心から尊敬してやまない松浦公紀先生の著書のサブタイトルにもある「環境を征服する」という言葉。今まで30回以上は再読していると思われるこちらの書籍。頭では理解できても、どこか疑問が残り続けた言葉でした。
モンテッソーリ教育が見守る子どもの学び―環境を征服する子どもたち (子育てサポートブックス)
果たして「環境を征服する子どもたち」の真意とは!?
そんな疑問を長い間持ち続けていましたが、最近この意味がストンと落ちるような感覚を覚えました。
お風呂上りにお水だったりお茶だったり、時には牛乳だったり、母の分も注いでくれる5歳児。2歳の頃から親しんできたあけ移しの成果なのか、こぼすことはほとんどありません。けれども、先日ふとした瞬間に少しこぼれてしまったようです。
こぼれたら拭くという作業は分かっていても、かつてなら「ママ、こぼしちゃった~」とお声がかかっていたことでしょう。
でも、最近は声がかからなくなりました。布巾を取り出し、拭いて、洗って、洗濯機へと入れる。この一連の作業が自分のものになったようです。誰かに何かを言われることもなく、こぼしてしまったら、後は元通りにするだけ。
もちろんこぼさないことに越したことはないですが、注ぐという作業をする以上、大人だってこぼすことはあります。だったら尚更、こぼした子どもを咎めるべきことではなく、どう元通りにするかをしっかり提示してあげる。
そうすることによって、子どもはまさに松浦先生の仰る「環境を征服する」ことを、ここで一つまた体験することになるのでしょう。
洗濯機に入れられた布巾を見て、「えっ、こぼしたの?」そんな野暮なことは聞いてはなりません(笑)。
「環境を征服する」ことを学びつつある娘の成長を、そっと喜びたいと思います^^
姉妹ブログ「Yuzyな日々~今日も楽しく親子英語~」細々と更新中^^;