友人のスジャータ女史と、鎌倉に行ってきました。目的は、銭洗弁天と梅。
銭洗弁天はスジャータ女史の希望でした。風水ではお金は水にふれると増える、という法則があり、銭を洗うという行為にも一応の論理があるようです。しかし着いてみると長蛇の列。みんな金を手に手に…。とくに500元の札束と宝くじを、とりつかれたかのように洗っている中国人の集団など見ていたら、さっそく人間の渦巻く欲望に気中りして、私はひとり息が吸える場所を求めて人ごみから離れていきました。
そしたら奥の方に、清らかな滝があってだれも来ない空気のきれいな場所があるじゃないですか!くずおれてベンチに座り、池を見ていると、橋の下に餌を求めてバシャバシャ群がる鯉の集団と、そこから離れて一匹だけ滝壺のまわりをゆったり泳ぐ、超マイペースな鯉が。あんな独立独歩でも生きていけるんだ…。私はあの鯉に自分を肯定されたような気がして、そこの下之水神社にだけお参りしてさっさと帰ったのでした。
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●スジャータ女史まとめ 2016年上半期
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●拙著出てます