「絵本版おはなし日本の歴史」 | モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

モンテッソーリな時間~バイリンガルに魅せられて~

中2の娘とワーキングママによる2歳からのホームモンテッソーリとバイリンガル育児の足跡を綴っています。

 
フレキシブルな海外のモンテッソーリ教師養成講座。オンラインにてディプロマ取得ができ、モンテッソーリ園ではなくホームモンテッソーリとして実践する分には、非常に有益であると感じるのですが、実は残念な部分も存在します。
 
それは海外講座故に、言語教育をはじめ、歴史、地理など自国に基づいたものではないということ。受講生は世界各地にいるため、講座そのものは非常に中立的ではあるものの、そこを如何に日本に即したものとしていくか。プライマリーの頃から、いつも悩みの種でした。
 
マテリアルが英語である分、ついつい日本というよりは世界を基準におしごとを展開することが多かった我が家ですが、最近娘から出てくる質問は日本のことばかり。
 
「日本はいつできたの。」
「日本ができたばかりの頃は、どういう生活をしていたの。」
「日本の元号はいくつあるの。」
 
などなど。
 
これらの答えを知識として覚えるための参考書はいくらでもあるものの、どこかそういった対象とはしてほしくなかった母。
 
モンテッソーリのおしごとがこれほどまでに子どもの心を掴むのは、その敏感期にいる子どもの心が教具と通い合うから。英語だと"Connection"という言葉でよく表現されますが、自分とは無関係だと思ってしまうとそれまでのものが、どこか”Connection"を見出すことで、急に自分のものとなってくる。
 
そんな感覚を求めているが故に、どのように歴史という膨大な記録を知識や暗記といった要素だけに終わらずに、進めることができるか。長い間探し求めていました。
 
そんな時ヒントとなったのはシャーロッ・メイソンの教育。”Living Book"と呼ばれる本が中心に進められるこちらの教育。”Living Book"とは、知識を埋めるような参考書ではなく、ストーリー性のあるもの。子どもがその本を読んだときに、自分自身とその内容を”Connect”できるもの。歴史でも地理でもストーリー性のあるものが求められるのです。
 
そう考えたときに出会ったのが、こちらの絵本でした。 
絵本版 おはなし日本の歴史<第1期> (全8)
児玉 祥一 矢野 慎一 須藤 智夫 鍵和田 武彦 西戸山 学 上原 菜穂子 長島 一浩 渡辺 研悟
岩崎書店
売り上げランキング: 872,188
各絵本のタイトルを見たときは、学生時代は苦手科目だった歴史の時間が蘇るようなキーワードばかり(笑)。
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けれども中身を読みだすと、どうしてあの頃にこの絵本と出会えなかったのだろうと悔やまれるほど、惚れ込んでいます(笑)。そして何よりも素晴らしいのは、娘がこれらの時代に入り込んでいること。シャーロット・メイソンの言う自分との”Connection"を十分に感じることのできる時間です。
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巻末には絵本中の歴史的事実のさらなる説明のページが設けられています。
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我が家には予算オーバーなシリーズですが、第2期、第3期も購入となりそう^^;
今年は読む夏となりそうです。
 

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