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日本で活動中のサッカー監督のブログ

バルセロナで修行してきましたが、2017年より日本で活動しております。

9年前に僕もファーストタッチコントロールについて言及してましたが、最近、結構有名な方でも誤って認識されていることが多いので改めて整理したいなと。↓

http://ameblo.jp/futbol/entry-10001864230.html

ファーストタッチコントロールとはそもそも相手や味方、点数など試合状況によって最適な位置にボールを止めることです。

スペインではcontrol orientadoと呼ばれる技術です。スペインにはもう二つ、足元にボールを止めるcontrol parada と足元から少し離れた位置にボールを止めるcontrol semi-paradaがあります。

この二つとcontrol orientadoの違いは相手がボールを奪いにきている勢いと方向に対して判断してボールを止めているか否かということです。

つまりファーストタッチコントロール(control orientado)を改善する練習と言いながら、コーンだけ置いて守備選手を置いていない練習は全てcontrol parada かsemi-paradaの練習でありスペインの監督学校だったら落第です。

技術を正しく発揮することも重要ですが、しっかり判断を伴っているかも重要ってことです。

最近ですとアナリティック、グローバル、インテグラルというトレーニング分類が日本でも普及し始めていますが、サッカーに必要な要素は何か?という整理がまだ日本のサッカー教本に足りない気がします。

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先週の試合のこぼれ話。
毎週、ベンチにいる選手が
審判の判定への不満から
文句をいうことが多く
ひどいときになると
副審に悪態をついてピッチに
立つ前に、退場することも
ありました。

何度も止めろといってるのですが
選手は興奮して言うことを
聞きません。
先週も興奮した選手が副審に

「そこは吹いてくれよ!」

と文句を言いはじめたので
すかさず僕が

「副審は笛持ってねぇよ!」

とツッコミを入れたら
ベンチメンバー全員にウケて
文句を言った選手も恥ずかしく
なったのかおとなしくなりました。

戦術とか技術論も大事ですが
こういう選手のメンタルをうまく
コントロールするのが現場の人間
として重要なスキルだなといつも
思います。

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カタルーニャ2部リーグのsinguerlin(シンゲリン)というチームの第二監督として働いておりますが、先週末は第22節を戦い4-2で勝利しました。

8試合残して10位につけています。まだ負けを重ねると降格圏に落ちる可能性は高く油断のできない状態です(カタルーニャサッカー協会HP参照)↓

http://www.fcf.cat/pnfg/NPcd/NFG_VisClasificacion?cod_primaria=1000120&codjornada=22&codcompeticion=18473203&codgrupo=18473222&codjornada=22

試合としてはお互いにCBの戦術レベルが低く、締りのない試合になりました。

一人のCBが裏を取られて追いかける形になった場合にもう一人のCBも同じラインまで全力で走りカバーしなければなりませんが、それができてません。

ラインコントロールもプレスのかかっていない状態で相手選手をオフサイドにしようとしていて全く第二の選手がラインを越して来る動きに無防備だったりします。

監督からセットプレーのオプションを考えて欲しいとの依頼を片付けつつ、課題となっている部分を解決できるトレーニングを提案していきます。
バルサのチャビ・エルナンデスがスペイ
ンの一般紙であるEl Paisにルイス・アラ
ゴネスへの追悼文を寄せています。↓

http://deportes.elpais.com/deportes/2014/02/01/actualidad/1391284340_205577.html

題名が
「監督、私たちは全くもって日本人ではなかった」
という興味深いタイトルです。

なぜ日本人ではなかったのかは
明確には書いていないので読者の
想像に任せられているのですが
内容としてはなかなかおもしろいです。

今回は長文ではありますがこれを翻訳して
ご紹介しようと思います。ちなみに長年
こちらに住んでいながら僕は未だに
スペイン語にそれほどの自信がないので
今回の翻訳はβ版ととらえていただけれ
ばと。
誤りやよい表現などありましたら
ご指摘いただけるとありがたいです。
また表現について文全体のイメージを
壊さないように適度に意訳と改行を
行っています。

■ 監督、私たちは全くもって日本人ではなかった

「あなたは日本人ではない、
 私のいってることがわかるかね?」

その夜、彼は私にそういった。今、私は
ホテルの一室で彼をみているところで、
その別れ惜しんでいる。なぜなら私は
ルイス・アラゴネスのことがとても好き
だったし、ルイスと多くのことを語り
合ってきたからだ。彼が元気ではない
とは知っていたものの、こんな重大な
ことになっていてこんなにも早く、
あっという間に逝ってしまうとは
これっぽっちも思っていなかった。
彼に様子を尋ねたたときには
いつもの調子で

