国公立大学・前期の合格発表前に、首都圏国公立大学・工学部 新4年のZくんに取材しました。
大学に「合格」するまでは、試験勉強にせいいっぱいで、「合格したその後」については、あまり考えないですよね(筆者もそうでした)。
今回は、これまであまり生態が知られていなかった? 「国公立・理工系」大学生についての、「調査クエスト(MHW) まとめ」※0 として、自宅通学生Zくんの
  これまでの3年間(前半:学士1~3年:教えてもらう立場)
を振り返りつつ、
   次の3年間(後半:学士4年~大学院・修士2年:卒論・修論を“創る”立場)の見通し
さらに、学部4年で就職予定のJくん(東京都内某大学・機電系学部)の協力で、「理工系の就活」についても、簡単にふれます。
 
●1 祝・合格 まず新入生への新生活アドバイス
Z:前期合格のみなさんは、おめでとうございます。後期合格の人にも、先に、言っときます。
P:自宅通学できるみなさんは、いいですが、家を離れる人は、今年は大変かも?
引っ越し料金も値上げ(3月期は2割増し)し、
https://hikkoshi-rakunavi.com/wp/?p=14346
土日の予約はとれないどころか、「3/15~4/15のお引越しは、全て受託不可」らしいので、基本、生活用品は、現地調達になりますかね。※1 
生協でもいろいろなものを売っています。
https://shinseikatsu.ne.jp/store/sp_original.html

家賃の高い東京生活で、筆者のおすすめは、こたつ兼用テーブル(フラットヒータータイプ)。とくに、寒い時期に、けっこう重宝すると思います(ルームエアコンで暖房すると乾燥しすぎになります。当ブログ執筆も、「こたつテーブル」です)。
Z:ぼくのアドバイスは、『通学自転車はメーカー品を買え』。入学時に、近くのディスカウント店で買った、1万円台の自転車の修理費用が、半年で7千円。2万円台のナショナルブランドの自転車に買い替えてからは、2年半で、パンク1回。乗り心地も違うんですよ。
P:Zくんは、日本のものづくりメーカーの実力を、身をもって※2 知ったようだね。
※追加で、東京での学生生活で注意する点(マルチ商法、政治・宗教勧誘)を、文末に掲載。さらなる追加は、「民事訴訟管理センター」の架空請求はがきについて。
 
●2 理工系の、前半の3年間は、単位との闘い
P::Zくんについては、これまでは、「単位との闘い」の話題がメインでした。
学部・学科の「新入生ガイダンス」でも、真っ先に「4年間で学部を卒業できるのは、7割」とか、言われるはずですが、そもそも単位を落とさなければ、「留年」はしません
Zくんについては、以前(16年10月)の記事で、「(2年後期まで)落とした単位ゼロをキープ中」とお伝えしてました。
3年後期までこの記録を伸ばし、卒論(卒業研究)の単位以外の、卒業に必要な単位数もクリアしたそうだね。
大学によっても、数は違いますが、農工大・工学部だと124単位です ※3。
1学期に20単位ずつとれれば(半年:1学期で、12科目・24単位をめざし、2科目まで×がOKというペース)
  1年前期 20、1年後期 累計40、2年前期 60、2年後期 80、3年前期 100、3年後期120
工学部Zくんシリーズで、各期の「報告会」もしていますが、簡単にふりかえると。
Z: 1年前期…受験勉強の疲れ? を癒すためか? 比較的イージーモードですが、必修・語学を落とすと、2年で泣きますので、語学は単位がとれるくらいの勉強はしましょう。
 1年後期過去記事で、「魔の時間割」と言ったとおり
『月~金の1時限目と5時限目に、語学と工学部の必修&基礎科目(事実上、必修)がずらりと並んで、間を、「その他」選択科目で埋めるといっても、当然空き時間ができます。その空き時間をなるべく少なくしたいところですが、そうすると1日にうける授業数が増えます。』
 2年前期…ぼくは1年前期の単位を落とさなかったので、「まあ、こんなものか」という印象でしたが、1年前期で必修単位をたくさん落としていると、2年前期の授業プラス不足分の穴埋めで、きついと思います。下手をすると、1,2年科目の共倒れ、「負のスパイラル」に墜ちていきますので、注意しましょう。
 2年後期…実験、実習、演習科目が増えてきますので、時間割が一見空いているように見えて、実は…単位をとるための自主勉強時間を、しっかり確保できるかどうかが、ポイントになります。
https://ameblo.jp/pernas/entry-12194182324.html
 3年前期…過去の記事で
『新3年の時間割で、「実験演習」の翌日に「授業空白日」があることを発見して、「あ、この日・丸1日かけて、まともな実験レポートを書けってことね…」と、早くも悟り(あきらめ)? の境地に達している模様』
…予想は当たりまして、丸1日どころか、土日もかなりの時間をかけないとできないレポート課題科目でした。提出日は、ありがたいことに? 火曜日になってました。
 3年後期…2~3週間がかりのレポート科目が追加されました。
P:理工系の「レポート」は、卒論を書くための、基礎トレーニングも兼ねていますので、だんだん負荷が増えます。
ちなみにZくんは、3年前期に、授業をうけつつ、夏インターンシップにも挑戦したので、昨年の春~初夏は、けっこう文章を書きまくっていたよね。
記事「ES(エントリーシート)通過の勝因」にも書いた通り、Zくんは
『都立独自問題作成高校の入試対策で、記述式のトレーニングをしていたから、大学のレポートでもES作成でも、苦労しなかったと思うけど、全国の大多数の高校入試では、これまで記述式対策が必要でなかった。 (中略)Zくんは「記述力」という有利な武器をもっている』
わけで。
新入生のみなさんは、いずれ「レポートの書き方」の授業を、どこかのタイミングで受けるはずなので、この授業でしっかり「作法」を身に付けておくと、あとが楽です。
当ブログでも、また「新テスト」と「就活」の両方で、記事にする予定です。

