皆さま、おはようございます!
釜石線・宮守駅の訪問記の続きです。
平成26年11月に撮影した宮守駅。
前回分もぜひチェックくださいね。
【まったり駅探訪】釜石線・宮守駅に行ってきました。(平成26年11月30日)
昭和18年の釜石線改軌に合わせて新築された木造駅舎でしたが、
駅舎の老朽化と宮守駅の無人駅化によって、
平成27年4月に建て替えされることがJRのプレスで発表。
平成27年3月に建設中の駅舎を列車の車内から見ましたけど、
その後、宮守駅に訪れることが出来なかったのですよね。
平成27年3月に見た、足場が組まれた状態の宮守駅でした。
あれから2年が経過。
ついに宮守駅に訪れることが出来たのですよ!
新しくなった駅舎はというと…
わぉ、超近代的!
中は、無人駅化後に造られた駅舎のために出札窓口はなく、
待合室スペースと倉庫があるだけです。
駅舎と共に、別棟で最新式のトイレが設けられました。
ヒーターが効いててすごく快適なトイレでしたよ。宮守駅の株爆上げ!
木造駅舎時代に訪れた時は、駅舎が閉鎖されていたために
自転車置き場から裏側に回らないとホームに入れませんでしたけど、
新駅舎は、ホーム入口の通路の正面に設けられたために、
待合室に入らなくてもホームに進入出来るようになりました。
駅舎を抜けると、木造駅舎時代と変わらない通路が見えてきましたよ。
昭和臭が漂う注意喚起の看板も現役です。
平成27年築の駅舎と昭和18年築の通路の、このギャップが堪りませんわ。
ホームから見た眺めも、
見下ろすことが出来た駅舎の姿以外、何も変わってませんでしたよ。
宮守駅はホームには古い待合室があり、素敵な雰囲気なんすよね。
なお、宮守駅は無人駅ですけど、
深夜~早朝の列車が発着しない時間帯は防犯にために
駅舎は施錠されてるみたいです。
駅寝は出来ませんのでくれぐれもご注意のほど。
こうして宮守駅の、新駅舎のチェックを終了。
駅舎は最新仕様ですが、それ以外は昔のままの風情ある駅でした。
さて、宮守駅と言えば、もうひとつ忘れちゃいけないスポットがありますの。
今や、遠野市の観光名所にもなっためがね橋(宮守川橋梁)が
宮守駅から徒歩10分の場所にありまして、
夜間はライトアップもされているのでした。
宮守駅で下車したのであれば、ここは絶対に外せませんぜ!
国道283号線(釜石街道)を南下すると道の駅みやもりが見えてきます。
ここのすぐそばに宮守川橋梁がありました。
橋梁付近には駐車場はありませんので、
クルマでお越しの際は、買い物ついでに道の駅に車を停めるのが吉でしょう。
宮守川橋梁の、どアップです。
列車の車窓から見るこの付近の景色も素敵ですけど、
この迫力は車窓からはわからないかも。
宮守川橋梁は大正4年に、
釜石線の前身である岩手軽便鉄道の手によって竣工した鉄道橋でしたが、
昭和18年に改軌する際に、新たな橋がすぐそばに設けられたのです。
軽便鉄道時代の橋梁はその後に撤去されてしまいましたが、
当時の橋脚が今でも残っているのですよ、しかも3本も!
中央にそびえ立つ黒い塔が軽便鉄道時代の宮守川橋梁の橋脚でした。
他の2本はこの長さです。
それにしても、74年前から使われなくなった橋脚が今でも残っているとは…
キセキですよ、キセキ!
橋脚だけではありません。
線路が剥がされた橋台も、軽便鉄道時代のままの姿で残されてました。
「銀河鉄道の夜」のモデルにもなった岩手軽便鉄道。
作者の宮沢賢治も、軽便鉄道だった時代にここを列車で通ったはずです。
宮守川橋梁の当時の姿を想像するの、なんかファンタジーだなぁ。
そして夜、宮守川橋梁は更に幻想的な姿に変るのでした。
興奮で鼻血でた。
こんな橋梁の姿まで楽しめちゃう宮守駅です。
深夜のドライブにはここ、絶対におススメですよ。
釜石線のことをいろいろと調べてるうちに、
多くの区間で、前身の岩手軽便鉄道の時代と現在の釜石線とでは、
線路が移設されていることがわかりました。
今年こそは、軽便鉄道時代の廃線跡巡りを楽しもっと!
↑(花巻駅方面)
宮守駅(平成26年11月30日) ・新駅舎(平成29年3月14日)
↓(釜石駅方面)
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