「養護教諭」にとらわれてしまう前に。 | 「自分のままで“養護教諭”になる」YOUKYOUカフェ・柏木むつき

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ここ最近、気づけば寝落ちして、

寝ても寝ても眠くて仕方なくて…。

「ブログ書こう…」と思っても、

いつの間にか眠ってしまっていて。

 

そんなこんなしている間に、

YOUKYOUコラムが更新されておりました(笑)

 

現役養護教諭のおかゆさん。

タイトルは「私は私。あなたはあなた。」

 

 

上記の記事の一節。

私はこの学校に一人の養護教諭で、みんなと違う視点を持っていても良いし、一緒じゃなくて良いのだ。

みんなと同じように考えなくても、同じ行動をしなくても良いし、みんなそれぞれの役割を果たすことで、この学校や社会が一つのまとまりになれたら良いのだよなぁと思いました。

 

「皆と違っても良い。」が、

「皆と違わなければならない。」になったり、

「皆と同じでも良い。」が、

「皆と同じにならなければならない」になったりすると、

正直しんどい。

 

「違う存在になりたい。」とか、

「同じように扱われたい。」という想いも、

現実の「否定」から入ってしまうとやっぱりしんどい。

結局は「外」にある願望だから。

 

私は、こちらの本を何度も何度も読み返していますが、

 

 

初めて読んだ時から首がもげそうになるほど頷く箇所があります。

「養護教諭は、相反する二つの欲望に引き裂かれた存在である。

教諭と同一化したいという欲望と、教諭と差異化したいという欲望と」

この「欲望」の合間で、

私たち養護教諭は常に「軸」を問われ、「芯」を問われ、「根」を問われているといっても、

過言ではないと思います。

だからといって、正直に書けば、

その「答え」を「養護」や「専門性」に求めるだけではそれもまた「苦しい」と思っています。

そこから漏れてしまうものがあるだろうから。

それを「無視」することは新たな「苦しみ」を生むだろうから。

「肩書き」だけが、自分の「拠り所」ではないし、

「自分」の拠り所を「肩書き」に求めるのもそれは「刹那的」な気もするのです。

「養護教諭」にとらわれるあまり、

「自分」を見失うようならば、

「養護教諭」にとらわれる前に、

一度「解放」してあげてみれば良いな、と。

 

 

とはいえ、「欲望」から始まるものは必ずあって、

その「欲望」にまずは気づいてあげることが、

何よりも大事な「一歩」だと私は思っています。

 

その「欲望」からスタートすることによって、

きっとたどりつく「答え」はより深みを増すだろうから。

それはきっと、教科書にもマニュアルにも、

答申にも手引にも「ない」けれど、

必ず「ある」ものだと思うからです。

 

おかゆさんの記事は、

「あるある~」と納得する人が多い「日常の一コマ」。

こういう時に「自分」の「欲望」に気づくその一瞬を見逃さない。

大事な「今」の紡ぎ方だと私は思うのです。


(読むたびに付箋の位置が変わる…私の関心のポイントが分かる笑)

 

 

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☆養護教諭シリーズ

「憧れの養護教諭」になる方法。

養護教諭としての優先順位。

“養護教諭”という肩書きへの付加価値。

自分の「楽しい」へのアンテナの張り方。

養護教諭だって嫌われることがあって当然。

仕事を辞めたい、異動したい、と思った時。

養護教諭としての「観」を超えて。

養護教諭の存在価値に対する「枠」。

「養護教諭」という肩書きにとらわれすぎなくて良い。

「前例」との付き合い方。

“養護教諭”として「あなた」が伝えたいこと。

受かっても落ちても「価値」は変わらない。

「不在の存在」としての養護教諭。

「補う」のではなく「引き出す」養護教諭になるために。

もっともっと自由に“養護教諭”になる。

「養護教諭=保健室の先生」を考える。

「男性」養護教諭についてのあれやこれ。

 

番外編

仕事と勉強を両立する方法

講師の話が来なくて不安な人へ。

養護教諭の未来について考えていたこと。

養護教諭教員採用試験の対策法

過去問対策について。

教員採用試験対策と「向き合う」ということ。