「私は大丈夫、私は大丈夫だ」

といっていたのに・・・。彼とは折を
みて話すようにしていた。なぜなら
彼と知り合って以来、私にとって
それは絶対事項だったからだ。
おそらく今までサッカーのことについて
最も長い時間話し合った監督は
彼だろう。部屋にあがって何時間も
話した。

「次のことがキーポイントになるんだ
 シャビ、つまり我々がどうプレーし
 たいかを知るってことなんだ」

というサッカースタイルのことについて
何度か話した。ピッチ上で良い選手ら
が団結する大事さについてはいつも。
誰に対してもどんなチームに対しても
あるいはどんなに相手が自分たちより
も走ってきたとしても恐れてはいけない。
そういう重要性についてもいつも話した。

「あなたと私はわかってることだけど
 ボールは相手より走れる。だから
 相手よりもボールをつなぐんだ。」

と私にいったように。
チーム内での会話、チームが向かう
道筋に関する会談など、ルイスとは
多くの素晴らしい思い出がある。
食堂での振る舞いなんかも憶えて
いる。なぜなら彼はよく忘れ物を
してたから。いずれにせよその記憶の
中で彼はいつも正しかった、いつも。

ルイスがこちらを向いて、練習中の
私を見て近づき、言ってきたことがある。

「今、あなたはしかめっ面をしてる。
 練習に来た時はそんな顔をしてな
 かった。私はそんなしかめっ面なん
 か見たくない!」

ルイスはけっして人を欺くようなことは
しなかった。

「今週は罰としてお前をプレーさせない」

「疲れてるのか、どうなんだ?」

「今日の君は本当にファンタスティック
 だった、今週で完璧に仕上げるんだ」

「あなたは私が指しゃぶりのガキか
 どあほうとでも思ってるのかね?」

愛すべきルイスは本当にいつもこんな
感じだった。

以前、私が初めて代表に招集されたとき
のこんな話がある。私は第一段階の
代表招集に呼ばれず、それで9月に
到着して待たされたことがあった。
そのとき彼が私に声をかけた。

「あなたは何を考えてた?くそったれ
 のジジイではこのチームに何ももた
 らすことなんかできないとでも
 思ってたんじゃないか?」

私は少し面食らいながらもルイスに
答えた。

「いえいえ、そんなことはこれっぽっち
 も思ったことないですよ、監督!」

でもルイスは

「いやいやいや、お前は私を煙に
 撒こうとしている。さぁ、気合を入
 れて話し合おうじゃないか!」

その日は彼と何時間も話すことに
なった。

ルイスは私のキャリア、そして
スペイン代表の歴史にとって基礎と
なる存在だった。彼なくしてはあらゆる
ことが今日のようには進まなかった
だろうし何もなしえなかっただろう。
彼によって全ては始まったといえる。
なぜならイニエスタ、カソルラ、セスク
シルバ、ビジャなど小柄な選手らと
団結でき、そしてルイスとともに革命を
起こせたから。球際の激しさを改善し、
良いサッカーをして勝てることを
世界に見せつけたから。もし欧州
選手権で勝つことができなかったら
ワールドカップで勝つこともなかった
だろう。もちろんそういう意味で
もう一人の天才であるデル・ボスケ
の就任も重要だったけど。

ルイスは多くの批判を受けたが、
進むべき道を示した人であり、
スペイン代表が現在持っている
スタイルを確立した人だった。
それは常に皆が一致するところ
だと思う。ルイスはそれまでに
あったものを観察して小柄な選手ら
を配置した。

「うまい選手らを配置しようと思う
 なぜなら欧州選手権で優勝するのに
 十分うまいからだ」

そして私たちは優勝した。賢く、そしてとても勇敢に。


個人的なことだが、私のプライドが
ズタズタになったときに、ルイスが
私にとって大切な存在であることを
気づかせてくれた。バルサでも
やってなかったのに私に(ピッチ内で)
スペイン代表の指揮をとらせた。

「ここではあなたが指揮をとりなさい」
「私(ルイス・アラゴネス)を批判す
 るぐらいにね」

私はピッチ上でその信頼に応える
ことを決心した。欧州選手権でMVPと
なれたのも彼のおかげだと思っている。
彼はいつもそのことについて否定は
するけれども。他にも些細ではあるが
忘れられないこともある。(W杯の)
ドイツでは勝ち進めなかったけど、
それでも私は期待していたこと。
彼がバルセロナに来て私の膝を
心配してくれたこと。フィジカルコーチの
パラデスとともに私がラ・モラ
(スペインにある山)にきてリハビリを
していたとき、ルイスは3日に2回は
電話をかけてきてこういうようなことを
いってきた。

