「地域防災計画」は、5年ごとに見直し(修正)がおこなわれています。前回修正がだされたのが平成27年。
そこで、今年度中に、地域防災計画の新しい修正版が出されます。
本日企画総務委員会で、修正の素案が提出されました。
前回の平成27年修正以降、
○平成28年4月に熊本地震
○令和元年、台風19号をはじめとする大規模災害(水害)
○今年に入ってからの新型コロナウイルス感染症
等、まさに災害も多様化・大型化している中、今回の修正は大変重要です。
今回の主な修正項目の中から、特に
①台風(風水害)対策
②高層住宅の災害対策
③感染症対策
について質問しました。
まず、荒川版ハザードマップに、変更はありません。
また、新たに「高潮浸水ハザードマップ」を令和3年度中に出すということです。
高層マンション災害対策については、私はこれまでも、"電気を途絶えさせない"ことを訴え、具体的な提案もしてきました。中央区は区民の90%がマンションに住んでおり、災害時も基本的に在宅避難だからです。
そこで11月22日夜から翌日13時頃までの江東区東雲の複数マンションで起こった大規模停電について質問しました。
中央区は、その原因については把握していないということでした。東電パワーグリッドも原因は発表していません。臨海部には、同じような高層マンション群があります。原因が分かれば、対策をとることができます。東電パワーグリッドとの密な情報交換を要望しました。(今回の東雲の停電では、自家発電によりエレベーターは問題なし。水道も問題はなかったそうです)
感染症対策については、今回の修正で大きな変化はありませんでした。すでに「防疫及び保険衛生計画」という項目がありますので、これで対応。具体的なマニュアルについては、その都度区で状況に合わせて作成するということです。
今後の予定としては、
12月11日から令和3年1月8日まで、パブリックコメントが実施されます。