中央区議会議員、青木かのです。

 

つい2~3年前、佃・月島周辺を人を乗せて、ゆっくり動いていた

「ラクロ」という自動運転のロボットがいつの間にか撤退していました。

 

今度はものを配達するロボットサービスが始まるそうです。こちらの運営主体は楽天グループ。

 

運べる量はスーパーの買い物かご1個分くらい。ウーバーではなくてロボット君が運んでくれるそうです。スマホで注文したら持ってきてくれる。さすがにマンションの中にまで入れませんので、指定された拠点場所までは取りにいく必要がありそうです。

 

 

ファミレスのロボットくん(どうしてもクンを付けたくなる…)は、すっかりお店になじんでいますが、これは屋外。

社会実験も見ていないし、突然7月24日の環境建設委員会で報告されました。

今回のサービス範囲はこちら。

 

晴海と月島の一部。このエリアは平坦だし、歩道も比較的広いので動きやすいのでしょう。

 

中央区は‟道路管理者として議会で報告しておく。というなんか引いた感じの説明でした。

 

事業者の説明によると、ロボットが交通規則を守り、自動走行にてしっかりと運ぶ。人が飛び出して来ても、安全に止まることができるそうです。

 

晴海5丁目がすっぽりサービスエリアに入っているので、やはりフラッグ住民を主なターゲットにしているのでしょうか?

 

サービスが始まったら、安全性をしっかりとチェックしていきたいと思います。世の中どんどん便利?になっていきますね。

 

 

 

 

 

中央区議会議員、青木かのです。

 

国の環境問題への取り組みは、掛け声ばかりでなかなか具体的政策が見えてきません。

 

その点基礎自治体の方がしっかりと取り組むことができる。

 

中央区の環境問題への取り組みと言えば「京都議定書」が発効した平成17年の翌年から、檜原村の「中央区の森」という施策を実施しています。自治体としていち早くカーボンオフセットの考え方を取り入れたわけです。

 

 

 

では、今回の福島県大熊町との連携協定は、具体的にはどういうものでしょうか?

 

主な連携事業としては、

①省エネ電源(太陽光が中心)の整備

②人材交流及び環境教育の推進(まずは職員交流から)

③森林整備と木材の活用

④産業振興(中央区内の企業・事業者と大熊町の交流を支援)

 

がありますが、今日(7月24日)の環境建設委員会で、副区長から大変重要な答弁がありました。

 

大熊町には(原発の名残として)送電線があります。

実は、他の自治体の自然エネルギーを中央区で使うという試みはこれまでにもありましたが、この送電線がないということがいつもネックになっていました。

 

大熊町にはすでにこの送電線がすでに2系統ありその活用がすぐにでも可能です。

メガソーラー発電所がまちの復興のための大事な産業の1つなのです。

 

 

この送電線を使えば、大熊町の太陽光発電でできた電気を直接中央区で使うことが可能です。量的な問題もありますので、例えばまずは区役所本庁舎で使うということも可能です。(副区長答弁)

 

この政策については、私もしっかりと応援していきたいと思います。具体的には8月初旬に予定している視察後、ご報告致します。

 

 

 

 

 

中央区議会議員青木かのです。

 

中央区のふるさと納税の返礼品については、2日前に書いたばかりですが…

 

 

企画総務委員会で委員から直球の質問がありました。

中央区のふるさと納税に関する基本的方針についてです。

 

中央区としては「ふるさと納税」の本来の趣旨には賛成しています。

その本来の趣旨とは、総務省のHPによると

地方で生まれ育ち都会に出てきた方には、
誰でもふるさとへ恩返ししたい想いがあるのではないでしょうか。
育ててくれた、支えてくれた、一人前にしてくれた、ふるさとへ。
都会で暮らすようになり、仕事に就き、納税し始めると、
住んでいる自治体に納税することになります。
税制を通じてふるさとへ貢献する仕組みができないか。
そのような想いのもと、「ふるさと納税」は導入されました。

 

とあります。私も地方出身者なので納得できる施策です。

問題はふるさと納税ではなく、いわゆる「返礼品競争」にあるのは明らかです。

 

何もしないと中央区から税金は流出するばかり。(令和5年度は34億円)

決算特別委員会では、必ず税の流出について質問が出るし…

 

さらに総務省のHPでは

ふるさと納税には三つの大きな意義があると続きます。

  • 第一に、納税者が寄附先を選択する制度であり、選択するからこそ、その使われ方を考えるきっかけとなる制度であること。
  • 第二に、生まれ故郷はもちろん、お世話になった地域に、これから応援したい地域へも力になれる制度であること。
    それは、人を育て、自然を守る、地方の環境を育む支援になります。
  • 第三に、自治体が国民に取組をアピールすることでふるさと納税を呼びかけ、自治体間の競争が進むこと。
    それは、選んでもらうに相応しい、地域のあり方をあらためて考えるきっかけへとつながります。
そんなきれいごと言われても・・・
都心部からは税は出ていくばかり。
それが本来の目的にかなったものではなく
国民は、おいしいものを選ぶ。
 
簡単にふるさと納税できるサイトがたくさんできて、
その時期になるとCMもたくさん流れます。
 
私は中央区の返礼品として、今回のような高級志向ではなく「体験型返礼品」に力をいれていくのが、ギリギリ中央区の妥協点ではないかと思います。
‟ふるさと”として中央区ならではの体験をして頂く。
すでに
〇築地魚河岸でのBBQ
〇歌舞伎座や明治座での観劇もあります。
 
人気の臨海部の周囲ををボートで周るクルーズとか、いいかも。