「がんばれ!シャビ、私が待って
 るんだから眠ってる暇はないぞ」

彼の頭の辞書にあるサッカーの言葉は
ルイスの写真とともに置いておかなくて
はと思ってる。

ルイスは男前のサッカー人であり、
人間ととして優れたサッカー人だった。

監督、それではまたいつか会う日まで。
全てにありがとう。

そして私だけでなくあなたもけっして
日本人ではなかったということを
どうかわかってもらえますように。
あけましておめでとうございます。

いろいろ忙しくて、ブログのように
まとめて文章を書く時間がとれませんでした。

近況からお話すると今はカタルーニャ2部リーグ
(実質6部)のシンゲリンというアマチュアチームで
コーチをしています。
成績も5連敗からの3連勝でなんとか降格圏から
少し離れました。

年明けはリーグ戦がなく、時間があったので
エウロパユースとバルサユースのリーグ戦を
見に行きました。

エウロパは昨シーズンから一部リーグに昇格して
きたチームでまずは残留争いが当面の目標に
なるチーム。バルサはいわずとしれた
スペインの強豪で右ウイングの黒人選手の
アダンはバルサBを飛び越して、トップチームで
出場している逸材ですね。

結果は0-4の惨敗でしたが、エウロパなりのバルサ
攻略の戦術を興味深く見てました。

エウロパはバルサに中盤より上まで
ボールを持ってこられると個人技と
数的優位の打開力で防ぎきれないので、
隙を見つけてバルサのディフェンディングサードに
ハイプレスをかけて勝負する戦術でした。
これはかなり難しい戦術です。具体的にいうと
味方のFWがサイドチェンジのパスコースを切り
もう一方のウイングがある条件が揃ったときに
相手CBへプレスをかけ、SBはそれに連動して
相手SBのマークへCBはバルサのウイングをケアする。
つまりチーム全体で連動が必要で一人でもミスると
チームが崩壊するというもの。
(下記図参照、青がエウロパで赤がバルサ↓)



具体的にどういう条件が揃ったときにウイングが
プレスをかけていいかというと
・味方FWがしっかり逆のCBへのパスコースを切ってること。
・バルサの左SBと左ウイングへのパスコースの角度が狭いこと
以上、二つの条件が揃った場合とCBがGKにボールを戻した
場合にプレスをかけにいきます。

この条件は絶対でこれを外れるとチームは大ピンチになります。
例えばバルサの左SBと左ウイングへのパスコースに角度がある
場合にプレスをかけてしまうと相手SBにパスを通され
プレスの網がかいくぐられてしまいます。(下記図参照↓)





前半はこれでサイドチェンジを何度も封じたどころか
チャンスもつくる場面もありましたが得点には至らず
逆にバルサのCBがドリブルで守備を揺さぶり、
そのまま裏に縦パスを通したり、
ウイングが背中を向けたトラップから
無理やり前を向いて突破されたり、
セットプレーで競り負けたりと、結局
エウロパは前半だけで3失点しました。

正直、試合自体は選手の質の問題でどうにもならない
感じではありましたが、エウロパが高いレベルの戦術を
維持していて、自分が監督であれば少なくても
戦術的には納得できる敗戦でした。

むしろエウロパがプレスをかけていくときに
バルサのピボーテが降りてきてパスコースを
つくらなければならなかったのですが(下記図参照↓)




それができていませんでしたが、後半からは
これが改善されていてエウロパの
「ボール狩り」が難しくなりました。
ピボーテが降りてくるのならそれに併せて
エウロパの中盤の選手がついていく必要が
あったのですが、今度はエウロパの選手が
そこまで判断できていなかったという感じです。

それでも後半に1得点しかされなかったのは
後半にバルサが控え選手を出したために
力が落ちたことと、勝利が確実な中で
無理な得点よりも無駄な失点を減らすことに
選手が戦い方を変えたからだと思います。

最終ラインでのボールの回し方として
よくあるケースでCBがサイドに開きすぎて
味方のSBとウイングへのパスコースの角度が
極端に狭くなり相手のプレスにハマるということ
があります。
二人のCBでゲームをつくるときは
ペナルティエリアの幅でボールを
受けるのが一般的ですね。

