【夕顔287-3】古文単語「はや」
さあ、来週から10月ですよ!
古文単語は、700程度覚えればOK☆
このブログで、毎日1語ずつ覚えていきましょう♪
源氏物語イラスト訳 重要古語
【古文単語の覚え方】
1.現代語から想像して覚える
2.漢字のイメージで覚える
3.ゴロを利用して丸覚えする
の3つのどれかで覚えます。
今回は、【現代語】からイメージしましょ♪
【今回の源氏物語】
いとたいだいしきこととは思へど、
「さ思されむは、いかがせむ。はや、おはしまして、夜更けぬ先に帰らせおはしませ」
と申せば、
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今回出てきた古文単語
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■【いと】…たいそう
■【たいだいしき】…シク活用形容詞「たいだいし」連体形
※【たいだいし】…もってのほかだ。不都合だ
■【と】…引用の格助詞
■【は】…強意の係助詞
■【思へ】…ハ行四段動詞「思ふ」已然形
■【ど】…逆接確定条件の接続助詞
■【さ】…そう
■【思さる】…お思いになる
※【思(おぼ)す】…「思ふ」の尊敬(惟光⇒光源氏)
※【れ】…尊敬の助動詞「る」未然形
■【むは】…~としたならば
※【む】…仮定の助動詞「む」連体形
※【は】…提示の係助詞
■【いかがせむ】…どうしようか、どうしようもない
※【いかが】…どのように
※【せ】…サ変動詞「す」未然形
※【む】…推量の助動詞「む」連体形
■【はや】…早く
■【おはしまし】…サ行四段動詞「おはします」連用形
※【おはします】…「行く」の尊敬(惟光⇒光源氏)
■【て】…単純接続の接続助詞
■【更(ふ)け】…カ行下二段動詞「更く」未然形
■【ぬ】…打消の助動詞「ず」連体形
■【先(さき)】…前
■【に】…時間の格助詞
■【帰ら】…ラ行四段動詞「帰る」未然形
■【せおはしませ】…~あそばす(最高敬語)
※【せ】…尊敬の助動詞「す」連用形
※【おはします】…尊敬の補助動詞(惟光⇒光源氏)
■【と】…引用の格助詞
■【申せ】…サ行四段動詞「申す」已然形
※【申(まう)す】…「言ふ」の謙譲(作者⇒光源氏)
■【ば】…順接確定条件の接続助詞
◇ 今回は「せ」にも注意しましょ♪
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☆ 本日の古文単語「はや」 ☆
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いとたいだいしきこととは思へど、
「さ思されむは、いかがせむ。はや、おはしまして、夜更けぬ先に帰らせおはしませ」
と申せば、
問)傍線部の意味として最も適当なものを、次の中から一つ選べ。
1.早く
2.実は
3.すでに
4.まったく
5.いつか
私大の一般入試では、
このような古文単語の一問一答問題も
よく出るんですよ!
(ノ゚ο゚)ノ
【はや(早)】
【副詞】
①すみやかに。一刻も早く
②早くも。もう。すでに
③〔下に詠嘆の助動詞「けり」を伴って〕もともと。元来。実は
※Weblio古語辞典より
「はや(早)」という漢字を想定できれば、
かなり選択肢を絞れるのですが、
ハイレベルの大学になるほど、
古語の丸覚えだけでは済まず、
文脈判断を要する意味の識別をしなくちゃなりません;
(((゜д゜;)))
1.早く(○)
2.実は(○)
3.すでに(○)
4.まったく(×)
5.いつか(×)
123の選択肢から、文脈判断していきましょう!
…てか、
明らか基本「早」の意味ですよね!
(灬ºωº灬)
【解答】…1
いとたいだいしきこととは思へど、
「さ思されむは、いかがせむ。はや、おはしまして、夜更けぬ先に帰らせおはしませ」
と申せば、
● 過去記事リンク
■いと
■いかが
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