自分を深く知り
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プラチナマインドを作る
メンタルカウンセラー
ジュバ智子
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昨年から今年にかけて
自分にとってあこがれだったり
その背中を見てきた有名人の方が
次々と亡くなりました。
俳優の渡辺徹さん、
アニソン歌手の水木一郎さん、
ミュージシャンの
高橋幸弘さん、坂本龍一さん。
作家では加賀乙彦さん、大江健三郎さん、
ムツゴロウこと畑正憲さん。
自分のほんの少し先を
歩いている方が亡くなると
私と「死」の間にあった
壁のようなものが無くなって
必ず訪れる「死」が
急に近くになった気がします。
昔読んだ遠藤周作さんのエッセイに
自分の親が生きている間は
自分と死の間に壁があるが
親が亡くなるとその壁が壊れ
死は現実を帯びて自分の前に迫ってくる
そんな内容のことが書いてあったのを
今でも覚えていますが
その当時にピンとこなかった
死が目の前に迫ってくる感覚が
この歳になって、
有名人の方々の訃報を通して
やっとわかってきました。
あの方が亡くなった
あの方も…
訃報を聞くたびに
私の心をよぎるのは
私はこれからどう生きるか
ということ。
残りの時間が
本当に限られていることを
身体で、
心で体感できる今、
私はどうありたいのか。
仏陀が説いた
人間誰一人として逃れることができない
老いるということ
病を背負うということ
死ぬということ
この３つの苦しみ、「老病死」を前に
私はどうありたいのか。
考えれば考えるほど
私にとっては
「何をするか」よりも
「どういう心で生きるか」が
大切に思えてきます。
私は
言うことを聞かなくなる身体と
思い通りに飛べなくなるかもしれない心、
最後の瞬間まで、
決して見捨てず、
優しく抱きしめることができるのか。
そして
自分の中に
少しでも優しさがあるのなら
自分の周りの人に
そのほんの一部でも
お渡しすることができるのか。
そんなことを考えます。
私にとって
訃報を聞くということは
自分の生き方を問い直すということ。
残りの人生、
何をするか
どんな成功を収めるかなんて、
どうでもいい。
私はやっぱり
ただ
自分に優しく、
人にも優しく生きていきたい。
亡くなられた方のご冥福を
心からお祈りするとともに
心の襟を正して
人生残りの時間を生きたいと
心の底から思う、
イースターの合間の
春の日です。
最後までお読みいただき、
有難うございました。
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ジュバ智子・プロフィール
東京外語大学卒業後、渡独。ドイツ生活は32年目、現地日系商社勤務は29年目。順風満帆にキャリアを積むも、子供がプレ思春期に差し掛かるころ、子育てに大きくつまずく。
暗中模索する中、アドラー心理学とマインドフルネスに出会い、人生観、自分観、人間関係が180度変わる。
国際結婚、海外生活、育児、管理職としての長年の経験を踏まえ、マインドフルネスとアドラー心理学で自由・明晰・優しい心づくりをサポートしている。
ドイツ・MBSR/MBCT協会認定
マインドフルネス・ストレス低減法（MBSR）講師
アドラー心理学勇気づけELMリーダー
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