小数のおしごとに必死なYuzy♡(10歳1ヶ月)
小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。
よろしければ自己紹介もご覧ください。
「うちの子、いつまでもケアレスミスがなくならないの。」
「うちも、うちも!」
昨年の授業参観のあと、ママ友たちの間で繰り広げられていた会話。
どこの家庭でも、やはりこの「ミス=間違い」は大敵なのかもしれません。
8年前にモンテッソーリ教師養成講座を受講し始めて、衝撃的だったのはこの「ミス=間違い」の捉え方でした。先日も、「間違いをプラスに捉える」という記事を綴ったばかりですが…。
もっと驚きだったのは、本日のタイトル…。
ケアレスミスは「ミス」ではないということ。
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「段階を踏むこと」を非常に重視するモンテッソーリ教育。
何事も初めから終わりまでをひとつと見なすのではなく、その都度「段階」を区切ることが頻繁にみられます。
例えば…
子どもにとってまだ難しいおしごと(活動)は、段階を区切り、出来る部分だけやってもらう。
絵カード合わせは「3段階の名称練習」を使う。
初めてのおしごと(活動)を行う際は、最初は大人による提示、その後は大人と子どもで一緒に練習、最終的には子ども一人で活動が行えるように段階を踏む。
などなど。
そして何より大切なのが、「正解へ辿り着くまでの段階」。
ここにも2つの段階が存在します。
過程:ステップが正しく行われている。
結果:正しい答えを導いている。
2つの意味が存在するモンテッソーリ教育の正解。
特に教具の種類が多い算数教育では、まずは正しい答えを導くことではなく、正しいステップを踏むことが大事とされています。
「大人の提示の後、子どもがその教具に初めて触れた時、一度で正しい答えまで導くことができたとしたら、それは大人側のミス。」
これは今まで何人のモンテッソーリアンから聞いたセリフでしょうか。
なぜなら、本来もっと前に提示をすべきだったのが、その子にはもうその教具は必要がないからです。
正解へ辿り着くまでの2段階。
だから、ステップが正しく踏まれているケアレスミスは、ミスではないのです。
「また、算数のテスト、ケアレスミスしたの?ミスはミスだからねっ!!」
などと罵声を浴びせるよりも
「計算の過程は合っているね。ステップは正しく踏まれているから、もうすぐ完璧だね!」
常に一歩先を見据え、希望を持たせてあげるのがモンテッソーリな子育て。
モンテッソーリのマジックワード「もうすぐ」。
ここでも健在です。
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イヤイヤ期から今までのマジックワード(8歳7ヵ月)
我が家の小学4年生。
持ち帰る計算の宿題では、もちろん、ケアレスミスをします(笑)。
やり方は分かっているけれど、集中していなかったり、早く終わらせたかったり、原因はさまざま。
毎日6時間も授業を受け疲れて帰ってくる中、また宿題。
何かを早く終わらせたいのは、まさに学童期の子ども達の特徴。
そんなことを考慮すると、わざわざ指摘するのは、不毛な議論にしかならないことが見えています。
「指摘よりも励ましを」
上手くいかない時も多いですが、そんなスローガンを心に大きく掲げる母です(笑)。
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