マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）認定講師マインドフル・セルフコンパッション（MSC™）Trained Teacherアドラー心理学勇気づけ講師としてバランスが取れ
自他に愛情深く
人生の困難に負けない
柔軟な心を育てる
メンタルヘルス講師
ジュバ智子です
月謝を払っているのに練習しない
習い事に情熱を感じてるとは思えない
…そんな風に
習い事に本腰を入れない子供に
イライラ、モヤモヤする親御さんは多いです。
何とか継続させるために
話し合いをする家庭もあるでしょう。
もちろん
話し合いをして
子供が本当のモチベーションを取り戻し
幸せになるならいいですが
私個人的には
子供がどうしても情熱を持てない習い事は
一旦止めさせてあげた方がいい
と思っています。
親が想う以上に
習い事を負担、
苦しみと感じている子供がいるからです。
そもそも
あなたはどうして
子供の習い事を
止めさせたくないのでしょう？
習い事をさせる目的、
止めさせない目的は何ですか？
続けることに「意味」があるから？
止めることを許すと忍耐力がつかないから？
特定の技能を身につけてほしいから？
もしかして
自分の（親の）エゴのため、
プライドのために
止めさせたくない、
何とか続けさせたいのではないですか？
そもそもの話、
続けることに意味があるかどうか
それを決めるのは子供の課題です。
どんな技能を身につけたいか
それを選ぶのも子供の課題です。
そして
忍耐力は、
毎日頑張って学校にいく、
学校に行こうと努力する、
それだけでも充分以上につきます。
それがたとえ
通信制であっても
毎日「学校」「勉強」と向き合うこと自体
とても忍耐が必要なことですから。
すでに毎日頑張っている子供に
習い事という追加課題を与え続けるべきか、
しっかりと見極める必要があると思います。
ちなみに
私の娘は
ダンス、歌、バイオリンを
習い事として体験してきました。
ダンスは一年、
歌は二年、
バイオリンは十年弱でやめました。
どれも
娘の意向を尊重して
やめることにしました。
ですが
というか
無理強いして
習わせ続けなかったがゆえに
娘は今でも
ダンスを見るのが大好きです。
フォ－メ－ションを意識しながら踊ることが
とても難しいのを知っているので
一糸乱れぬSnowmanのダンスには
いつも心から感嘆しています。
歌（発声）を習ったおかげで
ミュージカルを「プロの目線」で楽しめます。
あのビブラートのかけ方は絶品だ
高音に伸びがあればもっといい
…なんてことも言ったり
バイオリンはかなり長く習ったので
色んな演奏技術を知っています。
ハイポジションで弾くことや
小指でビブラートをかける難しさも
自分の過去の経験からよく分かっているので
プロのバイオリニストの演奏を
より深く、目と耳で楽しむ能力がつきました。
弦楽器はいつかまた
やってもいいかな、と言ってます
3つの習い事、
何一つ「ちゃんと」やらなかった娘、
途中で投げ出した娘ですが
私はこれっぽっちも
残念だったとか
恥ずかしいとか思っていません。
娘なりに
人生を豊かに楽しむすべを
得ることができたからです。
習い事は
自分の「好き」を見つけるための
トライアルに過ぎません。
色々やってみて
最終的に「好き」が見つからなかったら
それはそれで
ひとつの貴重な人生経験ですし
私の娘のように
ちょっとかじっただけでも
人生を豊かに楽しむための
貴重な材料になったりもします。
そして
その習い事を
嫌いにさえならなければ
またいつかやってみたいと
思えるようになる日がくるかも知れません。
私はそれで
充分だと思っています。
大切なのは
その習い事で
子供自身が幸せになるかどうか
だと思うのです。
大会に出ることや
発表会に出ること、
それが目標であり
モチベーションであり
喜びである子供はたくさんいます。
だけど
それが苦痛であり
取り組む価値などないと思う子供も
たくさんいます。
そんな子供たちにとっての
大会や発表会は
「子供の晴れ姿を見たい親」の
エゴを満たすためだけの
つまらない、
苦しい、
面倒くさい、
意味のない、消化試合です。
私は娘が「出たくない」という発表会には
参加しないでいいよと言い
娘と二人で
他の子ども達のパフォーマンスを
観客として楽しみました。
もちろん「出たい」といった時は
私が観客として
娘の演奏を見守りました。
楽器が弾けなくたって
スポーツができなくたって
特殊技能が無くたって
人は幸せに生きていくことができます。
本来なら人生を
豊かにしてくれるはずの習い事を
強制や苦痛という
ネガティブな記憶と結びつけることこそ
将来の幸せの種を
握りつぶすことにもなりかねません。
習い事に関しては
色々な意見がありますが
今日は私の
率直な意見を書いてみました。
私にとってはいつも
私がどう感じるか、
私がどうしたいかではなく
子供自身が
毎日を幸せと感じられるかどうか、
心から安心して暮らしているかどうかが
何よりも大切なのです。
最後までお読みいただき
有難うございました
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は32年目、現地日系商社勤務は29年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとセルフコンパッション、アドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
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