昭和20年生まれ25人の気骨 ――「戦後80年」の証言者たち
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小林多喜二祭において佐高信さん
佐高信さんは主人持ちの評論家か?
本島元長崎市長(広島よおごるなかれ)と佐高信さんが対談
再び佐高信さんをJR東日本取締役に推挙
重信房子は娘のメイに「他人と1つのものを分ける時は、半分に割って、大きいほうを相手にあげなさい」と言ったという。また、民族が違うからといって差別するなとも教えた。そんな逸話も含む拙著「昭和20年生まれ25人の気骨」を購読してほしい。日刊現代発行、講談社発売である。坂田明やタモリも
https://x.com/satakamakoto/status/2002582391697834058田中泯 問い続ける裸形の舞踏家
吉永小百合 はっきりとものを言う態度
タモリ あり得たかもしれない「猛毒」を惜しむ
照屋寛徳 対米従属の深部をえぐる
岸井成格 「保守」として闘い続けた同級生に
岡本行夫 熱く、開かれた心の外交官
東郷和彦 歴史的宿命を背負って
谷垣禎一 ハト派を貫けなかった男
白川勝彦 戦うリベラル、戦闘的ハト派
平沢勝栄 自公連立への異議
弘中惇一郎 「無罪請負人」の権力観
青木雄二 銭の怖さを教えた「ナニワのマルクス」
中村吉右衛門 反骨と色気の「鬼平」
藤純子 娘・寺島しのぶと車谷長吉との「因縁」
坂田明 音楽に国境はないが、人の心が国境をつくる
水前寺清子 頑固なスター歌手と「艶歌の竜」
青江三奈 客を引きつける夜の歌手
三木たかし はやりすたりの歌に賭けた命
おすぎとピーコ 権力や偏見と闘う批評精神
栗原小巻 誰も手折れない永遠の花
浜四津敏子 自公連立で転向した苦悩
森田必勝 直情径行な青年が三島由紀夫に出会った
重信房子 世界中敵になってもお前には
落合恵子 自らの火で周囲を明るくする人
セルジオ越後 僕の恩師は「社会」
トリの越後さんとは日刊ゲンダイ26年新年号での対談がもう発売されていると思います。それで例のXポストですけど、多いところではキクマコ氏や大王製紙カジノ背任元社長の反応と相まって、大炎上中となっています。テロリストの気骨とは何事だ、で要約されます。だったら維新の志士や赤穂浪士だってで済みそうですけど。新刊をチェックすると佐高信さんは落合恵子さんとの対談で重信氏元夫の奥平剛士とも同学年で、もしも京都大学に合格していたら、影響を受けていた可能性を語っています。日本赤軍のトップとしてのロッド空港事件やダッカ事件の責任は置いといて(置いておけるか!)、この本では重信氏本人や家族の真意、心情等を紹介する内容となっている。中でも担当だった大谷恭子弁護士や小手鞠るいさんの小説を紹介しています。是非ご覧下さい。今朝は手短に。
早めの書評がはてなに
お待たせしました!2025年を締めくくる佐高×西谷の新研究。今年はこの暮れに今度は首相官邸の元海将による「核武装」発言まで飛び込んできて、世も末の様相となっています。真面目になるとお先真っ暗でくら~~い話ばかりとなりますが、ここは、明るく政治の憂さも笑い飛ばし、あきらめずに日本のあるべき姿に取り戻すべく語り合っていきたいと思います。
2025年12月9日 収録

12月23日に発売されるという御馴染み日刊ゲンダイの新春特別号で佐高信さんとセルジオ越後さんが対談しているとのニュースです。つうかこの二人は同い年で、確か今度出た佐高信さんの新刊「昭和20年生まれ25人の気骨 ――『戦後80年』の証言者たち」にも登場しているようですね。
中学のときは野球部、酒田東高では卓球部だったとかいう佐高信さんがほとんどサッカーについて語ったことは無いと思いますが、エスペラント運動に関連して、自分が本多勝一さんや、筑紫哲也さんたちと違ってエスペラントを使えないことの言い訳気味に「Jリーグ(あるいはFIFAワールドカップ)のファンがサッカー経験者とは限らないように、私はエスペラントのファンであるが、言語としては使用できない」みたいなことを言っていたことがあることはあるんですが、、。ナショナリズム、リージョナリズム発散の場でもあるサッカーを世界言語のエスペラントに例えるのが苦しいなあ、と思いました。そういえば平田牧場がユニフォームスポンサーだったこともある、モンテディオ山形の何かサポーターやっていたような気もしますが、その形跡は見つけられませんね。
セルジオ越後さんといえばサッカー辛口評論家としても知られているので、そういう関係性で佐高さんも対談相手に選んだのでしょう。
あ、そうそう、サッカーといえば佐高さんの慶應義塾同期の岡野光喜元スルガ銀行会長が慶應体育会ソッカー部だったはず。同期つながりで銀行関係の情報ももらっていた感じがする佐高信さんのスルガへの甘口
【インタビュー】「サッカーの夢、応援!」スルガ銀行社長、岡野光喜氏が描く日本サッカーの未来像
西谷文和さんのネットラジオ番組「路上のラジオ」には佐高信さんは多数回出演なさっていますが、今回、辛淑玉さんと佐高さんのダブルゲストでのプログラムがアップされています。
