モンテッソーリの算数教具、金ビーズの後悔 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。 

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娘が4歳の頃、解禁したモンテッソーリの算数教具『金ビーズ』

 

 

 

その魅力的な教具に母はうっとり。

もう、このオレンジ色のガラスに光が入るだけで、その輝きに惚れ惚れしたものでした。

 

モンテッソーリ教育では「位取り」という言葉を使用せずに、幼児期にこの金ビーズを通じて「1、10、100、1000」の概念を紹介します。

それぞれの位はどういう関係で、どのようなフォーメーションとなるのか。

この抽象的な概念を、具体の形で提示することを考案したモンテッソーリ女史。

 

1000という数字は1よりも1000倍大きいということを、子ども達は目の前にある具体物を通じて吸収していきます。

 

娘が初めて1000の金ビーズを持った時も、最初に出てきた言葉は『おも~い』でした。

 

 

子どもにとってそれほどインパクトのあるこの1000という数字。

 

誰に教えられるわけでもなく、自分で感じた数を内在化させていくこの体験は、小学生になって抽象的な数の世界に入る時、どれほど貴重なことなのかということを、この時期母はまだ知らずにいました。

 

娘が探求しようとしている数の世界に十分浸ることもさせてあげられないまま、「数=計算」という頭しかなかったあの頃。

 

「金ビーズを導入したのだから、さぁ次は足し算!!」

 

と、どこか四則計算という見えないレースへの参加を余儀なくされたかのように急かされた娘。

 

“We are not in a hurry.”

(私たちは急いでいないの)

 

モンテッソーリアンの恩師の声も、むなしくも届かなかったあの頃。

小学生になってからも、これほどまでに金ビーズとの付き合いが続くと分かっていれば、幼児期のあの頃、もっともっと純粋な数の世界を託してあげれば良かったと悔やまれます。

 

数えたくて数えたくて仕方がなかったあの時期。

足し算よりも引き算よりも単純に数えたかった娘。

もっと彼女の意志を尊重してあげれば良かった。

 

ホームモンテッソーリのお手伝いをさせていただいている方々と頻繁に出てくる「金ビーズ」の話題。

そのたびに、ちょっぴり苦い思い出が蘇ってきます^^:

 

◆◆

 

今朝の読書はこちら。

「数の領域 順序だてて考える力を養うために」という章では、モンテッソーリの算数教育について約20ページに渡り詳細に解説されています。算数教育に興味がある方には、おススメです。

 

 

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