そして、Zくんの場合は。
Z:4年生でも授業をいくつか受けますが、いわゆる「フル単」=単位を落とさずに学士卒業 が、見えてきました。
P:「フル単」は、下記マイナビのデータによると、全大学生の半分くらいですが、
https://gakumado.mynavi.jp/gmd/articles/50262
約3割が留年する工学系ですと、せいぜい25%(50%の半分)くらいでしょうね。※4
教養科目と語学は、筆者もかつて落としたし…。
いまさらの言いわけになりますが、バイトと勉強バランスが崩れると、やはり単位を落とします
なので、当ブログ記事でも、とくに理工系では、平日バイトはなるべく少なく!! と言ってるわけで。
 
●3 Zくんの勝因分析―自宅通学生はやっぱり有利
Z: 地方出身で、東京の大学に進学した方には申し訳ないですが、工学系の場合、成績はやはり、「勉強時間」に比例します。ぼくの友人なんかでも、バイトに時間を削られて、単位を落とすケースは多いですね。
P: Zくんの学期中の1日のスケジュールは、今でも
  7時 起床
  7時半 朝食(ごはん、みそ汁の和食)
  8時~11時(時間割によって、家を出る時間が変わる。1年後期、2年前期は、1時限目の授業もけっこうあったので、早出)
  12時ころ 大学の食堂(主に生協)で昼食
  午後の授業に出て帰宅(4時~7時) ※図書館ほかで勉強したり、サークルに顔を出したりも
  7時半 夕食(お肉!!)
  11時 就寝
と、高校時代とあんまり変わらないと、聞いてます。
Z: 2年後期から、授業の空きは多くなった代わりに、レポートの量は増えたので、「自主時間割」で、レポート作成に使う時間を確保するには、やはり「規則正しい生活」は、大事だったと思います。
4年からは、研究室ですごす時間が多くなると思うので、このペースがどうなるかわかりませんが。
 
