マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）認定講師マインドフル・セルフコンパッション（MSC™）Trained Teacherアドラー心理学勇気づけ講師としてバランスが取れ
自他に愛情深く
人生の困難に負けない
柔軟な心を育てる
メンタルヘルス講師
ジュバ智子です
ドイツに来て
今年で34年目になる私ですが
ドイツと日本の違いを
色々な場面で感じながら生活しています。
ドイツにはドイツの、
日本には日本の良いところがあり、
私にとっては
どちらの国も
大切な故郷になっています。
それぞれの国の
いわゆる「悪い（と感じる）ところ」は
結局は
私の解釈によって「いいところ」に
変えることができることも
長年異国に暮らす中、
学んできました。
住めば都
と言えるようになるには
自ら「この場所を都と捉えよう」という
意志をもって
自分にとって異質なものに
前向きな解釈をすることが必要なのです
そんなわけで
私も長い時間をかけて
ドイツの
「嫌なところ」の殆んどを
「良いところ」と思えるようになりました。
中でも
ドイツ人が
ちょっとやそっとじゃ謝らない
ということに対しては
かなり捉え方を
変えることができたと思います。
ちょっとやそっとじゃ謝らないのは
ある意味
自分の責任範囲外のことに関して
不要な重荷を感じないという
線引き・割り切りが出来ていること
だと思うんです。
プライベート面では
そうでもないのですが
仕事面に関していうと
ドイツの人は
なかなか謝ってくれません
電車が遅れた時のアナウンスは
ご迷惑をかけして
大変申し訳ありません
ではなく
列車xは今のところx分遅延しています
遅延に対してのご理解をお願いします
という内容です。
このままでは
乗り継ぎの列車に間に合いません！
と駅員さんに言っても
その件に関しては乗り継ぎ駅で
話してください
とサラリと言われたりします。
冷淡と言えば冷淡、
無責任と言えば無責任。
だけど
この「自分の責任範囲に見合った対応」は
余計なストレスを抱えこまない
かなり有効な戦略
でもあると思うんです。責任は自分の責任範囲内でとればいい余計なことで謝罪しなくてもいい
と考えることができれば
日常で気に病むことも
大きく減りますよね。
私が過去、
仕事で頻繁に飛行機を利用していた時、
こんなことがありました。
飛行機（ルフトハンザ便）が遅れて
乗り継ぎ便に間に合わず、
乗り換え空港のある街で
一泊することになったんです。
ルフトハンザ航空のカウンタ－で
ホテルの手配などをしてくれるので
列に並んで待っていたら、
私の前に並んでいた
ビジネスマンらしき男性が
遅延に関して
カウンターの女性を責め始めたんです。
この遅延で
私のビジネスがどれだけの被害を被るのか
お前は分かっているのか！こういう遅延は
これが初めてじゃないんだよ！
何で同じ迷惑を
何度もかけ続けるんだ！
みたいな…
カウンターの女性は
PCで宿泊施設を確認しながら
あなたのフラストレーションは
よくわかります今すぐホテルをお手配しますので
お待ちくださいね
みたいなことは言うのですが
申し訳ありません
を言わない(笑)。
謝罪の言葉が無いことにも
怒りを感じたのでしょう、
その男性がせめて謝罪の言葉を言え！
というと、
カウンターの女性の女性は
PCから男性に向き直り
In the name of Lufthansa,
I apologize for the inconvenience.
ルフトハンザ航空の名において
謝罪いたします
とサラッと言いました。
私の責任ではないので
会社の名前で謝りますよ
って感じですね
ここまで割り切れると
ものすごく楽だよなあって
心から感心したのを
今でもよく覚えています。
ドイツの
自分の持ち分を超えない
責任の感じ方を
日本文化にそのまま当てはめるのは
難しいと思うのですが
何でもかんでも
自分にも責任があると感じ
不要な責任感や罪悪感で
苦しくなるのなら
自分の責任範囲以外のことは
できるだけ気にしないという
ドイツっぽい勇気を
少しくらいは
出してもいいのかも知れません。
あなた一人で
世界を背負っているのではありませんし、
あなたの周りで起きていることの多くが
あなたの責任範囲外にあります。
あなたが背負っている「責任」の中身を
今一度見直して
下ろせるものは
下ろしてみてもいいのではないでしょうか。
最後までお読みいただき
有難うございました
今日は月に一度のインスタライブ！
今回は
私とマインドフルネスとの出会いや
どんな風にマインドフルネスに助けられたか
色んな体験談をお話します。
短い瞑想実践も行いますので
ご興味のある方は是非！
3月16日（土）
日本時間 21：15
ドイツ時間 13：15
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は32年目、現地日系商社勤務は29年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとセルフコンパッション、アドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）認定講師
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