辛淑玉さんのキツイ高市早苗首相批判にさすがの佐高信さんもタジタジになって一歩引き、口数が少なくなっているのが面白いです。
初登場という辛淑玉さん、高市首相がまだ選挙に出る前、同じタレント事務所にいてマネジャーも同じだったそうです。
それから自分が企業内研修の仕事をした中で教え子が政治家になっているが、ほとんどがリベラルだったのが自民党に取り込まれている、という話。それは政治家の世界が男の世界だから。その例が渡嘉敷奈緒美さん。
「天皇制反対」とか言ってたものが家の中では天皇制やってる。
「鈴木邦男が言っていたが、左翼は勉強しなければいけないが右翼はバカでもなれる、それに右のほうが利権が大きいし、それに情が熱い。」
「民族差別反対の運動をしていると女性差別にあう、女性差別反対の運動をしていると民族差別にあう。」
高市氏の話に戻って佐高信さんが定番鉄板ギャグ「高市早苗はトランプのペットでトランペット」を言うと辛さんは「それを男に言われるとムカつく」とキツイお灸。(ただ、現地妻発言をしたのは共産党の池内さおり元議員だった
辛さんは高市首相と面識もあったらしく「一度目の選挙では弟に土下座させて臨み落選した時の悔しがりといったらなかった、執念が私とは違った」
そして
「彼女ほど勉強しない人は珍しい」
「日本の歴史、アジアの歴史に関しては無知、奈良の鹿についてもガセネタ」
「何処かの知事が『安倍さんに反対しているもののほとんどが中国人』とツイートしてその元ネタが高市講演だった」
この事実はわかりませんでしたが、安倍さんが亡くなった後に類似したツイート「国葬反対SNS発信は8割が大陸から」があったようです。もっとも高市さんはそういう発言を明らかにしてないようです。
「小野田紀美も片山さつきも弱者差別(外国人、生活保護叩き)で男社会でなり上がって来た」確かに片山財務相の民主党政権時代の生活保護者叩きはありましたが、小野田経済安保担当相は明らかな差別発言より「差別でなく区別」といったスタンスが問題のようです。
日中国交正常化論議に話は移り、「高市は日中国交正常化時に日本が『一つの中国』を認めていることを知らない」と西谷氏の振りにそれを断定。また佐高信さんが早野透「田中角栄」を持ち出します。佐高さんは続いて台湾が大きい方の琉球だ、と言い出しますが、これは違います。明代に沖縄が琉球、台湾が小琉球と言われたのです。面積からの勘違いでしょう。あと辛淑玉さんが沖縄の問題、有事には南西諸島が戦場になり、多分与那国島のことだと思いますが、自衛隊配備で町が二分されていることなど。台湾の歴史にも高市首相は知識なし、と「モーナ・ルダオ」のセデック族に代表される少数民族が蛮族と呼ばれ(正確には生蕃ですが)
て、殺戮にあった等。政治的には反発しながら台湾は中国と経済的には上手くやっていきたい、即ち現状維持を望んでいることが強調されます。
続いて、また佐高さんが東芝機械事件を持ち出し、高市政権の統一教会政権であるのを強く訴え、二人もそれに賛同。
そして後半。
参政党現象に関して、西谷さんが彼らは「日本ファースト」を強く推して中韓を批判する傾向にあるが西欧には文句をつけずに米軍基地の問題は放置と強調します。
そこから辛淑玉さんが取材した米軍基地の米兵の意識の問題。あれだけ性暴行等の犯罪が起こるのは彼らが植民地意識で日本、特に沖縄の基地に駐在しているからと話します。植民地だから何をしても捕まらない、だから犯罪を行うと言ったという衝撃の取材。次に橋下徹の「風俗を利用して欲しい」発言批判から女性の貧困問題に話が移ります。女性が親世代からの貧困ので連鎖で風俗産業に行くことを余儀なくされてしまう場合もあるわけですが、辛淑玉さんによるとトップクラスはガールズバーに行くそうです。前川喜平さんが調査したような店ですね。そしてソープ嬢にまでなった人たちがその時の専用下着を辞めても捨てられない、という話をされます。
ここで思い出したのが、佐高信さんがメルマガ「佐高信の筆刀両断」で差別主義者っぷりを書いたことです。リクルート事件時代の古い発言の自己引用ですけど。
「ある週刊誌で「江副はいわば“財界ソープ嬢”であり、それを旦那に取り次ぐ“やり手婆ァ”が牛尾だ」とコメントした。」
ソープ嬢を執行猶予付き有罪犯に例えることにまったく躊躇がない。辛さんの話を聞いた後も佐高信さんはこういう言説を言うことを反省しないでしょうが(苦笑)
その後には辛淑玉さんが「デッドボールソープ」なるものを男社会の中での罰ゲームとして使っているという話をするのですがソープの業態としては検索しても見当たりません。
ただ辛淑玉さんが言ってる様ないわゆる「地雷専門店」としてのデリヘルにその様な名称の店
このような感じで議論は進みますが、長々と紹介しても完全なネタバレと成りますので、是非ご覧になって下さい。
ちょっとだけ言うと参政党現象では在日韓国朝鮮人の支持者や元れいわ新選組支持者がいるし、故新井将敬に見られたようなことが起こっている、それにどう対応していくのかが課題とされています。