最近・・・
「自分が何をやりたいのかわからない」
「心から打ち込めるものが欲しいのに、それが見つからない」
ということで悩んでいる人が、少なからずいるということを知り・・・。
そういえば、私もかつてはそうだったなと、ちょっと懐かしく思い出しました。
私の場合、一番やりたかった音楽を封印して、それは無いものと無視して、心の奥深くに押し込めていた。
その上で、やりたいことを探していたのだから、なおさら見つからないわけです。。。
好きなことが見つからない人に、一つだけ言いたいのは・・・
とりあえず、思いついたことを何でもいいからやってみなよ、ってこと。
それが自分に向いているかどうかって、結局のところ、やってみなければわからない。
いくら頭で考えても、判断なんて出来ない。
別に、試してみてダメだったとしたって、いいじゃない?
それは「向いてなかった」とわかっただけでも、前進だもの。
考えている時間が勿体無い。
人生って、長いようで案外、あっという間だから。
それに・・・
行動しなければ出会いは起こらない。
向いていようがいまいが、行動することで、新しい出会いが生まれる。
そうしたら、それが自然と、自分の好きなことにつながって行く。
何かを始める時に、三日坊主だっていい。
やるからには続けなくちゃゃなんて、思わなくていい。
だって、三日続かないってことは、そんなに好きじゃないってことだもの。
本当に好きなことって、続けるとか続けないとか考える以前に、ただやりたくて仕方なくて、どうしようもなくのめり込んでいくものだもの。
私は、歌を始めたとき、それが自分に向いているかなんて、考えていなかった。
だけどやってみたら、自分はそれがどうしようもなく好きなんだということを発見したんだ・・・。
時々、歌を歌ってますって言うと、
「私も歌が上手かったら、人前で歌ってみたかったわ・・・」って言われることがあるけれど、なるほど、そういう考え方もあるんだなって、ちょっとびっくりする。
なぜなら、自分は歌が上手いからシンガーになりたいと思ったわけじゃなかったし、自分の歌が上手いなんてとても思えなかった。
時々、生まれ持って、本当〜にいい声を持った人に出会うと、死ぬほど羨ましいと思う。
そういうのを「持って生まれた才能」って呼ぶんだなって。
もともとの骨格や声帯に恵まれている人の声って、ボイストレーニングなんかしなくたって、美しいのだもの。
そういうものがない自分は、そもそも歌を歌う資格がないんじゃないかって、どれだけ悩んで来ただろう・・・。
でも結局、好きなことってやめようと思ってもやめられないんだ。
下手だと思うから、何とか上手くなりたくて努力する。
昨日より今日、今日より明日って、ちょっとつづでも、成長していけたら、それは嬉しいことだから。
だけど、もしかしたらそんな自分だって、ある日突然、「歌はもういいや」って思う日が来るかもしれない。
今は考えられないけれど、でもそういう日が来る可能性だって、ないわけじゃない。
そしてね、それはそれでいいんだって思うのです。
だって、人って変化するのがデフォルトだもの。
どんな風に変化しようと、それはぜんぶ「成長」なんだと思う。
だから・・・
いまやりたいことが見つからない人は、
「頑張って一生それに賭けられるようなものを探そう」なんて思わなくていい。
その時その時の、自分の心の声を大切にしていったら、それでいいんじゃないかな。
何も興味が湧かないなら、いまはそのタイミングじゃないってだけ。
でもちょっと、興味が湧くことに出会ったら、やってみればいい。
気軽にちょっと、試してみたらいい。
いつかその道は、きっと、大切な出会いにつながるから。