P＝プロテイン、E＝EAA（必須アミノ酸）、B＝BCAA（分岐酸アミノ酸）
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全卵 タンパク質1gあたりのアミノ酸組成
イソロイシン48mg ロイシン83mg リジン74mg メチオニン24mg シスチン18mg フェニルアラニン41mg スレオニン49mg トリプトファン13mg バリン55mg ヒスチジン25mg チロシン44mg アルギニン70mg アラニン49mg アスパラギン酸92mg グルタミン酸120mg グリシン29mg プロリン40mg セリン80mg （食品成分データベースより引用）
プロテイン：タンパク質が含まれる。分解されると20種類のアミノ酸となる。
EAA：9種類の必須アミノ酸が全て含まれる。
BCAA：必須アミノ酸のうち3種類のみが含まれる。
EAA(Essential Amino Acid)とは必須アミノ酸のことであり、BCAAはEAAに含まれます。
プロテインの摂取の意義は、トレーニング後のタンパク質摂取により筋肉を成長させることです。
EAAの摂取の意義は、吸収スピードがプロテインより速い事を活用して、トレーニング直後の栄養摂取であり、更にプロテインで補いきれないアミノ酸の補給する事です。
一方でBCAAはトレーニング中における筋分解抑制や集中力の向上が主な目的です。
ではEAAを大量に摂取することでBCAAの効果を補えないのか？
結論としては補えない！になりますが、EAAの摂取量を増やしてBCAAの規定量に達するためには約20倍ほどのEAAを摂取する必要があります。
これはEAAの過剰摂取にあたり、アミノ酸を代謝する肝臓や腎臓に大きな負担がかかるため推奨できません。
これは食べ物とプロテインの関係性、プロテインとEAAの関係性と全く同じです。食べ物を沢山摂取し過ぎない為のプロテインであり、プロテインを沢山摂取し過ぎない為のEAAと同じ事です。
✔︎食べ物とプロテインを比較した時に、同じくらいの量でもプロテインの方がタンパク質をより多く摂取できる
✔︎プロテインとEAAを比較した時に、同じくらいの量でもEAAの方が必須アミノ酸がより多く摂取できる
ということです。
では逆に、全ての栄養摂取をBCAAだけ摂ったら良いのでは？カロリー抑えられるからダイエットできるし、筋肉も沢山つくのでは？と思うかもしれません。
結論としてこれもダメです。BCAAだけでは人の身体に必要な栄養素が全く摂れません。
人間がプロテインだけでは生きていけないのと同じ意味です。炭水化物、脂質、ビタミンが必要な為、人間は食べ物を必要とし、身体づくりの基本は食べ物です。
全ての栄養素の中で、より重要な栄養素を多く摂ったり、食べ物からでは足りない分を補う為に、プロテイン、EAA、BCAAというサプリメントがあるとお考え頂ければと思います。
