長女、部活辞めるってよ。① ～ある日学校へ行きたくなくなった～
長女、部活辞めるってよ。② ～自分が決めた日にちまでは行く～
長女、部活やめるってよ。③ ～新品同様の剣道具をリサイクルに出したら驚きの査定額！～
の続き
今回のことで学校へ行かれるようになるために
大事だと学んだことはこの４つ！
① ムリはさせないけれど、
メンタルの対応は早めがいい。
理由は何であれ、体調が悪いのなら、
ムリして学校へ行く必要はないと思いますが、
話を聴いたり、学校へ連絡したり、何かしらの対応は
早い方がいいと思います。
なぜなら、対応が遅くなると、その分事実よりも、本人の中で
想像や妄想が大きくなっていきます。
人は妄想にハマってしまうと、なかなか事実を見ることができません。
特に思春期は一度思い込むと、
その方向でしか考えられないことも多いです。
だから、
他の可能性を見る柔軟性のためにも、
事実はどうなのかを正しく見るためにも、
本人が客観的に物を見て動ける力があるうちに、
対応した方がいいと思います。
台上前転１段しかできなかった次女が、４段でできるようになるまでの話
② 嫌なことは一部なのに
「全部が嫌だ！」となりがち。
今回の例で言うと大きな理由は「部活が嫌」だったハズなのに
「学校が嫌」という表現になっていました。
本当は学校の一部であって全てではありませんでしたよね？
実際、お友達も先生も嫌なわけではありませんでした。
思春期は抽象的に物事を捉えられるようになってきます。
その分、表現する言葉も抽象的に使うようになるので、
曖昧な答えやわかりにくい表現を使うことも多くなります。
そうすると、何が問題なのかも特定しにくくなり、妄想からも抜けにくくなってしまいます。
なので、
できるだけ「原因は何で、それがどうなりそうで嫌だと思っているか」を
具体的に話せるような関わりをするといいと思います。
③ 妄想と事実を
切り離せる力がまだ未熟。
思春期はいろいろなことを疑ったり、妄想が激しい時期。
その分、それが事実なのか、妄想なのか
区別がつきにくいとも言えます。
特に大人だったら「それは思い込みだな」とわかることも、
本人にとっては事実に見えてしまっていて
自分だけではなかなか切り離せません。
かと言って頭ごなしに「それは妄想だ」と言ってしまうと
「もういいよ」と話さなくなることもあります。
そこで、妄想を否定するのではなく、
本人にはそう見えていることは受け止めつつ、
一緒に事実を確認していくことが大事だと思います。
子どもと話し合いをする時は「〇〇だと私は思う。」と敢えて付けるといい理由
④ 言えると気持ちにゆとりが出る。
「何がどうなりそうで嫌だと思っているのか」が
具体的に言葉にできるようになってきてから
長女は泣いたり笑ったりできるようになってきました。
なぜなら、
言葉にして伝えることができる、ということは、それだけ具体的になるということ。
具体的になればやることが見えてきます。
だから、妄想に捉われなくなる分、気持ちにも余裕が出てきます。
なので、漠然としているものは具体的にしていくと、
気持ちにゆとりが出て、ゆとりが出ると、自分の考えや思いも
柔軟に変わる可能性が出てきます。
「この先、一体どうなるの？」と漠然とした不安には〇〇をするのがおススメ
これらのことを頭の片隅に置いてサポートしていくと
「学校へ行きたくない！」と言い出した時も
落ち着いて対応できるかも知れませんよ～。
《長女、部活辞めたいってよシリーズ》
長女、部活辞めたいってよ。① ～ある日、学校へ行きたくなくなった～
長女、部活辞めたいってよ。② ～自分で決めた日にちまでは行く～
長女、部活辞めたいってよ。③ ～新品同様の剣道具リサイクルに出したら驚きの査定額！～
長女、部活辞めたいってよ。④ ～学校に行けるようになるために大事だと思う４つのこと～
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