あなたは今、
どんな気持ちで

毎日を送っていますか?

 

 

「感謝の気持ち」

 

今、あなたの心の中に

感じられていますか?

 

 

人は誰も、

 

自分の思い通りにならないこと、

自分が無くしてしまったもの、

ばかりが目に入って、

 

自分の手元に還ってきたもの、

今自分の手の中にあるもの、

 

それは当り前に

ここにあるものと思い、

 

そして、

 

いつも自分のそばにいてくれる人、

その人がいてくれることを

当り前と思ってしまってしまう

ものなのかもしれません。

 

 

こういう時代だからこそ、

 

「ありがとう」

 

の言葉を大切にしながら

 

今ここにあるもの、

ここにいてくれる人の中に

幸せを見つけ出して

生きていけたらいいですよね。

 

 

私たちが人生を生きていく上で

大切にしたい

 

「ありがとう」

の言葉の語源は、

仏教のこんな話から来ているそうです。

 

 

ある時、

お釈迦さまが、弟子に、

 

「お前は人間に生まれたことをどのように思っているか」

と尋ねました。

 

「大変、喜んでおります」

と弟子が答えると、

お釈迦さまは、

こんな話をはじめました。

 

「果てしなく広がる海の底に、

目の見えない亀がいる。

その亀が、百年に一度、

海面に顔を出すのだ。

広い海には、

一本の丸太ん棒が浮いている。

丸太ん棒の真ん中には

小さな穴がある。

その丸太ん棒は、風に流され

西へ東へ、南へ北へと漂っているのだ。

 

百年に一度、

浮かび上がるこの亀が、

浮かび上がった拍子に、

丸太ん棒の穴に、

ひょいと頭を入れることがあると思うか」

 

「お釈迦さま、

そんなことは、とても考えられません」

 

「絶対にないと言い切れるか」

 

「何億年掛ける何億年、

何兆年掛ける何兆年の間には、

ひょっと頭を入れることが

あるかもしれませんが、

無いと言ってもよいくらい

難しいことです」

 

「私たちが人間に生まれることは、

この亀が、丸太ん棒の穴に

首を入れることがあるよりも、

難しいことなんだ。

 

有り難いこと

 

なんだよ」

 

 

仏教では、

人間に生まれてきたことは大変、

喜ぶべきことであり、

 

それは、

 

「有り難い」こと。

 

 

このお話しから発展して、

 

他人から何かをしてもらえることも

「有る」ことが「難しい」

「有り難い」こと「ありがたいこと」

となり、

 

「ありがとう」

 

が感謝を表わす言葉となったそうです。

 

 

それでは他の言語の

「ありがとう」

の語源はどんなものか?

 

それも気になるところではありますが、

 

 

それはさておき、

 

私たちのまわりにあるもの、

そばにいてくれる人、

今ある幸せ

 

に目を向けて、

「ありがとう」

の言葉を口にすること

 

感謝の思いを持ち、

幸せを感じて生きる。
 

できるものなら

そうありたいですよね。

 

 

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「人生において、

不幸のほうが目立つ時期は

たしかにあるかもしれませんが

実は幸せの数のほうが

ずっと多いのです。

当たり前だと思っていることが

みなありがたい幸せだ

ということに気づいてください」

(江原啓之)

 


わかってはいても、

 

どうしても目先の

思い通りにならないこと、

ここに無いもの、無くしてしまったもの、

 

にばかり目が行って

 

感謝の気持ちは
忘れてしまいがちですよね。

 

 

「感謝」の反対の気持ちが
「当り前」と思う気持ち。

 

 

今自分の手の中にあるもの、

その存在に目を向けて、


感謝の気持ちをもって

「ありがとう」
の言葉をたくさん言えば、

 

自然と

「自分は幸せだ」

そう思えるのかもしれませんね。

 

そう、

 

「幸せは、

自分の心のなかにしか
芽生えません。

幸せかどうかは
他人が決めるものでもなければ
人との比較のうえで
決まるものでもないのです」

 

 

自分が幸せかどうか、

それは自分の思い次第、

 

全ては自分が目を向けるもの次第、

 

そういうものですよね。

 

 

/////////////////

「多くの人が

『人生を大きく変えてくれるような出会い』

を望みます。

しかし、素直な気持ちで

周りを見渡せば、

自分にとって

一番大切な人は、

すでにすぐ近くにいることが

多いのです。

身近な人への感謝を
忘れないようにしましょう」

 

 

毎日東の空に日は昇り、
ここに水もあり、空気もある。

 

それもまた当り前のようでいて、
実は当り前ではない、

感謝すべきことですよね。

 

 

そして、

あなたの身近にいてくれる人、
その人が存在してくれていることにも、

 

感謝の気持ちを向けることができれば、

 

当り前ではない、その大切さを

より強く感じることができますよね。

 

 

「人生は短いもの。
だからこそ、
誰とのつき合いにおいても
後悔を残したくありません。

毎日顔を合わせている人とも
明日は会えないかもしれない

のですから、


日ごろから
『ありがとう』『ごめんなさい』

をきちんと言いましょう

 

 

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「『どうして私だけがこんなに辛いんだろう』

と嘆きたくなってはいませんか?

