2019年10月の鹿児島薩摩半島ぐるり湯旅の2日目、指宿を離れることに。
いつものこれまでの行程を、またどうぞ。
<初日>
ラーメン楽天 日当山店 (食事)
居酒屋 ひろみち (食事)
<2日目>
鰻温泉から南下、国道226号線へ。
西側に向かう。
まさに南国の道路って感じでハンドルも軽い
やがて左手に見えてくる美しい山。
開聞岳だ。
そして海にぐっと近づき、南九州市へ。
頴娃という町に入った。「えい」と読む。
頴娃町には温泉がいくつかあり、どれも源泉が違うようなのだが、ここで全てをクリアする時間はない。
選んだのは1つ。
病院併設の温泉施設、「中村温泉 みやびの湯」が目的地。
以前は病院職員関係の保養施設でありつつ一般開放もしていたみたいな感じだったが、数年前にリニューアル。
現在は広く一般入浴を受け入れている。
親施設の中村温泉病院がすぐ先に見える。
当然病院での療養にも温泉を使っているのであろう。
中村温泉 みやびの湯
湯と♨が合体している
なお頴娃温泉みやびの湯と表記しているところもあるが、一般的には中村温泉みやびの湯の方が通りがよいみたいなので、ここでは中村を採用。
営業時間は直のサイトが無いので要確認だが、ぼくが訪れたときは7時~21時。
着いたのは12時ちょっと前。
そして毎月第2水曜が定休日。
入浴料は330円。
プラスチックの入浴券をフロントに渡して浴場へ。
男湯は手前側。
運よく先客なし、後客もなくずっと独り占めで過ごせた。
湯使いの宣言が脱衣所に壁に大きく貼ってある。
あらかじめ加水してのかけ流しということらしい。
それでは浴場内へ。
メインの浴槽は壁で全体像が見えない造り。
入ってまず左のかけ湯槽でかけ湯をする。
もちろん源泉を使用している。
投入量は少なめだったがしばらく誰も使ってない感じ。
かけ湯槽の奥は洗い場。
シャンプー類は持参が必要。
カランはプッシュ式。
ここも源泉が出た
かけ湯槽の向かいがサウナと水風呂。
スンマセン、サウナは使用せず。
水風呂がしっかりかけ流されていた。
常時投入なのでこれは地下水使用のようだ。
温度は23~4度ぐらいと入りやすい感じだった。
浴感や風味のメモは無し(^^ゞ
それではメイン浴槽へ。
デフォルトでブクブクしているのが玉に瑕だが、それでもしっかりかけ流されていることは事実。
ザンザンといってよいオーバーフローだ
そしてご覧の淡い褐色~琥珀色透明のモール泉。
源泉名は「頴娃 1号」。
源泉温度53度、pH7.9のナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉。
成分総計は2.01g/kg。
先述の通り、あらかじめ加水しているとのこと。
浴槽内の温度を測ってみると。。。
ジャスト42度。
みんなの適温だ
隅にある湯口からはそこそこしっかりとした量が投入されている。
僅かにモール臭がし、ごく僅かにアブラ臭も感じた。
淡い塩味と淡い甘味あり。
湯口の温度を測ると。。。
45.1度なので、やはりこの時点で少量の加水をしていることが分かる。
しっかりとしたツルスベ感が心地よい
炭酸水素イオンは819.1mg、炭酸イオンは12mg、メタケイ酸が75.1mgあたりが貢献しているのか。
ちなみに浴槽で今まで写真にあまり写してない、向かって左側の部分も一応。
浴槽内に緩い境があって、電気風呂の一種となっていた…もちろん入っておらず(^-^;
ブクブクした湯はちょっと落ち着かないものの、良質なモール泉をしっかり楽しめた。
中村温泉 みやびの湯
鹿児島県南九州市頴娃町別府13
0993-38-2745
入浴料 330円
7:00~21:00
毎月第2水曜定休日
<源泉名:頴娃 1号>
ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物温泉 (低張性・弱アルカリ性・高温泉)
53度
pH7.9
成分総計 2.01g/kg
淡褐色~琥珀色透明
微モール臭、微々アブラ臭あり
淡塩味、淡甘味あり
しっかりとしたツルスベ感あり
あらかじめ少量の加水かけ流し
2019年10月入湯
※数値はH22の分析書より