3月から残業が増えた!?

3年前の3月に、首都圏国公立大学・工学系修士を修了。同年4月から某大手メーカーのエンジニアとして働き始めたZくん。

これでもかと言わんばかりの「コンプライアンス研修」のおかげで、仕事の中身についての話はNGですが、これまでは、「どう聞いてもホワイト企業」という働き方でした。が…。

 

P: 今年の4月で、いよいよ入社4年目ですが、3月からいきなり、忙しくなって、残業も増えたそうですね。

Z: ぼくの部署では、再任用のベテランエンジニアが3月末で1人抜けて、4月下旬には、新人が配属予定(合同研修後。3年前のぼくもそうでした)。

なので、その間、部内での引継ぎとか、新人に教える準備とかで、部署全体の業務量が増えるのは当然ですが、ぼくへの仕事配分が、明らかに増えたんですよ。

P: で、仕事場で夕食を食べることが、週2~3回になったと。え? 夜食じゃなくて夕食でしょ? と、筆者の業界の面々なら言うけど。

Z: ぼくの会社の同期エンジニアでも、1年目からがんがん残業させられた部署もあったらしいですが。

新卒3年以内の離職率とは

P: 筆者の職場でも事務系(非管理職)は、繁忙期以外は残業なしと聞いてますので、部署や管理職かどうか(管理職は裁量労働制)などでも違いはありますが、入社3年満了前から、いきなり業務配分量が増えたというなら、「新卒3年以内の離職率」の数字を意識しているかもしれません。

下記は、厚労省が令和5年10月に発表したデータです。

 

 

Z: 大卒、1000人以上の事業所で、26.1%って、予想以上に多いですね!!

P: さらに、大卒でも「宿泊業,飲食サービス業」に就職した人は51.4%が離職。つまり、2人に1人は、会社などを辞めているわけですね。

逆に、電機、機械、情報通信、食品業界やインフラ業界などは、離職率が低いようです。

 

 

Zくんの会社の新卒3年内離職率を調べたら、ほぼ業界平均値でしたね。  ※補足1

さすがに、業界の水準より悪かったり、雑誌の「大手○百社 離職率ワースト・ランキング」記事には載りたくないという、配慮が働いているのかも?

Z: なぜ、3月からなんですかね?

P:  法律上は、退職する2週間前までに、退職届を提出する必要があるらしいですが、会社の就業規則で「1か月前」などとしている会社がおおいようです。…Zくんも気になるなら、自社の就業規則を確認しておきましょう。

そして、もしZくんが3月中に退職届を出したとしても、実際の退職は4月になりますから、「3年以内離職率」にはカウントされないわけです。

まあ、あくまでも筆者の憶測ですが。

そして、Zくんの話だと、今度の仕事はいままでより高度で、その分大変だけどやりがいがある業務らしいので、単純に仕事のステップが一段あがった(あと給与のランクも)だけかもしれません。

【追伸】

Zくんの会社のゴールデンウィークは10連休だそうで!

大企業(1000人以上)でも、10連休は3割くらいですね(下記)。

 

 

ちなみに筆者の職場は、「〇連休だ・か・ら、連休初日は休日出勤でも平気だよね~」…でした。

 

 

都立自校問題作成高校と、雷電×稲荷のコラボ

 

P:つい先日、新宿に行ったときに、マップにあった「雷電稲荷神社」を「電電稲荷神社」と見間違えて画像拡大してみたら、隣が、東京の自校問題作成高校のひとつ、都立新宿高校でした。※上の写真で、背景に写っている建物が新宿高校

Zくんには10年以上前から、都立・自校問題作成高校の受験~国公立大受験・理系大学院・就活のネタを提供してもらってましたので、「十年ひと昔」という感慨もあり、写真に撮りました(ちゃんとお賽銭を納めましたよ)。

Z: イケア新宿店の目と鼻の先の場所で、新宿御苑にも近いですね~!

新宿高校を目指す中3生は合格祈願に。そして、工学部電気電子工学系の大学受験を志す方、メーカーや電力業界などを志望する就活生も、お参りして良いかも。

 

 

補足1 :「トヨタ 新卒離職率(定着率)」などと、ご自分が気になる有名企業名を検索すると、たいていデータが手に入ります。定着率が高い業界、企業は、ホワイトな職場の可能性がたかいので、就活生は要チェックです。

写真撮影:筆者

【BGM】

Z選曲:Yama+キタニ タツヤ 「憧れのままに」

P選曲:ブライアン アダムス+Chicane 「Don't Give up」