バルセロナでたたかうサッカー監督のブログ

安定したリーマン生活を捨て、サッカーコーチの武者修行としてバルセロナへ。
現在、スペイン3部バダロナというクラブのInfantil(U14)Dチームで監督をしつつ、スペインの監督資格レベル3(日本のS級)を受講中。


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男子日本代表の四強進出
おめでとうございます。
高い位置でボールを奪っての
ショートカウンターが決まった
という試合でした。

試合分析は今回は置いておいて
今回は試合の主審の判断について
書きたいなと。

というのも
知り合いとも大激論になったのだけど
GKがいる状態で後ろから
DFがひっかけただけで
エジプトの選手が退場というのは
厳し過ぎると思ったからです。
正直スペイン戦でのCBが
永井選手を倒したプレーについても
厳しすぎる印象を持っていました。

相手選手の退場により日本は
かなり楽になったけど
ゲーム全体で見ると試合は
あれで勝敗が決まったも同然で
試合としての緊張感はだいぶなくなって
しまったので。

僕が東京都の3級審判講習会できいたのは
「決定的な得点の機会とはその場面を
 阻止しなければほぼ確実に得点が入る
 という場面という解釈。
 無人のゴールにボールを入れるぐらい
 決定的な場面でなければ適用すべきではない。
 なぜならこの懲罰は選手を一人減らし
 相手にPKを与え、次の試合の出場機会も
 奪うというあまりにも重い罰なので
 慎重に運用すべきだ」

との話でした。
しかし、今回の主審は対スペイン戦も
そうですが、GKが一枚残っている状況で
あっても適用していました。
もちろん決定的か決定的でないかは
主審の裁量なので、なんともいえませんが
日本がGKとの一対一で何度も
ゴールを外した事実からみても
けっして「ほぼ確実に得点する場面」
という定義にあてはまらないだろうと。

FIFAも簡単に試合を壊すような
ルール解釈を問題と思っているようです。↓
http://www.sidelinesoccer.com/fifa-proposes-yellow-for-denying-goal-scoring-opportunity

要するに
「決定的な得点の機会の阻止」に対しては
警告処分だけにしてはどうかという議論ですね。
ただこれには僕は反対で
汚いプレーで決定的な得点を
阻止されたあげくPKを外して
相手はイエローカードだけで
済むという可能性は公平性に欠けるなと。
東京都の講習会でいわれたように
本当にそれを阻止しなければ
無人のゴールにボールを入れるだけの
状況になるというケースだけに
適用すべきではないかなと思っています。

いずれにせよ今回の判断を是とするのか
非とするのかは、準決勝の試合の
割り当てて決まるのでこれも興味深く
見ていきたいです。
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災害に苦しむ日本の人々に対して少しでも元気をあげたい。
そのような目的で喪章をつけて試合をしたり
いろいろな手段を使って
応援メッセージを送ってくれるサッカー選手が
たくさん現れました。

それに対して批判的な意見もあります。
被災している人々は命との戦いで
サッカーを見るどころではないから
彼らがやっていることは偽善に過ぎないとか。

確かにそういう意見は一部正しいと思います。
僕も家族の安否がわからず不安だったときには
インテルの試合をまともに見れませんでした。
少しでも気分を紛らわそうと思って見てたのですが
親のことが気になっていしまい
冷静に試合を見ることができませんでした。
インテルの選手らが喪章をつけて
プレーしてくれること自体はもちろん嬉しかったのですが。
僕のように彼らの気持ちを理解できても、うまく
受け取れない人々は多いと思います。

ただ親の安否について確認がとれて
ある程度、気分が落ち着いた後は
欧州でプレーする日本人プロサッカー選手から
僕自身、いい刺激をもらうことができています。
つまりサッカーは万能ではないけれども
全く無駄なわけでもないと。

翻って僕はわかりやすいものを人々に
贈ることはできません。ただ僕としては
村上龍の「最後の家族」の一節のように
自分が自立することでしか
他人を救うことができないと割りきって
日々がんばっていきます。
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久しぶりの更新です。

メッシがバロンドールを受賞したり
(10人の最終選考に4人もバルサの選手
 《元バルサも含めると5人》がいることにさらに驚きでしたが)
W杯の組み合わせが決まったり
ポチェッティーノ監督の去就が怪しくなったり
いろいろ世の中は動いているようです。

かくいう僕も風邪(インフルエンザではないと思われる)に臥せりつつも
なんとか追試なしで、コーチングスクールの課題をクリアできています。

とある方のブログで紹介があり、久しぶりにデジタル版で
サッカークリニックを買いました。

Soccer clinic (サッカークリニック) 2010年 01月号 [雑誌]/著者不明
¥800
Fujisan.co.jp
巻頭の柏レイソルユースU-15監督の吉田達磨さん
のインタビューが印象に残りました。
試合の事象を点でとらえるのではなく
点と点を結んだ線やさらに3点を結んだ面でとらえる
発想が必要という話ですね。
つまり問題の原因が線や面で存在しているのに
ある一点だけにフォーカスしてトレーニングしても
問題は解決しないと。
過去に僕もそういう失敗の経験があったので妙に腹に落ちました。
もちろん線や面でとらえることが大事といっても
いきなり多くの点を求めすぎて練習が消化不良になったり
おさえる点自体を誤ってしまっては何の意味もなくなるので
難しいところではあるのですが・・。
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日本のサッカー関係者の方々と話をしていて
よく思うことなのですが、「戦術」のとらえ方が
日本とスペインで違うと感じます。

