学習まんが「日本の歴史」を手に取らない理由 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

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中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

10歳の今でもお気に入りセレクション(10歳5ヵ月)
 

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小4娘の『2歳からのホームモンテッソーリ♡ときどき英語』。

よろしければ自己紹介もご覧ください。 

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娘の通う小学校に学校見学に訪れた際、教室の前に学習まんが「日本の歴史」がずらりと並べられていたのが印象的でした。わざわざ図書室へ行かなくても、休み時間にすぐに手に取れる環境に感動したことを記憶しています。
 
そんな娘ももう今年は小学5年生。
もちろん、当時母が見たあの光景は、今でも健在。
 
お友達たちにも人気の学習まんがシリーズ。
けれども、娘は手に取らないようです。
 
なぜなら「想像の余白」を感じづらいといいます。
 
代わりに彼女が愛してやまないのが「絵本版おはなし日本の歴史」シリーズ。
例えば、大好きなこの「行基と大仏」のおはなし。
 
 
夕日に照らされた光景。
 
この自然の色であったりとか。
 
僧侶の表情だったり。
 
焼け落ちる中での火の描写であったり。

この数々の印象的な色合いが、当時の日本社会を娘の心に見事に映し出してくれるようです。
 
モンテッソーリの小学校では、“Impressionistic Charts”と呼ばれる印象付けるためのチャートを用いながら「ストーリーテリング」と呼ばれるお話をベースとした手法を用いて、「歴史」や「生物」などさまざまな分野を学んでいきます。
 
なぜそのような手法で学ばれるのか。
 
0歳から6歳の乳幼児期に、現実に即した世界をたくさん経験してきた子ども達。
6歳から12歳の児童期になると、今まで経験してきた真実の世界をベースに、「想像力」が発達すると言われています。幼児期には想像することもできなかった遠い過去の世界を、児童期になると、見事に想像できるように。
 
見えないからこそ、モノクロだけではなくカラフルに彩ることができる時間。
こんな自由な時間が、娘には大切なようです。
 
過去の年月の出来事と現在が繋がっているという軌跡が、奇跡だという娘。
母の子ども時代にはなかった視点だけに、お粗末なホームモンテッソーリでも、過去への感謝の気持ちは育まれているのだと感じます。
 
感謝の心と共に手に取る「絵本おはなし日本の歴史」シリーズ。
学習まんがの魅力にまだ気付いていないだけかもしれない我が家の10歳。
それでも、まだまだこの絵本シリーズにお世話になりそうです。
 

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