娘が2歳の頃に始めたモンテッソーリ教師養成講座。
North American Montessori Center、KHT Montessori、Age of Montessori、Keys of the Universeなどなど。ディプロマコース以外にも、様々な講座を受講してきました。
「いつかお教室でも開くつもり?」
「まさか、Yuzyちゃん一人のためじゃないでしょ?」
常に課題に追われ憔悴しきっている母を見ている友人の言葉(笑)。
これほど愛してやまないモンテッソーリ教育のお教室を自宅で開くことができたら、なんと幸せなんだろうと、そんな想像をしてみたこともあります。けれども、いつもその想像の先に見えるのが、お子さんよりもお母さんたちの顔。
いくらモンテッソーリ教育が素晴らしくても、自ら「モンテッソーリ教育を受けたい」と言う子どもはいないでしょう(笑)。親御さんの選択があって、初めて子どもたちの元にもたらされるモンテッソーリ教育。
このブログを綴りながら、日々メッセージをいただく中で、実はモンテッソーリ教育に惹かれても、必ずしも子どもたちがこの教育法と出合うわけではないという現実が多くあることを知りました。
●近くにモンテッソーリ園がない
●モンテッソーリ園はあっても、条件に合うモンテッソーリ園がない
●モンテッソーリ教育を学びたくてもリソースが限られている
などなど。
これほどこの教育法に魅せられていても、条件に合うモンテッソーリ園に出合うことができなかったのは、我が家も経験済み。我が子にモンテッソーリ教育を受けさせてあげたくても、どうにもならない現状は、意外と多いようです。
仮に、母がモンテッソーリのお教室を開設したとしても、実際通っていただけるのはごく一部の方だけ。
だったら、この教育法に惹かれている
『すべてのお母さんにモンテッソーリ教育を』。
これが、母がずっと抱き続けている夢です。
もしお母さんがモンテッソーリ教育を知っていれば、我が子はみな恩恵を受けることが出来る。
ベテランのモンテッソーリアンたちのような美しい提示が出来なくても、モンテッソーリ園に並べられる魅力的な教具が並べられていなくても、モンテッソーリ教育を味わうことは十分に可能だと考えています。
なぜなら、お母さんは我が子の最良の観察者だから。
子どもが今何に興味を持っているかを知り、それに合わせて少し環境を整えてあげるだけで、ホームモンテッソーリは生まれます。
外出が出来ない今、最近母は、この夢に向かって動き始めました。
過去の娘のおしごとの記録を見ながら、このブログに書き留めてこなかったおしごとの整理。数々の恩師から学んだおしごと、推薦図書、アートワークなどなど。あくまでも我が家の記録がベースで、教師養成講座のマニュアルにあるような厳格なものではありませんが、いつか何かの形で役に立つ日が来たらと振り返りを始めています。
どのようにすれば、世のお母さん方の伴走者になれるのか。
そんな夢について考えるのは、何よりもの至福時間です♡