現在は火曜日の朝ですが、ブログ上では未だ先週の金曜日あたりをウロウロしております
りくのらです。
金曜日の午後は水間俊文七段の すいすい上達コース に出席して参りました。
水間俊文七段です。
あと10回公式戦で勝ったら八段に昇段するそうです。
「 10回か、ならもうちょっとだね、とお思いになるかもしれませんが、
1年くらいはかかるんじゃないかと思います。 」
とおっしゃってました。
厳しいのう。
先週の講義では難しい韓国選手と中国選手の棋譜を並べてくださいまして、
まあ、はっきり申しまして、
生徒一同の魂は抜けておったのです。
りくのらが生徒一同を代表してもいいのか、という疑問もございますが、
多分りくのらの棋力はこのクラスでは中の上くらいなのでございます。
そしてりくのらの魂は教室の天井近くをふわふわと漂いましたので、
中らずと雖も遠からずであろうと想像しているのでございます。
と言うことを休憩時間に水間先生に
「 いや~参りましたわ~ 」 な感じで申し上げましたら、
どうやら水間先生はこの感想をしっかりと受け止めてくださったみたいで、
今週は日本の女流棋士同士のわかりやすい布石で始まる対局の棋譜を並べてくださいました。
水間先生、ありがとう。
なんて書いておきながら、どなたの棋譜か忘れちゃいました。
ひとりは矢代久美子さんなんだけど。
布石がわかりやすい、というのは、決して対局内容のレベルが低い、ということではないんです。
今、出版されている布石や定石の教科書は、りくのらが推測するに、
木谷實門下の棋士たちが一世を風靡していた頃に盛んに打たれていた専門棋士の対局から材料を持ってきてるんですね。
相手の石が両隅にある辺に打つ時はワリウチ、とか、
隅の星にかかったら受けて、すべって、受けて、開いて、とか。
最新の中韓の碁やAIの碁や、そういうのを取り入れた碁について紹介する時に、
「 ぼくが碁を習った頃には、こういう時にはこう打つものと決まっていたんですけどね 」
「 ぼくが修業時代にもしこんな手を打ったら、荷物まとめて故郷に帰れと言われたでしょうね 」
なんてコメントされることが非常に多いのですが、
そういうコメントをなさる棋士の方々が勉強したような打ち方を、
アマチュアも教わってきているわけです。
そういう打ち方は最新の流行ではないけれども、
決してそう打つと負けるとか、形勢が悪くなるというわけではないんですね。
本で読んだり、教室で教わったりした覚えがあるような、ないような、打ち方なので、
聞いている生徒さんたちの魂は、前回よりは身体の中に収まっていた、と、思います。
途中、ちょっと眠くなったけど。
だけどそれはいつかなるときでもそうだから。
教室では、先生が解説する大盤の前の席はある程度開けておくしきたりです。
後ろの方に座った人が見えにくくなるからです。
小目に高く一間にかかった時に、ハサんで、三々にツケて、
ハネずにただ二間に開く新しい定石、
で、ぶつかって下がってキズを守るんだけど、
守らず先に隅に抑えちゃうとノゾかれて隅の根拠がなくなって苦労するあれ、
は、自分の修業時代には考えられない打ち方だった、
今でも自分では打つ気にはなれません、とおっしゃる…
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....... りくのら朝学習プリント .......
今までのりくのら朝学習プリントをダウンロードできます。
No.21 模様を描こう ( ギンガムチェックのテーブルクロス )
No.22 浮かんだり、沈んだり ( マンマのスパゲッティーしか食べないよ )
No.24 問題を作ろう ( 囲碁教室で勉強しているのは )
No.27 いってみたいな、よその国 ( 矢で射られるからやめておけ )
No.28 多いもの、少ないもの ( 世界はむしいるかで満ちている )
No.29 道順をかぞえる ( フカシギのおねえさぁ~ん! )
No,30 なにに入れて運ぶの? ( 金魚すくい56匹! )
No.31 チームを作ろう ( むしむし探検隊の悩み )
No.32 おもしろい、こわい、ふしぎな本 ( 本の装丁大好きだ )
No.33 ローマ数字を書いてみよう ( フランス語の97がひどい )
No.34 好きな色はなに? ( せっかく塗ったバンガローを! )
No.39 葉っぱを描こう ( 手が汚れても大丈夫だよ )
No.40 あなたの今日の運勢は ( 囲碁関西にも星占い )
No.41 曜日の名前 ( 言葉と意味をくっつける )
No.42 献立を考えよう ( 梅雨時なのに乾燥だって! )
No.43 植物を育てる ( トライアスロンに行って走り出さなかったの? )
No.44 すごいアイスクリーム! ( アームバンドに注意 )
....... りくのら図書館クイズ .......
No.1 ぞうくんのさんぽ ( と、りくのらが図書館クイズを作り始めたいきさつ )
No.2 11ぴきのねこ ふくろのなか ( と、りくのらがこのねこたちが好きな理由 )
No.3 ユーゴ修道士と本を愛しすぎたクマ ( と、写本の話 )