【桐壺237-③】古文単語~「いと」☆
こんばんはあいです。
台風も通り過ぎましたね♪
このお盆が勝負です!!
がんばって参りましょ(*^_^*)ノノ
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■【御仲(おんなか)】…お家どうしの間柄
■【いと…(打消)】…それほど~ない
■【ね】…打消の助動詞「ず」の已然形
■【え~(打消)】…とても~できない(不可能)
※【え~(未然形)+で】…とても~できないで
■【見過ぐす(みすぐす)】…見過ごす、そのまま放っておく
■【かしづく】…大切に世話する、大事に養育する
■【四の君(しのきみ)】…四番目の姫君
■【あはす】…めあわす、夫婦にする
■【たまへり】…~ていらっしゃる、~なさった
※【り】…完了の助動詞「り」の終止形
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今日は、この中から「いと」についてお話します☆
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「いと」?
いちばんカンタンじゃん!
(-c_,-。)
ていうか、ここ最近、ど~でもいい単語が多いよね;;
…ま、まあ、そう言わずにつき合ってくださいませ♪
(^▽^;)
【いと】は、皆さんもご存じのとおり、
「たいそう、とても」など、程度のはなはだしい意に用います。
英語の「very」と同じですよね♪
実は、この副詞、本当に英語の「very」と同じように働くんです。
たとえば、
I am not very hungry.
この場合、
「私は、とても おなかがすいていない」
とするのは、ちょっと不自然ですよね~;
(;゚;∀;゚;)
我、いと 飢ゑたら ず。
訳)私は、それほど お腹がすいていない。
ほらっ!
英文と古文、けっこう単語の使われ方が似ていますよね♪
(o^-')b
なんで、古文の説明なのに、英語が出てくるのぉ?
(°Д°;≡°Д°;)
英語が苦手なあなたなら、そう思うのも当然ですが…^^;
実は、私が高校時代…
英語の仮定法が出てきたとき、
なんで、「will」じゃなくて、「would」になるのぉ?
(°Д°;≡°Д°;)
ていうか、未来形の過去形って、ナニ?
(`・д´・ ;)
なんていう思考停止状態に陥ってました^^;
暗記すればいい、と言われても、
なんか納得できないと、理解できないですよね~><
そんな時、古文で、「反実仮想」というのをやりました。
事実に反して、仮に想定する☆
まさに、英語の「仮定法」ですよねー!
w川・o・川w
そして、古文の反実仮想の構文として出てきた、
「~せば…まし」
「せ」とは、過去の助動詞「き」の未然形です!
(-_\)(/_-)三( ゚Д゚)
現代では、仮定のかたちとして、
「~なかったら、…だろうに」など、
きちんと訳出することは少ないですが、
なんか、古文と現代、として、英文とが、
スッとつながって見えた瞬間でした!
今から思えば、「当たり前やん!」と思うことですが、
受験生には、往々にして、
「納得のできないことには思考回路がプツンと切れる」
という現象が起こります^^;
そんなとき、
英語でもいい、数学でもいい、ゲームでもいいから、
何らかのつながりから、活路を見出してほしいと思います♪
(σ・∀・)σ
☆その他の重要古語☆
■「右大臣」についてはこちら→
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【古文】
右大臣の、御仲はいと好からねど、え見過ぐしたまはで、かしづきたまふ四の君にあはせたまへり。
今回の古文、一語一語、現代語訳できますか?
難しいようなら、イラスト訳や上の重要語句を復習してね♪
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あいでした