皆さま、おはようございます!
先週末に釜石線の駅巡りを楽しんできましたが、
釜石線・柏木平(かしわぎだいら)駅です!
鉄道撮影地で有名な宮守川橋梁(めがね橋)からも近い、
遠野市宮守町東部にある無人駅でした。
岩手軽便鉄道の駅として大正2年に開業した駅ですが、
とっても興味深い歴史を持つ駅なのです。
といいますのも、昭和18年から
ナローゲージ(762ミリ)で敷説された軽便線を
狭軌(1,067ミリ)に改める作業に入ったのですが、
花巻駅から柏木平駅まで改軌したところで戦中の物資不足で作業が中断、
昭和24年に作業が再開されるまでの6年間は、
狭軌区間とナロー区間との乗換駅だったのですよ。
ネットを見ると、
「かつてのホーム跡や給水塔跡が残っている」
とも書かれているし、訪れてみたい駅だったんですよね。
現在は単式ホーム1本だけの柏木平駅ですが、
草むらの中には間違いなく廃止されたホームが残ってましたよ。
給水塔は駅舎のちょうど真ん前、
廃ホームの裏側にあったようですけど、
雑草の生え方が酷く、その様子を確認することは出来ませんでした。
給水塔に延びる側線は鱒沢駅側から分岐して延びていたようですが、
撤去済みのその側線も確認出来ず。
雑草、手強すぎるぞ。
その代わりと言っちゃなんですけど、
こちらも国鉄時代には既に線路が撤去されてたみたいですね。
雑草がキレイに刈られていていい雰囲気です。
どんぐり! ちょい可愛すぎやません?
山間の中にある柏木平駅にはぴったりなのかもしれませんね。
お次は柏木平駅の駅舎を覗いてみようと思いましたが…
ん?
駅舎の中に鳥がいるのか?
蕪島で有名なうみねこ爆弾とか、その類かしら?
注意しながらそっと駅舎の扉を開けてみました。
ビビりましたよ。そんなお顔で「おかえり」と言われても…
壁面にはSLの写真も飾られてました。
「SL銀河」のものではなく、過去のSL列車みたい。
そんな柏木平駅が自分は大好きです!
辺りに民家が無い上有住駅を除いては、
柏木平駅は釜石線内で一番乗降客数の少ない駅らしい。
かつて、多くの乗客がここで列車を乗り換えていた、
そんな風景を頭に思い浮かべながら、
給水塔跡をまだ見てませんしね。
↑(花巻駅方面)
宮守駅(平成26年11月30日) ・新駅舎(平成29年3月14日)
柏木平駅(平成26年11月30日)
↓(釜石駅方面)
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