けれども、

その試練こそがあなたを

成長させてくれているのです。

意味のない問題は起こりません」

 

 

どう考えたところで

自分の目の前にある事実は事実。

 

状況は変らないのなら、

 

試練と思えるもの、
失敗と思えるもの、

それらも含めて
自分の身の回りでおきていること


全てのものを、

 

「有り難いもの」

 

であると思って

気持ちを向けることができれば、

 

 

それら全てが自分の人生を

より幸せなものにしてくれる

 

そう思えるかもしれませんし、

 

もし、

そこまで考えることはできないとしても、

 

それらを

 

ただ苦しいものではない、

 

自分を成長させてくれるもの、

この先、必ず自分の役に立つ、
いつか感謝できるものである。

 

そんなふうには

思うことができるかもしれませんね。

 

 

「人生に失敗はありません。

あなたは

『経験』と『感動』を

積むために生まれてきました。

失敗もまた

貴重な「経験」なのです。

失敗を恐れていたら

いつまでも

前に進むことができません。

涙も挫折もあなたにとって

無駄にはなりません」

 


失敗を恐れて立ちすくみ

その場にとどまるのか、

それとも、


目の前に起こる全てが
貴重な経験であるととらえて、
 

感謝の気持ちを持って

幸せを感じながら、

前に進んでいくのか。

 

 

それもまた、

全ては自分次第ですよね。

 

 

たとえ今を、

つらく厳しい夜だと感じていても、

手の中にあったものが

吹き飛ばされていった

激しい嵐の中だと感じていても、

 

 

「始まりがあれば、
終わりがあります。

あなたの周りで、
たくさんの『卒業』が
あるかもしれません。

寂しい気持ちになると
思いますが、
人生に無駄はなし。

別れは、
新しい縁のスタートです。

後ろではなく、
前を向きましょう」

 

 

昨日までの日常の終わりは、

新しい毎日の始まりです。
 

自分の手の中にあるものに、
そばにいれくれる人たちに、
明日がくることに、

 

感謝して

 

「ありがとう」

の言葉を口にしながら


前を向いて生きていきたいですね。

 

 

(今回のブログは2020/4/19に公開したものを加筆修正したものです)

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【こちらの記事も是非どうぞ】

鬼嫁の感謝、そして幸せ / 北斗晶の世界

 

出会うもの全てを宝に / 空海の世界 II

 

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ここからアクセス!/過去の名言集記事 (# 271~# 280)

 

 

 

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各言語での「ありがとう」の語源は
以下のようなものだそうです;

 

英語の "Thank you"

"thank"は

 

ゲルマン祖語 thankona(感謝する)
→thankaz(回想)
→teng-(思う)

 

が語源で

「思う」 の"think"も同じ語源だそうです。

 

「あなたのことを思っています」

という意味の言い回しが
「あなたからのご恩(親切)を忘れていません」

という意味となり、

 

「ありがとう」

の意味となっていったようです。

 

ドイツ語の"Danke"

ドイツ語の「感謝する」という動詞
"danken"

 

と似た動詞が「考える」という意味の

"denken"

 

英語の"thank"と"think"同様、


「相手を心から思いやった上で相手に感謝する」

という意味から

 

"Danke"

 

となったそうです。

 

スペイン語の"Gracias"

語源はラテン語の

「(神の)恩恵」という意味の

"gratia"

 

でその複数形で

"gracias"

となったそうです。

 

ちなみに

イタリア語の"Grazie"も
同じ語源だそうです

 

フランス語の"Merci"

ラテン語で

「(神の)恩恵・慈悲」という意味の

 

"mercesedis"

が語源だそうです。

 

ちなみに

英語の

「mercy (慈悲)」

の語源も同じものだそうです。

 

ポルトガル語の"Obrigado"
「義務づける」という意味の動詞

"obrigar"

の過去分詞

 

"obrigado"が語源だと

言われています。

「恩があるので

相手にお返ししなければならない

という義務を感じている」

 

という意味からやがて

「感謝している」

という意味に変化したようです。

 

ちなみに

ポルトガル語の
「obrigado (オブリガード)」が

 

日本語の「ありがとう」の

語源であるという説もあるようですが、

 

16世紀に日本に伝わった

ポルトガル語が、

それ以前に日本で使われていた

「ありがとう」

の語源にはなりえない

 

・・・というわけで、

 

単に音が近いというだけの

俗説だそうです。


(各国語の「ありがとう」の語源については、こちらの記事を参照させて頂きました)

https://hare-media.com/1686/