「すべてのお母さんにモンテッソーリ教育を」では、沢山の方々に共感していただき、とても嬉しく思います。
何よりも嬉しかったのは「今まであきらめていたけれど、自宅でモンテッソーリ教育を取り入れてみたい」と言ってくださった方々がいらっしゃったこと。
…ということで、これからモンテッソーリ教育を始めてみたいと思われる方々のために、今日はおすすめの本を5冊ほどご紹介したいと思います。
と、簡単に書き出しましたが、これほど悩まなくてもいいと思うほど、悩みました(笑)。
※実は、今でも悩んでいます。
おすすめ本は沢山あるんです。
ただ、問題は読み方。
いつの時期にどの本に触れたかで、モンテッソーリ教育の印象が180度変わってくる。
この教育法を知って間もない頃、モンテッソーリ教育の第一人者と呼ばれる先生の書籍を読み始めたところ、読了できなかったという過去を持つ母(笑)。いくらモンテッソーリ教育が素晴らしいと力説されても、納得できるだけの知識も経験も持ち合わせなかった当時。逆に懐疑的になってしまい、上手く受け入れることができませんでした。
ここでもう一つモンテッソーリ初心者が陥りやすい罠を。
「モンテッソーリ教育を知るなら、モンテッソーリが書いた本を読むのが一番」
確かに最もな意見でしょう。著書を読まずして、どうモンテッソーリ教育を理解するのか…。
しかし、ここにも順番があります。個人的な意見かもしれませんが、モンテッソーリ女史の主要著書と呼ばれる以下4冊。
●子どもの発見
●幼児の秘密
●子どもの精神
●自己教育
新訳で読みやすくなったとは言え、難解です。
何となく読めても、言葉一つ一つの意味を正しく理解するためには、ある程度モンテッソーリ教育についての知識を深めてからでないと、なかなか自分のものとはならないと経験済み(笑)。
※今でも理解に苦しむ箇所が数えきれないほどあります。
こんなポイントを踏まえた上で、『悩み抜いた特選5冊』をご紹介したいと思います^^
一番のバイブルは松浦学園モンテッソーリ子どもの家の園長、松浦公紀先生の『モンテッソーリ教育が見守る子どもの学び』。何がそれほど良いかと問われると、モンテッソーリ教育の基礎が、一つの分野に偏ることなく丁寧に説明されている点。まさに、モンテッソーリ教育の教科書と言える位置付けです。
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聖アンナ子どもの家の副園長、野村緑先生の『おかあさんのモンテッソーリ』。まさに、「すべてのお母さんにモンテッソーリ教育を」に込めた想いに共通する1冊。家庭での実践方法が具体的に書かれていて、娘の幼稚園時代、何度手に取ったか分からない本。
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1960年代に我が子たちをホームモンテッソーリにて育てたエリザベス・G・ヘインストック著の『家庭におけるモンテッソーリ教育の実践 未就学児のために』。なかなか、家庭においての実践に焦点を当てた本が少ない中、おしごとの手順がすべて書かれている希少本。
娘の愛読書『まんがで読む 知っておくべき世界の偉人 (19) モンテッソーリ』。
漫画だからと侮れない1冊。モンテッソーリの生涯がオールカラーで収められていて、主要エピソードも多数紹介されています。モンテッソーリ教育の入り口には最適。
多分一般的に紹介のあるモンテッソーリ教育関連本とはかなり違うセレクションとなったのではないでしょうか。
今回、ポイントにしたのは「家庭でモンテッソーリ教育を取り入れる」という点。
モンテッソーリ園を選ぶための本であれば、また違ったセレクションが出来上がります。
番外編として、こちらはいつの時代も心洗われる、松本静子先生の著書。入手困難なのが残念なのですが、もし図書館などで見つけた際には是非手に取ってみてくださいね。
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