●4 希望研究室に入れるかどうかも、やっぱり「成績」だった
P:Zくんは、第一希望の研究室への配属が決まったそうで、おめでとう。
で、希望研究室に入れるかどうかも、実は「成績順」だったようだね。
Z:前に話したとおり、僕の大学・学部・学科では、3年後期に「研究室選択」をします。
各研究室がオープン・ラボ(説明会)を開催したり、「研究室インターンシップ」もあったり。
それで、ぼくら学生が各研究室に「応募」して、希望者が研究室の「定員」を超えた場合は、教授が「選考」して入室者を決めるというシステムでした。
学生は、応募研究室を自由に選べますが、選考にもれたら「第2志望」、さらに「第3志望」…に回されますので、『談合してもOK』。
つまり、学生同士が話しあって、A研究室5人、B研究室…と、応募する研究室をきっちり調整できたら、教授には選考の余地なしーーということになります。
P:でも、『談合』は成立しなかった。
Z:自主的な「投票」サイトはだれかが作って、みんなが自主申告したので、競合人数が多そうな研究室は避けた人もいたと思います。でも、誰かが音頭をとっての「話し合い」はありませんでした。※6
教授の「選考」方法は、研究室ごとに違いますが、たいていは「成績順」、それに「志望度」(第一希望かどうか? など)が加味され、さらに、過去には教授の「面接」があったとも聞きます。
P:Zくんの場合は、フル単(=ある程度上位の成績)と、研究室インターンシップ参加(志望度MAX)のおかげで、すんなり第一希望の研究室への入室が決まったんだろうね。
 
●5 大学院進学も、成績が良いとすごく楽
P: Zくんは、自大学院への進学希望ですが、研究室選択についての説明会のときに、進路(大学院受験)については?
Z:進路希望調査書は、3年の学期末に出しましたが、大学院進学の詳細は、新学期(4月)のガイダンスのときでしょう。でも、内部進学希望者で、院へ進めない学生は、ほとんどいないと聞いてるので、みんな気にしてないようです。
P;実は、院試にも2種類あります。口述試験と、筆答(筆記)試験です。これも、大学・学部・学科で制度が違いますが、

https://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/admission/nyushi_daigakuin/youkou/2017_t_m_youkou.pdf
とくに、内部進学生で、成績が一定以上(たとえば、学科の上位30%)なら、筆記試験免除(口述試験のみ)。
で、口述試験を担当するのは、身内の先生ですから ↓
https://oshiete.goo.ne.jp/qa/3273616.html
のような、ゆる~い感じのケースが多いと思います。
服装は、迷ったら研究室の先輩に聞いてください(スーツだと逆に浮く?)
このように、理工系の場合は、「成績」が良いとけっこういろいろメリットがありますので、勉強がんばってください。
地方出身で仕送りが心細い方でも1年生の成績がよければ、2年生から学内外の「奨学金」がもらえると思いますので、入学したら、真っ先に大学の担当(学務とか)に相談してみましょう。1年生でがんばれば、2年以降、楽になります
 
※2018年7月 追加記事
研究室に入室し、院試(口頭試験)をうけ、7月現在、大学院・合格内定中のZくん。
「理工系大学院への途(みち)」 で、ご紹介しています。
※2019年3月 追加記事
これで、理工系・主に工学部の学部4年間を、大まかに紹介したことになります。
学部生活の見通しがつくと、まったりできる時期と、頑張る時期とのペース配分ができますので、参考にしてくdさい。
 
●6 工学系の冬インターンシップから就活について
(資料協力:Jくん 上:マイナビ編 厚さ3センチ)
P:今日は、Zくんの友人Jくんの所に届いた資料を、「Zくん便」で運んできてもらいました。
Jくんは、都内の大学のいわゆる機電系・新4年生で、以前の記事では、「親戚リクルーター(某大手企業勤務)に、お正月、自宅へ招待された」というところまで聞いたんですが? その後は?
Z:「あとは時期がくるまで、一切話せない。自分の所に届いたDMは、すべて提供する」といってますので…お察しください。
Jくんは、2年生のときに、「留年黄信号」だったのを、Pさんのアドバイス(親御さんの強制めざまし戦術 詳細記事)のおかげで、なんとか4年で卒業できそうな状態までこぎつけたので、全面協力してくれるそうです。
P:もらった資料(リュックにずっしり)は、新シリーズ「就活S」の記事の参考にさせていただく予定です。
ただし、理工系、とくに首都圏の大学については、自大学・学部・学科に足を運んでくれた企業、さらに「機電情(機械・電気電子・情報工学)」の学生は、「推薦」がもらえる企業から選ぶ傾向が強いので、企業の採用担当の方は、立派な印刷物を作るより、大学の就職担当(事務方・担当教授)に、推薦枠ありの求人票(電子データか紙数枚)を送ったほうが、よっぽど費用対効果は高いと思います。

