2019年10月の鹿児島ひたすらハシゴ湯シリーズ、初日編は指宿市に入ったところ。
これまでの流れをまた。
1.重久温泉
2.ラーメン楽天 日当山店 (食事)
3.永盛温泉
4.湯の華温泉
5.大黒温泉
6.天然温泉 湯之山
7.川辺温泉
殿様湯から宿へ向かう途中にある松元温泉を目指す。
実は指宿には松元温泉というのが2つあった。
指宿市湊の松元温泉は残念ながらすでに廃業。
ぼくが向かったのは指宿市十町、国道226号沿いにある、「松元温泉 玉利浴場」と呼ばれるところ。
時刻は18時45分頃、とっぷりと日が暮れてしまった。
さすがに浴場には看板や浴場が分かるような仕掛けがあると思っていたが、これが甘かった(^-^;
事前の調査では松元温泉の名前の看板が道路脇に光っているはずが見当たらない。
いつの間にか無くなっていたのか、夜は光らないのか。
地図上ではここであろうという建物までついてもとにかく暗くて浴場感が伝わってこないのだ。
とりあえず車を駐車場らしきスペースにとめた。
この写真↑を明るく補正したのがこれ↓。
道路から見た正面の状況。
どこにも温泉を示す文字はない。
ただし地図ではここなのである。
回り込む。
お、奥に灯りが並んでいるから期待が持てるかも。
この写真↑を補正したのがこれ↓。
看板も何もないがきっとここだろうと信じて、建物左の廊下を進んだ。
結果的には無事正解
松元温泉 玉利浴場
看板こそ無いが、この先に受付があったのだ。
灯りの場所でようやく入浴施設であることを確認
こちらも指宿の公衆浴場。
料金の仕切りがまた貼ってあった。
入浴料350円を受付の女性に支払う。
ちなみに営業時間は15:00~21:00で基本的に年中無休とのこと。
では地味な男湯入口から中へ。
混む時間かと思っていたが、こちらでは終始貸切状況で入ることができた。
なお温泉分析書の掲示が確認できず、詳細は不明。
調べても古い数値すら拾えなかったので、あくまでインプレッションと実測の温度からの判断なのはあしからず。
浴場はこれまで一番のゲロ渋さだった
埋め込み式ではない浴槽は湯口は1つだが中でゆるい敷居があるタイプ。
左右に洗い場があり、緑黒系の沈着がシブさを際立てる。
向かって左の洗い場。
水がでる蛇口に緑の長いホースが設置され、それは湯口横からの加水用にされていた(後述)。
向かって右の洗い場。
基本的にはプッシュ式のカランから湯、スクリュー式のカランからは水が出る。
湯は源泉だ
無色透明な湯は、どうやら源泉名は「玉利温泉」。
鹿児島県公衆浴場業生活衛生協同組合の説明では泉質はナトリウム-塩化物泉で、指宿の中では2番目に塩分濃度が低い湯らしい。
またメタケイ酸が基準値の倍以上含まれているとのことなので、100mg以上あるということであろう。
先述したように、この源泉を加水してのかけ流しで使用している。
源泉が熱いのでオーバーフローはそこそこの量。
源泉はほぼ無臭。
マイルドな塩味と僅かなダシ味がした。
源泉温度を測る。
61.4度…これは加水が必要であろう、仕方ない。
浴槽の状況を横から確認。
この写真↑の右が熱い浴槽、左がぬるい浴槽となる。
右の熱い浴槽の温度は。。。
45度であった。
せっかくだから入浴写真のときは加水ホースを外して、その間だけでも完全かけ流し状態に
しっかりとしたスベスベ感があった。
ぬるい方の温度を測る。
それでも43.7度と熱め設定。
共同湯らしくてよいではないか。
このゲロ渋な浴場に、夜とは言えゆっくり入れたことはなかなかの思い出となった。
こちらの後はこの日の宿へ向かう。
チェックインした後、宿の湯の前に徒歩で共同湯へ。
松元温泉 玉利浴場
鹿児島県指宿市十町2558-1
0993-22-3147
入浴料 350円
15:00~21:00
年中無休
<源泉名:玉利温泉(?)>
ナトリウム-塩化物温泉
61.4度(湯口で実測)
無色透明
ほぼ無臭
淡塩味、微ダシ味あり
しっかりとしたスベスベ感あり
加水かけ流し
2019年10月入湯