういうことがやりたいなあとか、

自分はこういうことが好きだなあってわかってくることもあるんだ。

それを、大切にしてあげること!



わかったかい?」





(続く)




~~~




このお話には、続きがあるのですが、今日はここまでにしますね。






なぜ、人は病気になるのでしょうか?


以前にも書かせていただいたことはありますが、

「ゆほびか」は健康誌なので、大病を経験した人を取材したり、

病気の人を奇跡的な方法で改善させている医師や、

治療家に取材することがあります。



例えば、医師の萩原優先生は、「前世療法」を活用して、

ガン患者さんなど、大病をされているかたの回復をサポートされています。

前世療法とは、催眠状態になって、

自分が「お空の上にいた時のこと」や、過去生のことを想い出すセラピーです。



「魂の視点」を持つことで、病気の根本原因に気づくことができ、

結果として、心身に深い癒しが訪れるのです。



萩原先生は、こんなことを話してくれました。

「重病の患者さんは、絶望感や孤独感といった、

いわば「愛の欠乏状態」に陥ります。


ところが、まれに、残された時間、

人生を思い切り楽しもうとる人がいます。



例えば、長年の夢だったヒマラヤトレッキングに行き、

素晴らしい体験をしてきたと生き生きしている。

検査をすると、ガンが消えている。

本当にやりたいことをして、自然に治る人が、現実にいるのです。


もう一つ。「自分はもっと愛することができる」ということを、

自分自身や周囲に教えるために、病気になることがあるようです。

これは、前世療法を受けた患者さんたちが、口々に言うことなのです」








胎内記憶をもつ子どもたちは、次のように語っています。


●子どもが、この世界に生まれてくる理由

1)子どもは、親を選んで生まれてくる。

親を助けるために生まれてくる (特に母親を助けるために)

2)子どもは、マイナスの連鎖を

終わらせるために生まれてくる(闇を光に変えるために)

3)子どもは、自分自身の人生の目的を達成するために生まれてくる。
親だけでなく、みんなを幸せにするために生まれてくる

(地球を愛で包むために)








この物語の続きは、またこのブログで発表していきます。



奇跡的に出逢ってくれた、


現在のパートナーの田宮陽子さんが励ましてくれて、

また、一緒に考え、書いてくれたおかげで

このお話をこうしてブログに出していくことができました。



田宮さん、本当にありがとう。



お読みくださり、本当にありがとうございます。

たくさんのいいね!やリブログも、感謝しています。


ご感想や胎内記憶のエピソード、

もしよろしければ、コメントやメッセージなどでお寄せくださいね。

一つ一つ、大切に、読ませていただいています。

(ブログなどでご紹介させていただく場合があります😄)



 

●みことちゃんの今までの物語はこちら

「あなたがお空の上で、決めてきたこと」

1)わたし、あの人にママになってほしい!

2)お空の上で選んだ一つめの試練「病気」

3)命はみ~んな、つながっているんだよ!

4)白い犬が教えてくれた、とびきり元気になるコツ

5)あなたの魂は、どんな困難よりも大きい!

6)あなたのハートは、最高の未来を知っている!

7)「お空の上で決めたこと」をあなたが忘れてしまった理由

8)「心に咲く花」を育てると、夢は勝手に叶う!

9)これから「あなたの夢」が必ず叶っていく理由

10)あなたの「魂の願い」を教えてくれる魔法の質問

11)あなたがやりたくない「嫌なこと」は何を教えてくれるのか

12)「あなたの名前」に秘められた、すごい力

13)「あなたは思いっきり幸せになっていい。その理由」

14)あなたは闇を光に変えるリーダーになる

15)あなたという太陽が昇るとき、闇は必ず消えていく

16)魂の望みの叶え方には2種類ある!

17)「魂の望み」を叶えるのに役に立つ“魔法の法則”

18)家族は、“魂のお役割”を応援し合っている!(本項目)

 

*みなさまからお寄せいただいた、胎内記憶の体験談

胎内記憶の体験談1
胎内記憶の体験談2

胎内記憶の体験談3

胎内記憶の体験談4

胎内記憶の体験談5

胎内記憶の体験談6「本当に大切なこと」は魂が覚えていてくれる

胎内記憶の体験談7「幸せって、自分で作るもの」

胎内記憶の体験談8「今回の人生でも音楽がやりたい!」〜前世、音楽家だった少年

胎内記憶の体験談9「みんなが仲良くすれば」

胎内記憶の体験談10「ママがえんえん、ちてたから」
胎内記憶の体験談11「ママが食べた納豆が、へその緒の中を流れてきたよ」

胎内記憶の体験談12「不思議な夢が、娘の名前を教えてくれた」
胎内記憶の体験談13「お空の上で“お役目”の実を食べてきた兄弟」
胎内記憶の体験談14「前世でお坊さんだった男の子」




もしあなたが、自分がやりたいことがあるのだとしたら、
それは、あなたがお空の上で決めてきたことです。
僕はそれを全身全霊で応援しています。

すべての息子たち、娘たちが、自分自身の道を歩めますように。




今日も命にありがとうございます。

西田普
にしだあまね