通変星（十大主星）の相生・相剋の話をしてみる。

2022年10月の鑑定、満員御礼です。

占い師のゆーこの鑑定をご希望の方は、
まずはこちらのページをご確認ください。

占い師のゆーこです。

RichardAlan / Water Wheel

五行説には

「相生・相剋・比和」という

考え方があります。

五行とは木・火・土・金・水のこと。

これらの関係について、

相生：助け、生み出す
相剋：攻撃・打ち滅ぼす
比和：同質（陰陽違ってもOK）

となります。

相生は助ける流れ。

自然に与える/与えられるので

「意識しない」。

相剋は攻撃する流れ。

攻撃されるとチクチクしますよね。

なので「意識する」。

（比和は相剋に準じます）

四柱推命や算命学は

陰陽説・五行説をベースとした占い。

当然、

相生・相剋・比和という法則を

占いでも使います。

（命式表作成から占技までめっちゃ使う）

ところで、通変星（十大主星）は

人の精神、霊魂の状態が

現実世界で発揮されるとき

どんな感じになるの？を

示してくれるものですが、

通変星（十大主星）にも

相生・相剋・比和の関係を

見ることができます。

例えばこの宿命。

（愛され四柱推命の命式表を使わせていただいています）

通変星は

中央：劫財
北：食神
東：偏印
南：比肩
西：傷官

この5種類。

中央の劫財との

相生・相剋・比和の関係を見ると・・・

相生：3つ（劫財と食神・劫財と偏印・劫財と傷官）
相剋：なし
比和：1つ（劫財と比肩）

となり、相生多いですね。

上記宿命は相生多めなので

精神的に葛藤が多かったり

辛苦を感じすぎたりは

さほどしない感じですね。

（あくまでも宿命だけ見て、です）

精神的に葛藤するとか

辛苦を感じるとかって、

ものすごくざっくり言うと

「めっちゃ考えてる」

ってことなんですよね。

相剋は「意識する」なので、

相剋が多い宿命は意識のポイントが多い、

つまり「めっちゃ考える」。

めっちゃ考えると、

考えないよりも分かることや

見つけられることが多いですよね。

自分の血肉にできる内容が

多いということ。

なので、相生多めだから

葛藤や辛苦をさほど感じなくて

ラッキー！いい宿命！！

って話ではないのよ。

相生は精神的に「楽」ではあるものの、

「学び」は少なめ。

相剋は精神的に「苦」ではあるけど

「学び」は多い。

相生が多ければ良いってもんでもなく、

相剋もまた然り。

両方あるとバランス取れますね。

じゃあ相生・相剋（比和）は

どんな比率だったら

バランスするの？

っていう疑問が生まれるかもですが、

これは単純に2:2です。

通変星の中央の星と

他の位置の星を見て、

相生が2つ、相剋が2つでバランス。

余談ですが、

もっと深くバランスを見る場合、

「方向」の観点を加えます。

東西南北中央ですね。

東西南北中央の各方向の

「自然の型」は、

中央と北：中央が北を相剋
中央と東：東が中央を相剋
中央と南：南が中央を相生
中央と西：中央が西を相生

となります。

上の宿命で見ると、

中央と北：
劫財と食神は相生なので
自然の型と不一致
中央と東：
劫財と偏印は相生なので
自然の型と不一致
中央と南：
劫財と比肩は比和なので
自然の型と不一致
中央と西：
劫財と傷官は相生なので
自然の型と一致

となります。

ちょっとだけバランス取れてない。

現実的な世界で生きると

持っている才能・能力を

発揮しやすい。

また、葛藤することあるかもだけど

多くの学びを得て

精神的に成長しやすいよ。

・・・って感じですね。

（もっと細かく語れるけど割愛）

私が今回伝えたかったことは、

「相生・相剋に良い悪いはないよ」

です。

相生と相剋、バランスよく

どっちもあるのが理想だけど、

片方に偏る場合ももちろんあるので、

自分の質をよく把握して

メンタルケアしたり

意識的に行動したりなど

するのがいいよね、という話。

自分でどうにもできなかったら、

誰かに頼るのもいいしね。

久しぶりに説明回になりましたね。

しかもマニアックなやつ・・・。

ここまで読んでくださった方、

ありがとうございます！

それではまた次回。

-----

今回も読んでくれてありがとうございます！