1月7日(日)からNHKで放送される大河ドラマ「光る君へ」です。

ラベルダウンロード

 

10世紀後半、京で生まれた一人の女の子。
まひろ(吉高由里子)と名付けられる。
父・藤原為時(ふじわらのためとき、岸谷五朗)は漢学や和歌に秀でた文人の家系だが、下級貴族である一家の暮らしぶりは豊かではなかった。
まひろの文学の素質は幼い頃から際立ったものがあり、弟への講義を横で聞くだけで、漢学も和歌も覚えてしまうほどだった。
学問はまひろにとって、心の中の豊かな世界観の礎となる。
少女のまひろが出会った運命のひと。
それがのちの最高権力者となる藤原道長(ふじわらのみちなが、柄本佑)である。
まひろと道長はやがてお互いに惹かれていく。
しかし両家の家格の違いと、まひろの母の死にまつわる秘密が、二人の関係に影を落とす。
その後、父の受領(ずりょう)としての赴任先・越前に同行したまひろ。
一方で、道長はライバルを蹴落とし、権力の階段を急速に上り始めていた。
まひろは思いを断ち切って、京に戻り藤原宣孝(ふじわらののぶたか、佐々木蔵之介)との結婚を決める。
宣孝とは父ほども年が離れており、娘を授かったものの、わずか一年で夫が急逝。
まひろはシングルマザーとなる。
道長は、天皇に娘を入内(じゅだい)させ、いずれは天皇の祖父=外戚(がいせき)となることをもくろんでいた。
天皇、道長たち貴族、そして后(きさき)や姫たちの複雑な人間関係を聞き知ったまひろ。
子育てのかたわら、一編の物語を書きはじめる。
主人公は皇子でありながら、臣下となった光る君。
その呼び名のとおり光り輝くように美しい男性だ。「源氏物語」の評判はまたたく間に広がり、まひろは、道長から、娘に后としての教養を授ける女房として宮中に上がるよう、強く誘われる。
一人娘の養育のために、宮中に上がることを決意するまひろ。
宮仕えのかたわらで、道長のバックアップを得て、乞われるままに源氏物語を書き進む。
書き上げる端から周囲が奪い合うほどの人気ぶりで、女性たちはもちろん、天皇までもが源氏物語に魅せられる。
物語の登場人物「紫の上」にちなんで、まひろに「紫」の呼び名が冠されるほどだった。

(NHK HPより)

 

紫式部の本名は不明。姓は藤原とわかっているが、名は不明。
このドラマでは「まひろ」となっている。
誕生および死亡の年も不明である。
天禄元年(970年)から天元元年(978年)の間に生まれたことはほほ確かなようである。長徳4年(998年)頃に藤原宣孝と結婚して1女を設ける。
長保3年4月(1001年5月)に宣孝と死別したことは記録から確認されている。
その後道長の長女などに寛弘8年(1012年)頃まで奉仕していたことは確認されている。
そして少なくとも寛仁3年(1019年)までは存命したようだ。
死亡年も万寿2年(1025年)以後の没とする説まで多数の説が存在する。
このあたりは今回のドラマでどのように設定されているのか興味がある。
40年~50年の間生存していており、その間に「源氏物語」54帖(巻)を書き上げる。400字詰め原稿用紙で約2,400枚という大長編物語。ただし、全巻は残っていないし、また紫式部直筆の文書も残っていないため、紫式部の筆跡の真贋の判定ができない。

「光る君へ」の時代を考察する(第二十八回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十七回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十六回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十五回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十四回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十三回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十二回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十一回)

「光る君へ」の時代を考察する(第二十回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十九回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十八回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十七回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十六回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十五回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十四回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十三回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十二回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十一回)

「光る君へ」の時代を考察する(第十回)

「光る君へ」の時代を考察する(第九回)

「光る君へ」の時代を考察する(第八回)

「光る君へ」の時代を考察する(第七回)

「光る君へ」の時代を考察する(第六回)

「光る君へ」の時代を考察する(第5話)

「光る君へ」の時代を考察する