自分を深く知り
セルフ・コンパッションで
自分を愛しながら
アドラー心理学で未来志向に！
今より100倍楽に、明るく、
優しく生きられる
一生錆びない
プラチナマインドを作る
メンタルカウンセラー
ジュバ智子
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子供の課題は子供に任せる
任せたら信頼して口を出さない
それが子供の自立につながる
…これは
アドラー心理学子育ての
基本の一部です。
実際に
たくさんの親御さんが
この考え方を使って
子供に課題を任せ、信頼し、
自立に導いてきました。
私の娘ちゃんも
任され、信頼されることで
大きく成長することができました。
勉強の進め方、
勉強に費やす時間、
交友関係など、
完全に彼女の采配に任せた結果
びっくりするほど自信をつけ
行動力も見違えるほどアップしました。
これから一年日本で暮らし
日本語を頑張りたい娘ちゃん。
一か月半後に迫った渡日に備え、勉強中。
ですが、
この「任せる・信頼する」が
親の無配慮な
一方的な押し付けだと
子供を苦しめることになりかねず、
逆に自立を妨げる可能性もあります。
ですので
今日は、
任せ、信頼することについて
私が思う大切な点を３つ、お話しようと思います。
私は
子供に何かを任せる時は
１．任せられたことの結果に
その子は本当に責任を負うことができるのか
ということと、
２．子供自身がそれを
任されたいと思っているか
ということ、
まずはこの２つを
確認することが大切だと思っています。
そして
３．任せるということは、放置することではなく
見守り、サポートすることだ
ということも
忘れてはならないと思います。
ひとつずつ、
詳しくお話していきますね。
まず最初の
１．任せられたことの結果に
その子は本当に責任を負うことができるのか
確認する
ですが、
これは
その子の年齢や発達に合わせた
責任範囲を見極めて、課題を絞る
ということです。
例えば
信頼しているからと言って
6歳の子供に対して門限を設けず、
好きな時に帰ってくればいいよとは言いません。
夜半過ぎに一人で出歩くことで
どういうことが起こり得るのか分からない子に
門限を設けないのは
信頼ではなく放任です。
自分が取った行動の結果に対して
責任を取れることから任せていくこと、
これは
子供が無理なく取り組め、
不慮の事故を避けるためにも
とても大切だと思います。
いきなり
何から何まで任せるのではなく、
子供にとって
結果責任を比較的負いやすい
持ち物管理や部屋の片づけ、
宿題の自主管理など、
身近なところから
スタートするのが
子供にとっても楽ですし
成功体験も得やすいです。
そして
２．子供自身がそれを任されたいと思うのか
を確認するのは
「任せる」ことを
親の押し付けにしないためです。
子供本人が納得の上で
前向きなチャレンジとして
責任を引き受ける時
本当の「責任感」が生まれます。
親が一方的に
「信頼してるから」
「これ、任せるから」
とタスクを振るのは、
いわゆる「無茶ぶり」です。
子供によっては、
特にその子が
自立の準備が出来ていなかったり
自分に自信がなかったり
繊細で不安を感じやすい場合、
親から
「ママ（パパ）は
xxちゃんのことを信頼しているから
今日からxxちゃんの好きにしてね」
…と言われることは
足の立たないプールに
いきなり、しかも
浮き輪なしに
とびこませられるようなものです。
任されることで
当惑したり、不安になったり、
自信を無くすことにもなりかねません。
本人が「ひき受けたい」と感じて初めて
任せられるということへの責任感と
成し遂げてみたいという意志が
湧き上がってくるのです。
そして
とっても大切な
3つ目のポイントは
任せた後も
サポートする体制を取り続けること。
例えば
25メートル泳げる子が
50メートルにチャレンジするとしましょう。
あなたはその子に
50メートルを泳ぎ切る力があると信じていて、
その子も
50メートルを泳ぎ切りたいと思っている。
だけどあなたは
任せたから、
信じているからと言って
プールサイドを離れてはいけないのです。
子供が泳ぐその姿を
信頼して見守りながらも
子供が「助けて」といった時には
あなたが飛び込み
その子を引き上げる覚悟を持って
プールサイドを歩くのです。
そして
泳ぎ切れたならば
それを心から喜び
泳ぎ切れなかったなら
その子をしっかりと抱きしめて
よく頑張ったね、
その姿に感動したよと
努力を認めてあげるのです。
親が
子供の一番のサポーターとして
任せたことが
うまく行けば子供と共に心から喜び、
うまく行かなくても
努力している姿を認め、
必要に応じて相談相手になることが
親にとっての
「任せ、信頼する喜び」です。
そしてそれは
子供にとっての
「任され、信頼される喜び」となります。
任せ、信頼するということは
決して簡単なことではありません。
ですが
子供の責任能力を考慮し、
子供としっかり対話をして、
どんな時も手を差し伸べる準備があれば
任せ、信頼することは
必ず子供の自立につながります。
少なくとも
私はそう信じています。
最後までお読みいただき
有難うございました
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は32年目、現地日系商社勤務は29年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
ドイツ・MBSR/MBCT協会認定
マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）講師
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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