あと、3年・夏インターンシップに参加したZくんのとこにも、いろいろ届いてるみたいだね。
Z:メールが主ですが、ぼくのところにも、秋からの「冬インターンシップのおさそい」が3ケタ越え。
さらに、夏にES(エントリーシート)を送って、はねられた某社からは、ES応募者限定らしい、2daysインターンシップのおさそいが来ました。地方の事業所見学など、1泊2日で、交通費・宿泊費は先方負担。夜には、若手社員との懇談会…。
P: 夏インターンシップで、たとえ「お祈り」されても、わざわざESを出す学生は、志望度が高いと判断されて、こういう優遇があるかもしれない。だから、Zくんの努力も無駄ではなかったということだよ。
Z:ただし今回も、どの日程も「平日2日間」…学部生は無理!! 「実質 修士1年限定」のインターンシップということですが。
P:企業の側も、交通費・宿泊費を出す=経費 ですから、コストにみあったリターンが必要なわけです。露骨にいえば、今回の2daysから、何人、本採用につなげられるか? という「歩留まり率」が、採用担当者の「成績」になるはずです。
今回、Zくんには、某1兆円企業からおさそいがあったわけですが、たぶん、某社はESを出した学生の中でも、「ある基準」(大学/院・学部・専攻内)の人にだけ、そのメールを出していると思いますよ。
Z: それは、よく言われる「学歴フィルター」とは違うんですか? 
P: 文系だと「学校名」での差がはっきりしています(例 ↓)。
http://toyokeizai.net/articles/-/187555
理系の場合は、「機電」など、学科・専攻での差の方が大きいです。
すくなくとも、当ブログでよく紹介している首都圏6国公立大学の理工系を、“学校名”だけで門前払いにする企業は、まずないでしょう。
そして、
  修士 >> 学士
です。
機電情の「推薦」は、希望者が多い人気企業だとやはり、成績順で決まることが多いです。
 
くわしいことは、今後、新シリーズ「就活S」で触れる予定ですが、受験や就活で、ひとくくりに「大学」と言ってるときは、学生数が多い「私立・文系」を指しているケースが多いので、注意してください。たいていの文系学部よりも、勉強は大変ですが、勉強のきつさと就職力は、正比例していると思っていただいて、けっこうです。
:でないと、ぼくらも、やってられないですよ!!
 
●7 理工系の裏ワザ?
P: たとえば、「研究室」や文系のゼミに入ると、OB経由の情報がいろいろ入ってきますが、理工系の場合は、「学会」にも注目です。
研究室で、各種学会のイベントに連れて行ってもらって、卒論や修論に関連する情報を集めたり、就活にも使えたりします。
Z: 学会で就活ですか?
P: たとえば、電子情報通信学会の学生向け「キャリア懇談会」では、
  アンリツ、日立国際電気、フジクラ、村田製作所
など、世間の知名度はやや低いけれど、業界では有名なメーカー 十数社の担当者と話ができます。理工系の場合は、幕張やビッグサイトに行かなくても、まず学会に注目してみてはどうでしょうか? 
学生会員は、だいたい会費が半額ですよ。
【参考 学会イベントの例】
http://www.sice.jp/info/info_event/
 
【追加のアドバイス: 怪しい勧誘に注意!!(2018.3.18)
先日、山手線・渋谷駅に近いコーヒーショップで、打ち合わせ用の書類を作っていた時に、隣の席から、いわゆるマルチ商法の勧誘の、典型的なやりとりが聞こえてきました。
誘った側(Aさん)、誘われた側とも、お子さんのいる主婦のようでしたが、Aさんは、SNS等いろいろやってたり、芸能関係の知り合いもいて毎日充実している、と話してました。
地方出身の学生なら。「芸能関係」でつい、食いついたかも?
筆者やZくんは、外見は草食系ですが、こういうお金がらみや、政治、宗教がらみのお誘いは、なぜか?? 皆無。
一方で、当ブログの歴戦キリン、Sさんの学生時代(80年代 地方国立大・文系)は、『政治(マルクス主義)や、新興宗教へのお誘いは普通にあった』 そうです。※α
理工系の学生にも、「仮想通貨」をからめた儲け話や、偽装サークルからの政治・宗教のおさそいブラックバイトなど、いろいろあると思いますが、なにか変だと思ったら、まずは、「大学の相談窓口」を利用してみてください。
 
