「SOMPO美術館 開館記念展」を観た! | とんとん・にっき

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「SONPO美術館開館記念展」チラシ

 

「SONPO美術館開館記念展」案内板

 

「SONPO美術館」外観

 

「SONPO美術館」エントランス廻り

 

「SOMPO美術館 開館記念展 珠玉のコレクション―いのちの輝き・つくる喜び」を観てきました。

 

「開館記念展」ということで、内容は盛りだくさんでした。東郷青児と美術館の関係はよくわかりました。「超現実派の散歩」は、美術館のトレードマークに使われています。そうそう、東郷青児のブロンズ彫刻が2点、出されていました。話題としては岸田夏子、岸田劉生の孫で、麗子像のモデル麗子さんの娘、だそうです。目玉は、どうしてもゴッホの「ひまわり」でしょう。たまたま西洋美術館で「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」が開催されていて、そちらの目玉も初来日のゴッホの「ひまわり」、二つを比較するのもいいでしょう。ゴーギャンの「アリスカンの並木道、アルル」のキャンヴァスは目の粗いジュート地でできており、ゴッホと分け合って使っているという。

 

2020年4月1日に美術館と財団の名称を変更しました。

SONPO美術館 

公益財団法人SONPO美術財団

[旧名称]

東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

公益財団法人損保ジャパン日本興亜美術財団

 

新築なった美術館、初めて行ってきました。設計は大成建設株式会社一級建築士事務所、「SONPO美術館の建築」ということで、プロジェクト初期のボリューム模型が紹介されていました。まず上まで登ってエレベーターか階段で降りてくるという、美術館としての「動線」はちょっと首を捻りたくなります。僕は1階ごと階段で降りてきましたけど…。

 

※本展覧会に限り以下作品のみ撮影が可能です。
ピエール=オーギュスト・ルノワール「帽子の娘」
ピエール=オーギュスト・ルノワール「浴女」

ポール・ゴーギャン「アリスカンの並木路、アルル」
ポール・セザンヌ「りんごとナプキン」

 

左:ルノワール「帽子の女」
右:ルノワール「浴女」

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール
「帽子の女」1910年

 

ピエール=オーギュスト・ルノワール
「浴女」1892-93年頃

 

ポール・ゴーギャン
「アリスカンの並木道、アルル」1888年

 

ポール・セザンヌ
「りんごとナプキン」1879-80年

 

展覧会の構成は、以下の通りです。

第1章 四季折々の自然

第2章 「FACE」グランプリの作家たち

第3章 東郷青児(1897-1978)

第4章 風景と人の営み

第5章 人物を描く

第6章 生物画―花と果物

 

東郷青児「砂の影」1977年、ブロンズ

 

第1章 四季折々の自然

 

岸田夏子「桜花」「桜華」1993年

 

山口華楊「葉桜」1921年

 

東山魁夷「潮音」1966年

 

平山郁夫「ブルーモスクの夜」1976年

 

岸田劉生「虎ノ門風景」1912年

 

第2章 「FACE」グランプリの作家たち

 

仙石裕美「それが来るたびに跳ぶ降り立つ地面は
跳ぶ前のそれとは異なっている」2017年

 

第3章 東郷青児(1897-1978)

 

東郷青児「超現実派の散歩」1929年

 

東郷青児「望郷」1959年

 

第4章 風景と人の営み

 

グランマ・モーゼス「春うらら」1959年

 

グランマ・モーゼス
「イーグル・ブリッジ小学校」1959年

 

モーリス・ユトリロ
「モンマルトルのサクレ=クール寺院」1925年

 

第5章 人物を描く

 

有島生馬「黒衣の女」1909年

 

左:岡田謙三「少女」1933年
右:宮本三郎「女優」1962年

 

パブロ・ピカソ「抱擁」1933年

 

岸田劉生「自画像」1913年

 

「『悪の華』のために版刻された14図」
左:ジョルジュ・ルオー「悪魔」1926年刷
右:ジョルジュ・ルオー「キリスト」1927年刷

 

第6章 生物画―花と果物

 

フィンセント・ファン・ゴッホ
「ひまわり」1888年

 

「SOMPO美術館 開館記念展

 珠玉のコレクション―いのちの輝き・つくる喜び」

新美術館のオープンを飾る本展では、当館のコレクションの中でも際立つ優品を集め、フランス近代絵画の中でも人気の高いゴーギャンやセザンヌ、ユトリロをはじめ、日本画壇の重鎮である東山魁夷や平山郁夫などを幅広く紹介します。
ゴッホ「ひまわり」は、特別に設計したスペースで、これまでよりも近くから鮮やかなその色彩をご覧いただけます。
また、修復を終えた2作品も見どころです。大正・昭和期に京都で活躍した日本画家、山口華楊による初期の大作「葉桜」の屏風絵は、全面的な修復を行い、約10年ぶりに公開します。ルノワールの「浴女」は古いニスの除去によって、本来の明るい色彩を取り戻した姿で展示します。

 

「SOMPO美術館」ホームページ

https://www.sompo-museum.org

 

*一部の画像は「ぶらぶら美術・博物館」よりお借りしました。

 

「コレクション100選」

発行日:2016年4月

編集:公益財団法人損保ジャパン日本興亜美術財団

発行:東郷青児記念損保ジャパン日本興亜美術館

 

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