「夜明け前が一番暗い」

 

これは

"The darkest hour is always just before the dawn."

 

という西洋の慣用句の

和訳だそうですが、

 

 

どんなに長くてつらい暗い夜が続いても、

必ず東の空から太陽が昇る

朝はやってくる。

 

だから希望の光が指すその時まで、

今この時を耐えていこう。

 

 

私たちをそんな気にさせてくれる、

勇気のわいてくる言葉ですよね。

 

 

では、現実の

「夜明け前」

とは具体的にどの時間帯なのか?

 

といった疑問はさておき、

 

 

「この暗い時期を乗り越えたら必ず光がさす」

 

そう信じられることは

とても幸せなことでもありますよね。

 

 

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「『夜明けの前が一番暗い』

という言葉は真理です。

人生の試練にある時は、

次に来る光を思いましょう。

 

試練を乗り越える過程で

努力することを怠らなければ、

道は拓けます」

(江原啓之)

 


現実の朝日は

眠っていても昇るけど、

 

 

人生の試練にある時、

 

何もしないでいたら、

いつの間にか誰かが

自分の試練を解決してくれていた・・・。

 

そんなことがおこることを

期待できるほど、

人生は甘くはないですよね。

 

 

真夜中の闇の中で恐怖に耐え、

先の見えないつらさの中で、

失ったものがあったとしても、

 

 

「失ってはじめて

見えてくるものがあります。

最初の頃は失ったこと自体に

気持ちが向いて

つらいかもしれませんが、

やがてその経験が生きることを

痛感するでしょう。

失ったぶん、

得るものはあるのです」

 

 

「人生の中で起こってくる

問題というのは、
必ずといっていいほど

自分の弱点を突いてきます。

弱点に気づかせ、

チャンスをくれているのですから、
感謝するべきものなのです」

 

 

道は拓け、いつか必ず

光がさす場所に出ることができる。

 

そう信じて

自分にできる精一杯のことをしながら

前進していくから、

 

いつか試練の時を抜け、

光さす朝を迎えることができる。

 

 

「つつがない人生より

波瀾万丈の人生のほうが

魂にとっては

大きな学びになるのです。

試練を恐れないでください」

 

 

確かにそういうものかもしれませんね。

 

 

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「新しいことに
挑戦しようとするとき、
不安にかられることが
あるかもしれません。


けれど、どんなことでも

『未経験のことに

自信が持てないのは当たり前』

なのです。

 

自信とは、失敗なども含め、

さまざまに経験を積んでいく中で

身についていくもの。

思い切って挑戦を!」

 

 

暗い夜道を歩いて行くことは、

苦しいことであり、

 

歩き通せるかどうか、

不安なものかもしれません。

 

 

だけどそれは誰にとっても
当り前のことですし、

 

不安があっても歩き出し、
歩き続けるからこそ自信がつき、

 

光のさす場所まで
歩き続けることができるようになる。

 

 

これまでに

勇気をもって新しいことに

挑戦し成し遂げてみた経験、

 

誰にもきっと一度や二度は

あるはずですよね。

 

そして

その時のことを思い出してみたら、

 

その時に

自分の中にあった勇気もまた

甦ってくるかもしれませんね。

 

 

「やってみてもいないことに対して

『大丈夫かな』

という不安にとらわれ
なかなか行動を起こせない人は
ある意味、
想像力がたくましいのです。

 

だったらせっかくの想像力を
ポジティブなほうに生かすべき。
ポジティブな想像は、

強い念力を生みます」

 

 

嵐の海に投げ出されて
船を漕いでいかなければならない時、
 

この船ひっくり返らないかな?
床に穴があいて沈まないかな?

漕ぎ続けて体力が尽きたらどうしようかな?

 

ずっとそんなことを考えているだけで、

何もしなければどのみち船は沈みます。

 

 

何もしないで沈むくらいなら、


「絶対にうまくいく」
まずはそう信じて

 

そのためには
どうしたらいいのかと考え、

 

自分がそれを

可能にできる理由を考えて、

 

そして、

 

それを成し遂げることができたら

手に入れられるものを考えていれば、

 

いつか船を漕ぐのも楽しくなり、

力もわいてくるものですよね。

 

 

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人生の夜明けは、

待っていれば向こうから

やってきてくるものではなく、

 

「自分の力で光の当たる場所に行く」

 

そう決めて、

行動を始めたその時が

 

人生の夜明け前となる、

 

 

そんなものですよね。

 

 

そう、

 

「未来は

やってくるものではありません。

あなた自身が

未来を切り拓き、

つくり出していくのです。

 

そして、

人生の夜明けは

いつもあなたの中にあります。

 

夜明けの前の闇が

いちばん深いのです」

(江原啓之)

 

 

もしも今この時が

思い通りにならない状況でも、

 

この状況が、

不安でも、つらくても、

 

「今、この時を
全力で乗り越えていく!!」

 

まずは、

自分の心にそう言い聞かせて

前に進んでいけば

必ずなんとかなる。

 

そういうものなのでしょう。

 

 

だって、

 

夜明けはいつも

私たちの中にあるのですから!!

 

 

(今回のブログは2020年4月20日公開した内容を加筆修正したものです)

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さて、

「夜明け前」

 

とは具体的にどの時間帯で、

本当に一番暗いのでしょうか?

 


気象庁の用語集には 、

 

午前3時頃から午前6時頃までを

「明け方」

 

日の出の前の、
空が薄明るくなる頃を

「夜明け」

 

そして、
日の出の前の2時間くらいを

「夜明け前」

 

と呼ぶと記載されています。

 

 

日の出の2時間前、

 

空が薄明るくなる

「夜明け」の前ならば、

 

「夜明け前」

 

が一番暗い時間帯である

というのは納得ですね。

 

 

たたし、

気象庁用語集では、

 

「夜明け前」

 

は使用を控える用語とされ、

 

「明け方」

と言い換えるように

指導しています。

 

 

だけど

「明け方が一番暗い」

では、

 

あまりピンとくる表現に

なりませんよね。

 

気象用語的にはともかく、

 

やはり


「夜明け前が一番暗い」

 

が言葉として一番しっくりくるし、
勇気もわいてくる表現。

 

そう思えませんか?