台風の過ぎ去った空に思う
過去最大級と言われた、台風19号が過ぎ去って・・・。関東地方への被害の大きさが予想されていたために、心配して、わざわざメッセージを下さった方々がいて・・・。とてもとても嬉しかったのでした。そして、自分も誰かのために心を配れる人でありたいと、改めて感じました。数日前から、「どうか被害が最小限に食い止められますように」と、ずっと祈っていました。幸いにも、私の住んでいる地域は、雨も風もそれほどひどくならず、少し拍子抜けするくらい、緩やかな台風の通過となりました。でも、河川の氾濫や下水道の冠水、土砂崩れなどで、大変な被害を受けた方々を思うと、自分のところが被害が少なくてよかったと、喜ぶ気持ちにもなれず、思いは複雑です・・・。東日本大震災が起きたとき。私は自分の無力さが本当に悲しくて、しばらく落ち込んでいたことを思い出しました。そして、今こうして自分の歌を歌い始めた、その最初のキッカケは、あの時の無力感だったことも、思い出すのです。自分の内側から生まれた歌は、自分を癒す。そして、もしかしたら、他の誰かをも癒せるのかもしれない。そうだったらいいな。そうありたいな・・・ってね。おこがましい?そうかもしれない。それでも。ちょっとづつでも。前に進もう。台風の過ぎ去った空に、美しい秋の夕焼け。