もちろんバルサのトップチームのように
ピボーテが降りてきてDFラインでボールを
受けたりすると今度はCBはサイドいっぱいに
開くのですがそれらの話は長くなるので
とりあえず今回は以上で…。
ビザの更新や語学学校のテストの
準備で来期のチームを探すのに
完全に出遅れてしまいました。

今日は何とか6チームをハシゴし
履歴書を2チームに渡せました。
まだまだ効率的な動きができる
だろうし、責任者ともっと
踏み込んで話をすべきだったのに
履歴書を渡して気が緩んで
もう一歩が出なかったり
反省ばかりです。
なんかサラリーマンの新人研修で
新宿を飛び込み営業してたことを
思い出しました。
まさかあの頃から十年余り経って
同じようなことをスペイン語で
やることになるとは思いも
しませんでしたが。
当時はちょうど日本でW杯が
あった年で、日本代表が
トルコ代表と雨の中で
奮闘する中、僕も
テレビの試合に噛り付く中小企業の
オジサンを相手に名刺をもらうべく
スーツがずぶ濡れになりながら
走り回ったのを覚えています。
あの時の自分を裏切らないように
今を頑張りたいなと思います。

それとクラブの責任者と話していて
やはり、まず第一に語学力について
懸念を持たれました。

自分でも第一監督は未知数の仕事で
あり、ある程度やる自信はあっても
確信はありません。この部分の不安を
払拭するために力試しと勉強も兼ねて
この夏にスペイン語の検定試験を
受けようと思います。

まだまだ状況に動きはないものの
できることをコツコツやって行きます。



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コンフェデ杯の結果は
とても残念でしたね。
スペインの民放かつ21:00
というゴールデンタイムで
放送されるということで
僕としても日本に頑張って
欲しかったのですが。
悔しかったのはスペイン人の
解説者に
「日本は技術がそこそこあるが
試合状況に応じてどのような
解決方法をとるべきか
わかっていない」

と上から目線でいわれたことです。
その意見が正しい故に逆に
腹が立ちました。
僕もサッカー関係者の端くれとして
頑張ろうと改めて思いました。

さて試合内容について
日本は4-2-3-1でいくと
思われましたが
岡崎と本田がハーフウェイラインで
待ち構え、ライン全体を引いて守る
システムを採用していました。
ブラジルにプレースペースを
与えたくないという判断から
そのような守備戦術を選択したのだと
思われますが、アジア予選どころか
親善試合でも見たことのないシステム
でした。
下記図参照

photo:01



不慣れなシステムをいきなりぶっつけ本番で行いましたが、当然付け
焼き刃が通じるような相手では
ありません。
1点目の失点は確かにネイマールの
技術が素晴らしかったですが
その前にフレッジへの縦パスを出した
マルセーロに対して本田が十分なプレスをしていないこと、ネイマールの動きに誰もマークさえしてなかった
ことが問題でした。

この試合全体に言えることですが
自分たちが普段プレーしている
リーグレベルやアジア予選の
プレーレベルと違うとわかっていても
やはりその差は感覚でしかわかり
きれない部分があり、今回はその差が
顕著に出ました。
この試合では内田がネイマールをよく抑えていましたが、それも
普段のリーグ戦や練習の中で
培ってきたものがあるからです。
僕が納得いかなかったのは
試合開始早々に失点しているにも
かかわらず、相手GKや
センターバックにプレスをかけず
自陣に引きこもる守備を
続けていたことでした。

後半2点目を入れられてようやく
前田を投入しFWからしっかり
プレスをかける本来のシステムに
戻りましたが遅すぎたように
思います。
グラウンドのコンディションも悪く
お互いにパスミスが発生する状況で
ブラジルにプレスをかけていか
なかったのは戦術ミスだと
思いました。
日本がロンドンオリンピックでスペインを破ったように前から積極的に
プレスをした方がブラジルは
困ったのにと思います。

ザックは今回の大会で本戦に向けて
代表のモデルチェンジを余儀なく
されます。攻撃の組み立て以前に
守備戦術をしっかりこなし
かつ強く守れる選手が必要になってきます。
長谷部はきちんと戦術的な連動のある
守備ができていましたが、
問題は遠藤のサイドですね。
僕だったら細貝をアンカーにして
4-1-4-1というか4-3-3のような形にすれば、まだ強豪とも戦える気がします。下記図参照⬇

