大丈夫!大丈夫!あなたならできる!!
絶対できるからね!絶対!!
って強く言われて励みになる時もありますが、
強く言われれば言われるほど、
プレッシャーになることってありません??
なんかこう…
大丈夫じゃなかったら、
ただじゃ済まない感(笑)
うわ~…プレッシャー(笑)
この記事にも書いたのですが、
人は信じていることが相手に伝わります。
つまり
何を強く信じているか
ってことなんだと思うんですよ。
例えば、
この子は、テストでいい点を取る!大丈夫!
と信じているとします。
この「絶対大丈夫!」は
何を強く信じていると思います?
◆(テストの結果が)大丈夫じゃないなんて、考えたくない!
◆(テストの結果が)大丈夫じゃないと困る!
◆(テストの結果が)大丈夫じゃないことなんてあり得ない!!
など、結果が実らない不安や怖さから、
「テストに受かるから、絶対大丈夫!」
と信じている様子です。
つまり、見ているのは「テストの結果」ですね。
じゃあ、励みになる時は、何を強く信じているのでしょうか。
それはね、
◆(テストの結果が)大丈夫じゃなかったとしても、
あの子は必ず立ち直れる
◆(テストの結果が)大丈夫じゃなかったとしても、
あの子は何か力をつけるわ
◆(テストの結果が)大丈夫じゃなかったとしても、
あの子が人生振り返った時には、何かの役に立つわ
など、
「(テストの結果が悪かったとしても)この子は大丈夫」
とその子の成長や可能性を強く信じているんですよ。
つまり、その子自身を見ているんです。
ね?ね?
見ているところが違うだけで、
ちょっと伝わり方が変わると思いません?
前者は、
結果が良い方にだけ力が入っているのですが、
後者は、
結果が良いなら、もちろんすごく嬉しいけれど、
どちらの結果だとしても、
1つのゴールとして受け止められる感じ。
私が高校受験の時の話ですが、
母の方が試験に対して、すごくピリピリしていて
「絶対大丈夫!大丈夫だからね!」と
毎日、母は
自分に言い聞かせるように言っていたんですよね。
お百度参りに行ったり、
部屋の乾燥するのを予防するために、
濡れたタオルを家じゅう振り回して
その一生懸命さに、若干引いていました。
「っつーか、
受験するのは私なんだけど。」
「でも、失敗したら…
母が落ち込んで大変だろうな~」ってね(笑)
私も母親になって、今思えば、
ずっとそばにいて支えてきたからこそ、
子どもに期待もするし、応援もしたくなるし、
希望も叶えてやりたいと強く願うんですよ。
だから本当は、
結果を強く信じるのも、
その子を強く信じるのも
どちらも、
子どもに対しての愛情なんだと思うんですよね。
決して悪いことではないんです。
でも、もしできることなら
「失敗しても大丈夫だよ」
「どんな結果でも、
あなたは大丈夫だよ」
を信じて伝えてもらえたら
きっとその子の励みになっていく可能性が
アップするだろうな~
と思っています。
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