帝が主語の場合の「思さる」について☆
こんにちはあいです。
今日は追加で「思さる」を解釈しますね♪
【思さる(おぼさる)】
①(「る」が自発の場合)
…自然とお思いになる
②(「る」が尊敬の場合)
…お思いあそばす、お思いになられる
帝が主語だから、最高敬語☆
…と思いきや、実は、①の意が基本なので、平安時代の古文では、大半が①(「る」が自発)になるんですよね
(今回の古文)
「あげ劣りやと疑はしく思されつるを」
帝は、光源氏の元服に際して、髪上げをすれば、以前のかわいらしい様子が見劣りするのではないかと危惧している場面です。
よって、
髪上げをすれば見劣りするのではないかと心配に
①お思いなさらずにはいられないが、
②お思いあそばすが、
どっちゃでも、イケそうですよね~;
(;゚;∀;゚;)
特に、帝が主語なので、②の意にとりたいところなんですけど、
今回は、平安時代の「源氏物語」の一節ですので、
基本に忠実に、①の意でとらえますねっ♪
②の意でとらえても、×にはなりませんよ!
(o^-')b
あいでした