-----川島---ーー
ーーー吉田ーー今野---
内田ーー------長友
ーー---細貝-----
ーー長谷部---遠藤--
岡崎ー---ー---香川
-----本田ー---ー

試合状況によって
攻撃的にいくなら長谷部と清武を
入れ替える感じでしょうか。

今回は3連敗を覚悟しつつ
惨敗の中にも通用した部分を
見つけたり、本戦に向けた対策を
身を持って知る大会になると思います。

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コンフェデレーションカップで
日本代表がブラジル代表と対戦
します。対戦相手としては
本当に難しい試合ですが、僕が注目
してるポイントをご紹介します。
おそらく日本もブラジルも
フォーメーションは4-2-3-1です。
両チームが攻撃をする時に
フォーメーションの噛み合わせ上
数的優位を作れるのはボランチに
なります。(下記図参照)⬇

photo:01



つまり味方のボランチから攻撃を
作れるチームが勝ち、逆に相手の
ボランチを抑え損なうと負ける。
そういう展開です。もちろん
ネイマールの存在は脅威ですが
彼にボールを触らせるチャンスを
中盤でどれだけ抑えられるかが
勝負です。

正直、遠藤選手も長谷部選手も
味方のプレスに連動した守備は弱いと見ていて、大量失点の危険を
感じています。
ただブラジルも前回大勝したチームが
相手ということもありますし
大手ブックメーカーの掛け率を
みても日本の評価は低いので
ブラジル国民は勝って当然と
思ってますし、開催国の初戦として
ブラジル代表は意外に厳しい
プレッシャーがかかる気がします。

そういう意味でチャンスはないわけ
ではないと思います。

スペインでも土曜の21:00の
ゴールデンタイムで民放で
放映されるので、スペイン人に
日本サッカーが良い印象を
残すことを願って試合を見ようと
思います。
お久しぶりです。
いろいろたてこんでブログを
書けていませんでした。
現在は次のチームを探したり
ビザの更新をしたり、
自分のビジネスの整理をしていたりしてました。

先日、お仕事をしていて
馬の調教をされていた方と知り合う
機会がありとても興味深い話が聞けたので
それをご紹介したいと思います。

発端としては世間話ではあったのですが
調教とサッカー指導の共通点を見出すという
視点で僕は話を伺っていました。

まず話にあったのは馬の調教において
ニンジンを鼻面に当てて馬を走らせる
という漫画やアニメではおなじみの
「ニンジン作戦」というのは実は虚構だそうです。
調教においてニンジンなど与えることも
ないし、むしろニンジンを与えてしまうとそれが
調教の邪魔にさえなると。

調教といっても人間を乗せるというところから
始まっていろいろな指示を覚えさせるのですが
本質的には指示通りに馬が動いたときに
その指示を与えるというストレスから開放して
あげるという地道な作業の繰り返しになると。
優秀な調教師は短い時間でそれを
仕上げることができると


指示通りに動いたときに
ニンジンを与えているようでは
実際に指示を与えるときにも
ニンジンが必要になってしまうと。

さらにおもしろかったのは
どんなに高額でやりとりされるような
優秀な馬でもきちんとした指示を与えられる
人間がいないと調子を崩して
その優秀さが翳ってしまうことがあると。
どんなに優秀なサッカー選手でも
きちんとしたオーガナイズがされていない
環境にさらされてしまうとその
パフォーマンスがどんどん落ちてしまう
例を思い出しながら聞いていました。

千里の馬は常にはあれども
伯楽は常にはあらず。

優秀な馬は常にいるものだけど
それを調教できる人間は常にいる
わけではない。

という言葉を思い出しました。
サッカーの指導者にも通じる話で
とても興味深かったです。
メルマガ読者の方へ

配信の遅延および突然の廃刊
たいへん申し訳ありません。

状況を説明すると私自身の手落ちのために
配信が遅れ管理会社にメルマガを
打ち切りにされたという状況です。

復刊はシステムの仕様上不可能ということです。
新たにもう一度立ち上げなおして配信することも考えましたが
自分の今の状況から今後も十分な時間が確保できず
メルマガの内容の質も維持できないと
判断しました。

約一年間メルマガをしていて
思っていたことですが、メルマガの性質上
インターネット上に拡散しにくいため
好きなことを書くことができましたが
逆にいうとブログにはあった拡散することで
逆に新たな情報を収集できるということが難しい
ということも身にしみてわかりました。

今後はブログを通じて情報発信していきます。
このような形でメルマガを終えてしまうのは
本当に申し訳なく思いますが
なにとぞご了承のほどよろしくお願いします。