戦術という定義も人によって変わる場合もあるので
簡単に整理すると

  (1)個々の具体的な戦闘における戦闘力の使用法。
    普通、長期・広範の展望をもつ戦略の下位に属する。
  (2)一定の目的を達成するためにとられる手段・方法。

                提供元:「大辞林 第二版」

とのこと。とりあえず今回は
「ゴールを達成するためにとられる手段と方法」
と定義づけときます。

それをふまえて日本でありがちな意見として

過度に戦術(約束ごと)を徹底すると選手の自由な発想や
判断力を育てることができない。だから育成年代から戦術を
徹底すぎるのはよくないというものがあります。

例えば典型例でいうとサイドバックの子に

「お前はヘタクソだからボールがきたら何も考えないで
 相手のコーナーフラッグめがけて蹴っとけ!」

という場合。あるいは

FWが「クサビのパス」を受けた場合に必ずMFに落とす約束に
縛られすぎて前を向ける状態にもかかわらず、
バックパスをしてしまう場合。

ここの話の落とし穴は戦術の徹底は判断力の軽視につながる
という誤った解釈。つまり戦術という言葉にある「約束ごと」の部分
が強調されすぎて、戦術が個々の選手の判断に基づいて
行われる前提が損なわれています。
上記の例は戦術が悪いのではなく、戦術運用の方法が悪いというべきです。

もちろん攻守においてどんな状況であっても100%遂行すべき
約束ごとはありますが、状況次第で選ぶべき戦術が変化する
場合もあります。

例えば相手選手がたくさんいるスペースでプレーするよりも
サイドを変えて、相手選手の少ないスペースでプレー
した方が状況を打開する確率が高まりますが(サイドチェンジの戦術)
もしその状況でもフェイントで突破してしまえたのであれば
別にサイドチェンジをしなかったことを怒る必要はないわけで。

だからといってスペイン同様、日本でも8歳から戦術練習を徹底しろ
という話ではありません。一般的に日本よりもスペインの子供たちは
早くボールになじんでいるので、日本ほど技術練習に時間が
必要ないこと、また規律を守る習慣が日本よりもないので、
戦術を通してそれを叩き込む必要があること。
そういうことが影響しているようにも思います。

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小宮良之さんの玉乃淳選手へのインタビュー記事を
読んでて改めてフィジカルって何だろう?って思いました。↓

http://sportiva.shueisha.co.jp/dropout/clm/vol07/01.html

スペインのコーチングスクール(レベル1)でももちろん
フィジカルトレーニングの基礎について学びます。
例えば筋肉のパワーとスピード、心肺機能の
類型、例えば有酸素運動から無酸素運動にいたるまでの
心肺機能の負荷に応じたトレーニング例を学びます。

しかし、サッカーに必要な身体能力というのは具体的に
どういうものがあって、どこをどのように鍛えればよいのか?
という部分についてはレベル1では触れられていません。
僕自身、小学生の指導をずっと長くやってきて、フィジカルの
トレーニングよりも技術や戦術の習得を優先させていて
まじめにそのトレーニングについて学んでこなかった
ということもあります。

玉乃選手が

「イニエスタは細く見えてフィジカルは滅茶苦茶強いらしいんです。」

という場合の「フィジカル」とは何なんだろうと。

僕がひとつ参考となったのは下の本

ワールドクラスになるためのサッカートレーニング/高岡 英夫
¥1,680

トップクラスの選手と一般的な日本人選手では
使っている筋肉の部位が違うということ。
体幹の筋肉とバランス感覚の重要性を学ぶ
きっかけとなった本です。

例えば一対一の姿勢について
僕が高校生だったときはつま先に重心をかけて
姿勢を低くするのが良い姿勢と教えられましたが
それは今にしてみれば誤った姿勢で体の移動が
実際はスムーズにいっていない。無理な姿勢をつくるもの
だから筋肉の故障を起こしたりして、逆に爪先に体重を
のせれれなくなったときがありました。しかし、むしろ
その方が体が素早く動けているように感じて
怪我しているのに素早く動けるのは何か変だなと。
後にその疑問に明確に答えてくれるものでした。
(できたら選手時代に知りたかったかも)

また古武術の体の使い方、例えば宮本武蔵の
五輪の書↓の「水の巻」の「一 足づかいの事」という記述に

五輪書 (岩波文庫)/宮本 武蔵
¥525
Amazon.co.jp

「足のはこびやうの事は、爪先を少しうけて(浮かして)
踵((かかと)を強くふむべし、足の使ひやう時によりて
大小遅速はありとも常にあゆむが如し」

とあって、参考になったりしてます。

他にもボールを持っているときに
間合いに入られないように相手を腕でブロックするのですが
そのときの腕の筋肉痛は、腕立て伏せしたときと同じ部位
だったので、やっぱりサッカー選手として腕立て伏せするのは
正しいのかなと思えたり。
基本的に選手としての経験に基づいて、納得する部分があって
本当はきちんとした数値化とか科学的な証明があればいいので
しょうけどまだまだそういうところが弱いなぁと思っています。

他にサッカーにおける身体能力でおもしろい情報があったら
いつでも待っています。




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