【架空請求 はがき】 2019年7月29日 追加
当ブログ目付役のSさんのところに、「民事訴訟管理センター」からのはがきが届いたそうで。
内容などは、 ↓
と同じ(電話番号は、03-6907-●52● 、住所は霞が関3丁目1-7 微妙に違いました)。
「民事訴訟管理センター」で、検索すると、埼玉県警の警告ページなど、すぐ見つかります。
ほかに、「国民訴訟通達センター」や「地方裁判所管理局」などと名乗る例もあるそうです。
いったいどういうルートで、S家の個人情報が漏れたか不明ですが、もしはがきや封書(封書版に進化したケースもあるそうです)が届いて、何か変だと思ったら、検索するか、大学の学生相談窓口で確認しましょう。
 
※0  3年後期の試験を終えたZくんからは、
「春休みは、バイトと狩り(モンスターハンター:ワールド MHW)で忙しい」
と、一度は丁重に取材をお断りされましたが、下記アイテム提供でOK に。
 
↑ こちらの一品。プラスZ家に近い某駅前の洋風定食屋で「タコライスランチ」。
なお、3月中旬、MHWのハンターランクが100を超えたZくんは、「高校受験や大学受験を終えたらしい、新規参入(ハンターランク1ケタ)が増えたため、人助け に回っている」そうです。
※1 今年は、花粉の量も多いみたいですね!!、耳鼻科の予約を取ろうとしましたが、土日の予約は無理!! 平日、有休をとって受診。しかも、順番がくるまで、近くのコーヒーショップで待ちながら、このブログを書いていました。ちなみに、「診察予約アプリ」にもAIの波が↓
https://xirapha.jp/service/app/
※2 1年夏休みのバイト代をすでにもらっていたため、親から「半額負担」を言い渡されたようです。Zくんは「学業継続に必要なお金は、親負担の約束」を理由に、減額交渉しましたが、「サークル、遊び、バイトに行くときには使わないのか?」と論破された模様です。ちなみに、パンクなどの修理費も「半額負担」。
※3 農工大・工学部2016年入学生では124単位(詳しくは、下記32ページ)
https://www.tuat.ac.jp/documents/tuat/campuslife_career/campuslife/course/201604181802421036161299.pdf
※4 工学系のみの調査データは、みあたりませんでした。
※5 信州大学 機械システム工学部の場合
 http://www.mech.shinshu-u.ac.jp/education/credit.html#promotion
※6 話し合いが成り立たない要因は、Zくんの分析では、「進級留年の先輩」の存在。「卒業研究資格(3年から4年への進級)を得るのに必要な単位」が、たとえば106単位だと、その単位を取るまで「留年」になります。
2015年入学のZくんたち7割が、14年~12年入学の「先輩」3割と「わざわざ話し合うメリットは何もない」ですからね。
※α Sさんは、「マルクス・資本論」に対しては、「マックス・ウェーバーの『職業としての学問』、「キリスト教・新約聖書」に対しては「易経(漢文)」を持ち出し、「私の勧める本を読んでくれたら、貴方の勧める本も読みましょう」という、竹取物語の「火ネズミの皮衣戦術」で、相手を追い払ったそうです。
ちなみに、「職業としての学問・政治」や、マルクス(資本論)、ケインズ、コーランなど、いまや、どれも「まんがで読破シリーズ」で読めるんですね~。
 

BGM 『Mountain Top』:映画『空海―KU-KAI―美しき王妃の謎』主題歌 RADWIMPS
冒頭写真と中間風景写真提供:Pixabay 
冒頭写真は シカゴのモニュメント・「クラウド・ゲート」(愛称・The Bean つまり豆)