※当ブログの宅建tシリーズ と使用テキストについては、こちらのページで説明
P:前回記事は、26年国公立大学・後期の合格発表前。
そして、今回は合格発表(20日)後に、引き続きZくんと話していきます。※1
後期合格後の部屋探しの慌ただしさについては、実際の体験を書かれたブログがありました。
Z: 上の記事の方も、やはり「後期合格で気に入った物件が残っていなかったら、住み替えを考えたら?」というご意見ですね。
P: その「住み替え」について、大学生協が ↓ の記事提供してくれてましたので、見ていきます(以下、A)
Z: まず、賃貸契約についてなんですが、昔は18歳は未成年で、親が契約を取り消せたんですが、今は親の同意なしで、さまざまな契約(携帯電話の契約、クレジットカード作成、ローン)ができるようになりましたね。
P: 2022年の民法改正で、「未成年者」が、「20歳未満」→「18歳未満」になりました。
宅建試験(民法)でも、大事なポイントなので、旧・宅建Tシリーズ記事で、Sさんが解説してくれています。
Z: 逆に言えば、大学生(18歳以上)なら、契約は自己責任になりますが、自由にできる。
でも、飲酒・喫煙、ギャンブルなどは、法律上は、20歳まで×。
大学サークルの「新歓」は、まだグレーゾーンのままですか…。
P: 早稲田大学は、コロナ禍が落ち着きかけた23年に↓ のように、飲酒ルールについての警告をしていますので、各大学で、とくに新入生には、いろいろ呼びかけするはずです。
Z:さらに、大学生協が「賃貸契約」について注意喚起をしてくれていると。
P: 新入生が賃貸契約をするときに、お金を払うのは親御さんなので、子どもが単独で契約ということは、実際はほぼないと思います。
ただ、地方はとくになんですが、持ち家で親も賃貸契約をしたことがないと、不動産業者のペースでサインして契約終了…というパターンが大半だと思います。※2
Z: 大学生協と提携している業者の物件なら、あまりトラブルは起きそうもない気がするんですが?
P: 大学生協の記事Aは、むしろ、親御さんや学生さんにむけて、賃貸居住のルールを説明する内容になっています。
注意点をあげると、
①居住中のルール
『賃料を支払えば自由に使えるわけではない。勝手にルームシェアをしたり、ペットを飼ったり、大きな音を出したりといったことが、禁止されている場合もある。』
Z: Pさんも、以前の記事
の文末で、「学生向け賃貸は壁が薄いことも多いので、自分が騒音の発生源にならないように」と書いてましたね。
②設備機器などの修繕
P:大学生協の記事Aは全国向けなんですが、東京都の賃貸の場合は「東京ルール」(賃貸住宅紛争防止条例)が、なにせ「条例」なので、私的な契約よりも優先されます。
この東京ルールとは、
『都内の賃貸物件の退去時の原状回復費用を
「経年劣化・通常損耗=大家(貸主)負担」
「故意・過失=入居者(借り手)負担」
と明確に分ける独自ガイドライン。』
です。
たとえば、画鋲跡の補修などは原則大家さんが負担。ほかに、経年変化(畳や壁紙の日焼け、家具跡)や通常使用でついた傷や汚れなどの原状回復費用もですね。あと、入居中に備え付けエアコン、給湯器などの故障がおきたときの修理などもですね。
一方で、タバコやペットによる汚損や、掃除不足によるカビ、釘や大きな穴なども借り手の負担です。
Z: 要するに、借り手に落ち度がありそうな汚れや傷は、借り手負担(クリーニング費用など)ということですね。
ぼくも、浴室・浴槽の汚れはグレーゾーンかな? まだカビの発生はないですが…。
P: 東京だと、クリーニングサービスが各種あるので、退去前には管理会社に費用見積を確認して、自分で安い業者に頼む方法もあります。
③退去時の原状回復費用と、敷金・礼金
Z: ぼくが今住んでいる賃貸も中古物件なんですが、そもそも5年も住んでいると、「この柱のキズは入居時からあったはず」とか、いちいち覚えてませんよね。
P:なので、記事Aでは理想として
『入居時に傷があることに気づいた場合、退去時に元からあったと主張するだけでは通用しない。入居時に、すでにあった傷だと記録しておくことも必要だ。不動産会社や貸主に立ち会ってもらい、室内の状況(設備の不具合や室内の汚れや傷などの有無)を一覧表にしておく(国土交通省のガイドラインにチェックリストがある)などが理想的だ。立ち会いが難しい場合は、入居時に写真を撮って記録を残しておく方法もある。』
としています。
Z: いまの時期(3月下旬)だと、前期合格の学生とか、新社会人とか、もう入居してしまった人の方が多いですよね。
あと、後期合格者は部屋の確保だけで精一杯で、そんな余裕あるかな?
P: 今からでも遅くないので、もし室内に目立つ汚れや傷があったら、スマホで写真を撮って、Googleフォトなど日付がつくクラウドサービスに、保存しておくと良いですよ。
今のタイミングだと、親御さんが入学式に出席したあと、お子さんの新居にたちよって撮影しておくとか。
Z: 仮に、ぼくも納得して「原状回復費用」(1Kの相場は5万くらい?)を支払うとしたら、Aの記事によれば、まず入居時に支払った「敷金」から、差し引かれるわけですよね。
P: その昔、筆者が引っ越し(住み替え)をしたときも、そのパターンだったと思います(たぶん)。
ちなみに、東京都と周辺三県(神奈川県、千葉県、埼玉県)には「礼金」という風習もあります。
「敷金」が、退去時に返ってくるお金(原状回復費用など諸費用の清算で、返金額は減ります)なのに対して、礼金は文字通り、大家さんへの「お礼」なので返ってきません。
最近は、礼金なしの物件もありますが、東小金井駅周辺の築30年くらいのワンルームでも、敷金1か月、礼金1か月のところもあれば、両方「なし」の物件もありましたので、今度「住み替え」するときは、しっかり確認してください。
賃貸の契約(宅建35条、37条書面)については、4月以降にSさんが、当宅建tシリーズで、くわしく解説の予定です。
※1 後期合格だと、入学式(東京農工大学の場合26年4月3日)まで約2週間しかないですね!
ちなみに、下記「お知らせ」をみると、農工大の場合は入学式に参加できるのは入学生1名につき1名。しかも、式典会場とは別の場所で中継映像を見る形式なんですね…。
まあ、Zくん(21卒)が大学院を修了したときは、コロナ禍の真っただ中。式典はなく、修了証書も各研究室で、教授からの手渡しで散開したそうです。
※2 全国版としては、国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」(PDF)をご覧ください。
【写真提供】Pixabay
【BGM】
Z選曲:UNISON SQUARE GARDEN「うるわし」
P選曲:YMO 「君に、胸キュン」



































