中央区議会議員、青木かのです。

 

福島県大熊町は、福島第一原子力発電所があったところです。

町にはまだまだ災害の爪痕が残り、人口も今年9月現在で9984人です。

 

町の復興のために力を入れている政策が、起業を応援するインキュベーションセンターとしての役割と、再生エネルギーです。

 

大熊町は2020年2月9日「2050ゼロカーボン宣言」を採択しました。

「大熊町は、原発事故を経験した町だからこそ、原発や 化石エネルギーに頼らず、地域の再生可能エネルギーを活用した持続可能なまちづくりに取り 組むことを決意」と、あります。まさにその通りであり、原子力発電所の再稼働には、強く反対していく必要があります。

 

そこで、中央区は大熊町と「脱炭素」を旗印に連携協定を締結することになりました。

 

主な連携事項として

①省エネ電源(太陽光が中心)の整備

②人材交流及び環境教育の推進(まずは職員交流から)

③森林整備と木材の活用(中央区には檜原村における経験と知見がある)

④産業振興(中央区内の企業・事業者と大熊町の交流を支援)

 

再生エネルギーについては、原発用の送電線2系統が現存しており、中央区まで送電することも可能です。

 

詳細については、これからということになりますが、中央区も「ゼロカーボンシティ中央区宣言」を2021年に策定しました。

 

脱原子力は、エネルギー政策であり、世界平和のための政策でもあります。