佐高信さんは主人持ちの評論家か? | 一撃筆殺仕事人:佐高信先生追っかけブログ

佐高信さんは主人持ちの評論家か?


第3期佐高塾
















2008/03/21(Fri)
「社民党」内部で起きていること

過去の一時期、禄を食んだ場所なのであまり悪く書きたくはないのだが、目に余るので率直に記す。
 社会民主党内で職員のリストラを始めたのは2005年2月である。相次ぐ国政選挙で国会議員を数多く失い、政党助成金が「激減」したことが原因だった。職員に肩たたきを行い、最終的に3人の職員を整理解雇(リストラ)した。もともと「労働者の権利」を守るために命を張って闘ってきたはずの政党である。その党の足元で、こんなことが起きていることをおかしいと思う人は数多くいた。日本社会党員であった私の父親なども1960年の三井三池闘争に参加したクチだが、もはやそんな気風はどこにも見られない。
 しかもその「司令塔」役となっていたのが、労働組合出身の党幹部(又市征治幹事長=当時)であった。解雇された3人のうちの2人は、職員としての地位確認を求めて裁判に訴えていたが、このほど一人は最高裁で敗訴が確定。残り一人も高裁で和解終結した。
 もっとひどいのは、この裁判で闘争した元職員を、このほど党から「除名」したことである。党員としての資格を、党に歯向かったとして“剥奪”したのだ。こうした措置は、まるで日本共産党ばりに見える。
 1994年6月に自社さきがけ内閣ができて、すでに14年。自民党と組むという禁じ手を使って首相を出した社民党(当時、社会党)の足元は、もはやガタガタのようである。近年は、土井チルドレンと呼ばれる市民派議員たちを「前面」に押し立てて必死でカモフラージュしてきたものの、その「本体」はいまだに社会主義協会であり、要するに共産主義革命の達成を組織的に内在しているチグハグな政党なのである。
 社民党のリストラ劇の成功を傍目でじっと見守ってきた日本共産党は、こんどは自分たちの番とばかりに、ダブついている職員の「処理」を始めるとも伝えられている。
 「人に優しい政治」をキャッチフレーズにしていた村山首相(当時)の言葉は、所詮ニセモノだったのだ。
http://www.yanagiharashigeo.com/kd_diary/index.htm

という日記があるのですね。この書き手のジャーナリストの方は元社会新報記者で現在は親創価学会の立場のようですね。元社会党員であったことも十分に考えられ、メディアでも発表されているようですからこの社民党の「職員解雇、除名」の事実は虚偽とは考えにくいものがあります。
 実は社民党を解雇されて訴訟を戦っていた方は、ブログを持っておられるのですが最近更新もなくどうしたことかと思っていたのですが、、、。
http://www.shaminto.net/diary/

 佐高さんと言えば日本の会社の社員に対する隷属を強いる体質を「社蓄」という言葉に代表されるように問題視してきました。
そしてまた佐高信さんは以前から日本共産党に対して「査問」「除名」に代表されるその教条的な体質についても激しく批判してきました。

社会民主党がその職員に対しての首切り行為を断行し、抵抗する職員を除名処分にしたこと、これを佐高信さんはどのように捉えるでしょうか。

現在、佐高さんは福島瑞穂代表を福島みずほクンと親しく呼び、保坂展人さんは「弟分」として、辻元清美さんや山口徳信さんには特に応援演説を行い、もちろん前委員長の土井たか子さんと「護憲派の一分」という共著も出されています、そして社民党宮城県連合では「第3期佐高信政治塾」も始まっています。
(余談を言えば自分の名前を公党のイベントに佐高さんがつける事にはちょっと違和感があります。なぜなら公的な団体である会社に社長一族の苗字をつけることを佐高さんはずっと批判的であったからです。)

ただ、これだけで某所にあったように「佐高信氏は社会民主党という主人持ちの評論家」ということができるかは難しいところではないかとも思うのです。
判決にもあるようですが公党は会社と同等の団体ともいえず、特に議員秘書の人たちは議員が落選してしまえば、即、首になってしまいます。議員秘書の人が労働者と同じく国に首切り不当の訴訟を起こしたことはまだ聞いたことがありません。法の不備といえばそうなのでしょうが。
ほんとにこれは難しい問題ですね。

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